⭕ 少年陰陽師★平安幻想異聞録 27
スナック菓子,スイーツを食べ終えて、オレ専用の冷蔵庫から新しいスイーツやアイスを出してケーキスタンドや菓子皿の上に並べる。
食べたい時に食べれる様に補充したら、ゲームの再開だ!!
コントローラーを持って、両手で確り握ったら、Aボタンを押す。
画面が切り替わる。
あれ──、未だ屋敷の中だ。
弓嘉さんはシュンシュンに屋敷の中を案内してくれている。
弓嘉さんの正体は、獅東屋敷の正統な後継者で、当主になるべき獅東弓千嘉で──、来月を迎えると19歳になる若い美青年で──、財力と権力を鼻に掛けたり、振り翳したりしない好青年だった。
いや──、知らなかったとは言え、14歳の未成年に手を出してパオパオしちゃった成人だから、現代なら犯罪者で即逮捕もんだよな。
ギリギリアウトだよ、弓嘉さん!!
何で獅東屋敷の当主の座を蹴って、捨てて逃げちゃったのか理由は分からないけど──、法力を使える弓嘉さんは退魔師としては有名人みたいだ。
退魔師の階級は6級の5段だったよな。
6級って下から5番目だよな?
それでも凄いのかな?
現在は5段だから、今回に解決した依頼の評価で5級の1段に上がったりしないのかな?
シュンシュンは弓嘉さんを前にして緊張してるみたいだ。
まぁ、そうだよな。
なんてったって、お貴族のボンボンだもんな。
本来なら知り合える様な人じゃないんだ。
「 ──霄囹、どうした?
疲れたのか?
少し休むか? 」と優しい声で労ってくれる弓嘉さんの台詞。
「 …………弓嘉の部屋に行きたい(////)
駄目…かな? 」と気まずそうに照れた様子でシュンシュンの台詞。
「 霄囹に用意された部屋は、私の部屋の隣に用意されている様だが、私の部屋で良いのか? 」と不思議そうな表情で弓嘉さんの台詞。
「 弓嘉の部屋──みたい(////)」と顔を赤らめながらシュンシュンの台詞。
何でかシュンシュンはモジモジしているみたいだ。
トイレにでも行きたいのか??
平安時代のトイレって、水洗じゃないんだよな?
オレはトイレなんて使わなかったけど──、ゲームの中にもトイレは有るのかな?
「 分かった。
私の部屋へ行こう。
何も面白い物は置いてないんだが…(////)
書物が少しと布団ぐらいかな… 」と気恥ずかしそうに弓嘉の台詞。
「( 弓嘉の布団… )
えと──、弓嘉は…どんな書物を読むの? 」とシュンシュンの台詞。
「 そうだな……法力,法術の書物と弓矢の書物か。
後は囲碁だな 」と弓嘉さんの台詞。
「 囲碁?
弓嘉は囲碁をするの? 」とシュンシュンの台詞。
「 偶にだがな。
彩志と軽く打つぐらいだ 」と弓嘉さんの台詞。
「 …………彩志さんと打つんだ?
──僕も囲碁なら少しは打てるよ!
これからは僕と打とうよ! 」と彩志さんを意識したのか、シュンシュンの台詞。
「 そうなのか?
囲碁は貴族の嗜みだと言われ、母上から嗜める程度に教わっていた。
私は法力を優先していたから、大して強くはないんだ。
霄囹は囲碁の腕前はどうだ?
強いのか? 」と弓嘉さんの台詞。
「 どうかな?
碁会所へ行って打った事ないし… 」とシュンシュンの台詞。
此処で囲碁をブッ込んで来るなんて、流石だな~~。
中盤に入らないと囲碁はしないと思ってたのに、意外な形で囲碁フラグが立つなんて!
これは若しかしなくても弓嘉さんの部屋で囲碁をする流れに入るのかな??
「 霄囹──、此処が私の部屋だ。
左隣が霄囹の為に用意された部屋だ。
──部屋に入ろうか 」と弓嘉さんの台詞。
弓嘉さんは襖を開けると「 どうぞ── 」と言って自室にシュンシュンを迎え入れた。
弓弦さんの──じゃなくて、弓嘉さんの部屋ぁぁぁぁぁ!!
そう言えば、向こうで暮らしてた時には、弓弦さんの部屋に入った事は無かったし、見た事も無かったよな。
ゲームの中だけど、弓弦さんの部屋の中を見れる!!
向こうの厳蒔屋敷を再現してるなら、弓弦さんの部屋の中も忠実に再現されている筈だ!
