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⭕ 女装兄弟 8


──*──*──*── 食堂


 元気の無いシュンシュンの手を引いて、げんさんと一緒に下りて向かった1階の食堂は広い。

 食堂よりも “ 食堂フロア ” って言葉が合いそうだ。


 高そうな丸型テーブルと高そうな椅子がいくつも設置されていて、高級レストランの店内みたいだ。

 厨房の近くには長テーブルが設置されていて、綺麗なテーブルクロスの上には出来立ての料理が並んでいる。


 どの料理も食べるのが勿体無いぐらい綺麗に盛り付けられている。

 和食,洋食,中華風のさま(ざま)な料理が並んでいてしそうだ。


マオ

「 シュンシュン!

  見ろよ、凄いよ!

  御馳走が並んでる!

  これ全部、食べ放題でタダなんだぞ!! 」


玄武

「 席は取っておく。

  取りに行くとい 」


マオ

がとう、げんさん!

  行こう、シュンシュン!

  しい料理を食べれば元気になるよ! 」


 オレはシュンシュンの手を引いて、食器が置かれている場所へ移動した。

 御飯ライス物,パスタ物に続いて、副菜物,メイン物,スープ物,デザート物,飲物の順番に並んでいる。

 選び放題だ。


 落としても割れないオシャレな食器がなんしゅるいもある。

 オレは仕切られている丸形のランチプレートを選ぶ。

 1枚のランチプレートに4品を盛れるようになっている。


 オレは全種類の料理を制覇するつもりだ。

 食べて食べて食べて食べて、昼食ランチの時間が終わる迄、食べまくるんだ!!






 しい料理を食べている内に、シュンシュンも元気を取り戻したみたいだ。

 げんさんに御説教されて、しずんでいたシュンシュンはへやらだ。

 かった~~!

 オレも一安心だ。

 食欲も進むぞぉ♥️


 げんさんが現在、憑依している身体からだは飲食が出来る特別な〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉らしい。

 食道をとおって体内に入った飲食物は〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されるらしい。


 セロが使っている飲食の出来る〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉と同じ〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉みたいだ。

 自分が使っている〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉をげんさんに提供するなんて、セロも太っ腹になったもんだ。


 変換される事で増えていく〈 (原質)(みなもと) 〉は〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉の体内に蓄積されるみたいで、体外へ出ないように貯蔵庫の役目もになっているみたいだ。


 体内に蓄積される〈 (原質)(みなもと) 〉は肉体を変化させるときに消費するらしい。

 〈 (原質)(みなもと) 〉を体外から取り込む事が出来ないから、飲食をして〈 (原質)(みなもと) 〉を貯めないといけないらしい。


 ちなみにげんさんはしき妖魔だから、オレみたいに睡眠を取る必要はないみたいだ。

 味覚は有るから、料理の味を味わって食べれるみたいだ。

 もっと早くげんさんに特別な〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉を使わせてあげたらかったのにな!


 なにはともあれ、こうして3人でしい料理を食べれる日がるとは思ってなかったから嬉しいな♥️

 セロとづるさんがてくれたらなぁ~~。

 づるさんに元気にしてるかな??

 セロはなにしてんだかな~~。


玄武

たまには誰かと食べるのもいものだな。

  1人で食べる事が多くて、賑やかで楽しい食事を忘れていた 」


マオ

「 プロ棋士の人達と食べに行かないの? 」


玄武

「 子供の姿だからな。

  連れ回される事はないな。

  対局が終わったあとは、われと打ちたがる者達の相手をする事が多いからな 」


マオ

「 対局が終わっても引っ張り凧で忙しいんだね。

  ホテルに着いてからも囲碁をするの? 」


玄武

「 あぁ、するぞ。

  レストランでゆうしょくを済ませたら、宿泊室へ戻ってネット碁をする。

  大体、ちょうしょくの前までしているな 」


マオ

ゆうしょくからブッとおしでネットするんだ。

  なか(なか)ハードだね 」


玄武

「 そうか?

  ネット碁はい。

  全国の囲碁きと対局が出来るからな。

  しつこいやからも中にはるが楽しいものだ 」


マオ

「 結構、充実した生活を送れてるんだね。

  かった! 」


 しい料理をちゅうしょく時間ギリギリ迄、3人で食べ続けて昼食ランチを終了した。

 はたから見たら、大食いな2人の妹とちゅうしょくを楽しんでいた大食いな兄の3人兄姉妹きょうだいに見えてるのかな?

 食べ終わった食器ざらの枚数がヤバい量だ。

 注目されてるのが分かる。


マオ

「 凄い見られてるよね、ははは…… 」


玄武

「 そうだな。

  折角だ、このままホテルを出て観光するか?

  ホテルの近くには森林浴の出来る大きな公園もある 」


マオ

「 へぇ、公園があるんだ?

  行ってみたいな。

  シュンシュンも観光するだろ? 」


霄囹

「 そうだな。

  折角たんだ、観光してやってもいさ! 」


マオ

なんで上から目線なんだよ? 」


 という訳で、シュンシュンとオレはげんさんと一緒に観光を楽しむ事になったんだ。

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