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✒ 少年陰陽師★平安幻想異聞録 31


 陰陽院へ入ってからは、さいさんの案内でトントン拍子に進んで行く。

 さいさんってば、ししとう屋敷の現当主って以外になにか秘密でもあるのかな??

 すっごいスムーズに事が運ぶんだよな~~。


 あれよあれよと言うに、シュンシュンは陰陽師試験を受ける事になった。

 さいさんって、マジでなにものだよ!?


 陰陽師試験には筆記試験と実技試験があって、シュンシュンは筆記試験をなんなくパスした。

 プレイヤーのオレがなにかする事は無く、シュンシュンが勝手に問題をスラスラといてくれた。


 筆記試験が合格すると次は実技試験を受ける事になった。


 実技試験の内容は、オレが向こうの陰陽院で受けた実技試験と同じ内容だった。

 これに関してもプレイヤーのオレがなにかをする事は無くて、シュンシュンが実技試験を受ける様子を美麗な(スリー)ディーシージーで観賞するぐらいだった。


 いやぁ~~、見てるだけでいなんてラクチンだなぁ~~~~♪♪♪

 なんて思っていたら、さいさんが登場。


「 凄いですね、しゅん

  しゅんの優秀さに紹介者の私も鼻が高いです♪ 」と随分と御機嫌な様子のさいさんの台詞。


がとう御座います、父上(////)

  僕の時代で受けた陰陽師試験よりも簡単なので余裕でした 」と照れた様子でシュンシュンの台詞。


「 次が最後の実技試験となります。

  試験員の3名と式神バトルをしてもらいます。

  試験員の式神から1本を取れればしゅんの勝ちとなります。

  3本取れれば、実技試験は合格です。

  陰陽院公認の陰陽師となれます。

  応援していますよ 」と笑顔でさいさんの台詞。


 式神バトルだって!?

 式神バトルも見てるだけなのかな??


 ──なんて思っていたら、オレがシュンシュンを操作しないといけないみたいだ。

 式神バトルは向こうで経験したし、現代の陰陽院にある訓練場でも陰陽師を相手に練習だってしてた。

 多分、大丈夫だと思う!


 で──、式神バトルが始まってみると、ミニゲーム形式だった。

 どんなミニゲームかと言うと、画面の前に矢印やA,Bが出るから、【 タイミングを合わせ、方向キーとAボタン,Bボタンを間違えずに押して、式神に攻撃させよう! 】っていうミニゲームだ。


 オレ、“ ミニゲームはきらいだ! ” って言ったよね!

 

 ボタンがズレたり、押し間違えたりすると試験員の式神への攻撃が当たらない。

 タイミングを合わせてボタンを押すのはむずかしい。


 だけど、これで3本取ってクリアしないとシュンシュンは実技試験を合格出来ない。

 意地でもミニゲームをクリアするしかない!!

 ボタンを押し過ぎて、また指が痛くなるぅ~~~~。











 頑張って頑張って頑張りまくってミニゲームをクリアした。

 試験員の式神から1本ずつ取って、なんとか3本取る事が出来た。

 ミニゲームもハードモードかよ……。


 さいさんが現れる。

 笑顔で嬉しそうに「 陰陽師試験合格、おめでとう御座います 」って言ってくれる。


「 これでしゅんは、陰陽師として大手を振って活動が出来ます。

  しゅんの式神は戦闘用ですね。

  問題なく、陰陽院から退魔師試験を申請する事が出来ます 」と笑顔でさいさんの台詞。  


 ゆみさんと一緒に立ち寄った退魔仲介所で貰った絵馬はどうしたらいんだろうな??

 ゲームだからなのか、シュンシュンはさいさんに聞いてくれない。

 それとも絵馬をパクる気かな??


「 退魔師試験は陰陽院の中にある退魔師本部課から申請してくれます。

  書類を持って最寄りの退魔仲介所へ向かいましょう 」と笑顔でさいさんの台詞。


 いよいよ退魔師試験か。

 長いみちのりだったよな。

 オレ──、めちゃんこ頑張ってるじゃん。

 ゲームって楽しいけど、肉体的にも精神的にも疲れるもんなんだな。

 おもに親指がな!!


 ゲームだから書類が出来るのが早い。

 ドット絵に切り替わり、さいさんと一緒に陰陽院の正門まで歩く。

 正門を出たら牛車へ乗り込むと、牛車は最寄りの退魔仲介所を目指して動き出し、画面から消えた。


 画面に【 [ セーブ ]しますか? 】とアイコンが出るから、[ セーブ ]する。

 オレはテーブルの上にコントローラーを置いたら、スナック菓子,スイーツ,アイスを食べる。

 食べなきゃ、やってられないゲームって有るんだな。


 オレが栄養補給する為にモグモグタイムに専念していると、セノコンが様子を見にてくれた。

 「 マオキノは? 」って聞いたら、無料ダウンロードが出来るフリーゲームを攻略中らしい。

 暇潰しにフリーゲームをプレイしては、コラムを書いてるんだとか。


 マオキノ、オレよりフリーゲームが大事なのか??

 オレの御世話係なんだろ??

