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運命と雨
俺は赤石トオル、高校2年生だ。
今日はあいにくの雨で気分が上がらず、学校に行かずゲームしたい、そう思いつつテレビを付けた。
画面に流れていたのはニュース番組、
「朝からニュースなんて見たくねぇな」
そう思いチャンネルを変えようとした瞬間、俺の超ドタイプなアイドルが写ったのだ。
「なんや、この人……」
それは一目惚れだった。しかも年齢が同じで苗字が同じだ。
「これは運命やな!」
そんな気持ち悪い妄想をしながらその子を見るためにニュース番組を見続けた。
だが俺は知らなかった。
これが俺の運命を変えることになることを__