✒ 新年!あけおめ 2
──*──*──*── 1階・居間
1階の居間では、セロが読書をしている。
マオ
「 セロ…… 」
セロフィート
「 マオ,霄囹さん──。
振り袖姿、似合います 」
セロは読んでいた本を閉じると、優しい笑顔を向けてくれる。
セノコンとマオキノの言う通り、セロが怒っている感じはしない。
何時もと変わらない優しい笑顔と優しくて穏やかな柔和な声色。
多分、セロは怒ってないと思う!
マオ
「{ ──シュンシュン、此処はセロの御機嫌を取りに行こう!
怒ってないとは思うけど、念の為にな! }」
霄囹
「{ 分かったよ… }」
マオ
「 セロ──、何で着物なんだ? 」
セロフィート
「 座ってください。
セノコンとマオキノが作ってくれたおせち料理です。
いただきましょう 」
マオキノ
「 マオ様,霄囹ちゃま、椅子を引きますエリ 」
何時の間に1階へ下りて来たのか──、シュンシュンとオレが座り易い様にって、マオキノとセノコンが椅子を引いてくれる。
シュンシュンとオレが椅子に座るとマオキノが2人分の温かいお茶を淹れてくれる。
セノコンが2人分の小皿の上にバランス良くおせちを装ってくれて、マオキノが2人分の蓋付き椀を出してくれる。
上蓋を取ると、良い香りのする吸い物が入っている。
吸い物は出来立てなのか温かい。
セロフィート
「 明けましておめでとう御座います。
マオ,霄囹さん 」
マオ
「 あっ!!
──セロ、明けましておめでとう御座います! 」
霄囹
「 セロフィート、明けましておめでとう御座います…… 」
セロフィート
「 ワタシからのお年玉です。
気に入ってくれました? 」
マオ
「 お年玉??
この着物がか? 」
セロフィート
「 はい♪
振り袖から小物に至る迄、最上高級品を取り揃えました。
新年を迎えるのです、奮発しました♪ 」
マオ
「 そ……そうなんだぁ……。
高価な着物を身に付けれて嬉しいな~~。
だよな、シュンシュン? 」
霄囹
「 僕は現金が良かった… 」
マオ
「 シュンシュン!
綺麗な着物を着れて嬉しいよな!
だろ?
{ セロの機嫌を取るって言ったろ!
〈 テフ 〉に変換されたくなかったら話
霄囹
「{ お前、必死だな…… }」
セロフィート
「 おせちを食べたら近所の社
マオ
「 初詣?
そ、そうだな!
新年の初詣は外
楽しみだよな、シュンシュン 」
霄囹
「 そうだな…… 」
セロフィート
「 お吸い物が冷めてしまわない内に、おせちをいただきましょう 」
マオ
「 だよな!
和食,洋食,中華風──、見るのも食べるのも楽しいお
セノコン,マオキノ、作ってくれて有
セノコン
「 痛み入りますエリ 」
マオキノ
「 おめでたい新年そばも御用意出来ますエリ 」
マオ
「 あっ、年越しそば!
食べてなかったよな…… 」
セノコン
「 今晩の料理は、すき焼きですエリ。
お野菜
マオ
「 うわぁ~~!
今から楽しみだなぁ~~♪ 」
霄囹
「 僕はし
マオキノ
「 勿論、しゃぶしゃぶも御用意させていただきますエリ 」
セロとシュンシュンと一緒に美
食べている最中に雪がチラチラと降って来
初詣に行かないといけないのに雪が降り出すなんてつ
◎ 裏野ハイツの近所にあるのが、寺社なのか社寺なのか覚えてないです。
一応 “ 寺社 ” にしときましたけど、間違っていたら訂正しときます。
◎ 訂正しました。
寺社 ─→ 社寺