 フリーゲームを中断しててくれよ──とは口が裂けても言えない。


 マオキノにだって、息抜きや楽しみは必要だからだ。

 オレの御世話も大事だろうけど、セロが留守なんだから好きな事を好きなだけ出来るようにマオキノを尊重したい。


マオ

「 マオキノの代わりに様子を見にてくれたんだな。

  がとな、セノコン 」


セノコン

「 めちゃんこ煩かったですエリ。

  ミニゲームにでも苦戦してましたエリ? 」


 セノコン……言い方がキツいぞ★

 もっとオブラートに包むように言ってほしいな…。


マオ

「 式神バトルがミニゲーム形式だったから苦労したよ…。

  なんとかクリアして実技試験も合格して、陰陽師試験に受かったよ。

  次は退魔師試験を受ける為に退魔師仲介所へ向かってる所かな 」


セノコン

「 陰陽師になれて、おめでとう御座いますエリ 」


マオ

がとな、セノコン。

  攻略サイトを運営してるセノコンなら知ってるかな?

  ゆみさんと一緒に立ち寄った退魔仲介所で貰った絵馬はどうしたらいんだ?

  画面のシュンシュンはなにも言わないしさ 」


セノコン

「 心配されなくても、そのまま使う事になりますエリ。

  受け付けで書類と一緒に絵馬を出す流れになってますエリ 」


マオ

「 そうなのか?

  かった~~。

  そのまま使わない絵馬をパクるのかと思ってたよ 」


セノコン

「 それは無いですエリ。

  期限内に絵馬を返さないといけない決まりになってますエリ 」


マオ

「 そう言えばそうだったな……。

  そうだ、ついでに教えてほしいんだけどさ、性別反転の術ってなんだ?

  シュンシュンって性別反転なんて如何いかがわしいの術を使えたのか? 」


セノコン

「 それは性愛ルート専用の隠された裏設定ですエリ 」


マオ

「 隠された裏設定??

  そんなのが有るのか? 」


セノコン

「 弓使いとの性愛度がMAXマックスになると発動しますエリ 」


マオ

「 えっ……じゃあ、シュンシュンとゆみさんの性愛度は既にMAXマックスって事かよ?

  知らなかった…… 」


セノコン

「 友愛ルート,家族愛ルートでは主人公は好青年としてえがかれますエリ。

  但し、性愛ルートに進むと現代社会でゲスかった部分が、平安時代で浮き彫りになりますエリ。

  主人公のゲスさはプレイヤーにしか明かされませんエリ★ 」


マオ

「 シュンシュンってゲスい陰陽師だったのか?? 」


セノコン

「 非公開の裏設定ですエリ。

 主人公は使役した妖怪から名前を奪い、式隷として扱う事が出来る事を隠してますエリ。

 主人公が式隷を使えるのは終盤に入ってからですエリ。

 名前を奪った妖怪から、妖怪が使えていた妖術を自分の陰陽術として使う事が出来ますエリ。

 性別反転の術ももと(もと)は妖怪が使う妖術ですエリ 」


マオ

「 えっ……??

  妖怪から名前を奪う??

  名前を奪った妖怪から妖術も奪う??

  式隷として使う??

  ………………それってゲスいのか?? 」


セノコン

「 使い方次第ですエリ。

  主人公が現代社会で “ 史上最年少の最強少年陰陽師 ” と言われていた由縁は、妖怪から奪った便利な妖術を自分の陰陽術として使っていたからですエリ。

  妖怪から名前を奪い、妖術までも奪えるのは妖魔王だけですエリ。

  主人公は妖魔王の血を受け継いでいる子孫ですエリ 」


マオ

「 は??

  妖魔王って “ ときを操る妖怪 ” の情報を得る為に囲碁勝負をする相手だよな??

  そいつの子孫なのか?? 」


セノコン

「 これ以上はネタバレになっちゃいますエリ。

  マオ様には特別にネタバレしちゃいますエリ★

  明かされない裏設定では、主人公は妖魔王を囲碁勝負で負かし、使役をして名前を奪いますエリ。

  性別反転の術を使った主人公は、式隷にした妖魔王と子作りをして子供を産みますエリ。

  その子供の子孫が主人公になりますエリ 」


マオ

「 ………………へ?

  現代社会から平安時代に飛ばされたシュンシュンが、性別反転の術を使って妖魔王と子作りして──、産まれた赤子の子孫がシュンシュンになる??

  どゆこと?? 」


セノコン

「 非公開の裏設定ですエリ。

  気にしないでゲームを楽しんでくださいエリ 」


マオ

「 気にしないで楽しめって──。

  無理だと思う! 」


セノコン

「 ゲームは楽しんでナンボですエリ★

  非公開の裏設定を知れて、ます(ます)楽しめますエリ★ 」


マオ

「 ネタバレされて楽しめるかよ~~ 」


 セノコンにはまったわるは無いみたいだ。

 絶対にワザとネタバレしたよな??


セノコン

「 退魔師になれたら物語ストーリーが動きますエリ。

  依頼を受けて階級を上げてくださいエリ。

  上盤で階級を1級5段に上げると中盤でイベントが起きますエリ★ 」


マオ

「 イベントぉ?

  またハードなイベントじゃないだろうな~~? 」


セノコン

「 それは進めてからのお楽しみですエリ★

  ほかに知りたい事は有りますかエリ 」


マオ

「 う~~ん……今はいかな…。

  情報量が多くて処理しきれないし……。

  取り敢えず、退魔師試験に受かる為に頑張るよ 」


セノコン

「 はいですエリ。

  スイーツとスナック菓子はボクが補充させていただきますエリ 」


マオ

がとな~~ 」


 オレ専用の冷蔵庫の中を整頓しつつ、テーブルの上にスナック菓子,スイーツ,アイスを補充してくれるセノコンの言葉に甘えて、オレはコントローラーを両手で握る。


 よし、次からは多分、退魔師試験だ。

 此方こっちも気合を入れて合格するぞ!!

 オレは気持ちを切り替えて、意気込んだ。

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