ドキドキするぅ~~。
シュンシュン視点ではなくて、第3者の視点で弓嘉さんの室内を見れる。
私物が殆んどなくて、本当に殺風景な部屋だ。
生活感を感じない。
えぇ~~~……弓弦さんの自室も同様に殺風景な感じなのかよ?
室内に有るのは丁寧に折り畳まれた1組の布団と2枚の座布団,棚の中に丁寧に入れられている書物と机──と、碁盤と碁笥が置かれている。
「 座布団を敷くから── 」と言う弓嘉さんの言葉を遮ったシュンシュンは「 布団が良い! 」と声を出す。
弓嘉さんは首を傾げて「 布団の上に座りたいのか? 」って言いながら、嫌な顔をしないで、シュンシュンの為に畳の上に布団を敷いてくれる。
シュンシュンの我が儘を聞いてくれる弓嘉さん、優しいな(////)
シュンシュンは嬉しそうに弓嘉さんの布団の上に上がるとゴロンと寝転んだ。
「( 弓嘉の部屋に、弓嘉の布団──。
弓嘉の匂いがする(////)
この部屋で過ごしたいな(////))
弓嘉ぁ── 」と目上の人に甘えるような声色でシュンシュンの台詞。
「 霄囹……。
疲れなんだな。夕食まで時間は有る。
休むと良い 」とシュンシュンの頭を優しく撫でながら弓嘉さんの台詞。
こうやって見ると本当、兄弟みたいなんだよなぁ~~。
5歳上の兄に甘える可愛い小悪魔系の弟って感じだ。
微笑ましいな~~。
で──、囲碁は何時始めるんだ??
そろそろ始めても良いんじゃないのか??
「 弓嘉も一緒に寝よう!
僕は弓嘉と──(////)」と頬を赤らめながらおませさんなシュンシュンの台詞。
「 霄囹?
どうしたんだ? 」とシュンシュンを心配している様子で弓嘉さんの台詞。
弓嘉さんも自分の布団の上に座る。
寝転んでいたシュンシュンは起き上がると被っていた烏帽子を外す。
両腕を伸ばして弓嘉さんに抱き付くと弓嘉さんの首の後ろに両腕を回して絡める。
第3者視点だからか、弓嘉さんの背中が見える。
だけど肝心のシュンシュンの顔は見えない。
このアングルは無いと思う!!
せめと真横にしてほしい!
何で弓嘉さんの背中で隠れて見えないアングルにするのかな!
制作者側の悪意か??
──で、シュンシュンは大胆にも弓嘉さんに顔を近付けているけど、何をしてるのか見えそうで見えないギリギリのアングル。
………………うん、多分チ●ウしてるんだろ??
ハッキリと見えないから断言は出来ないけど、チ●ウをしてるんだよな!!
シュンシュン、本当に大胆だな。
弓嘉さんも両腕をシュンシュンの背中に回して抱きしめてるみたいだし。
チ●ウの時間、長くないか??
碁盤と碁笥が有るに囲碁しないのかよ?!
別に囲碁をしたい訳じゃないけどさ、ガッツリと存在感のある立派な碁盤が畳の上に鎮座してるのに使わないって、どうなんだろう──って思っちゃう訳だよ。
「 弓嘉が欲しい…(////)
全身で弓嘉を感じたい…(////)
弓嘉の1番になりたいよ…。
僕は弓嘉の1番にはなれないの?
弓嘉の1番は…………彩志さんなの??
彩志さんとの関係はこれからも続けるつもりなの??
弓嘉も異性と愛し合って結婚するの…??
オレは……弓嘉のセフレなのかな…… 」と悲しそうに切なそうな表情でシュンシュンの台詞。
会話をする時には、顔がハッキリと見えるんだよな~~。
「 霄囹……不安にさせてしまって済まない。
私は彩志に大して負い目がある。
私の代わりに獅東屋敷の当主を押し付けてしまっているからな……。
彩志が当主であり続けてくれる限り、私は責任を取らなければならない。
彩志が私を求めるなら、私は彩志の想いに応える義務がある…。
だが、あくまで責任と義務だ。
彩志に対して愛情はない。
それは彩志にとっても同じ事だ。
彩志には両想いの相手が居るからな 」と弓嘉さんの台詞。
「 ……彩志さんには相思相愛の想い人が居るって事?
じゃあ、彩志さんの1番は弓嘉じゃないんだね!
弓嘉の1番も彩志さんじゃないんだ? 」とシュンシュンの台詞。
「 あぁ、そうだ。
彩志にも私にも想いを寄せる相手が別に居る。
安心してほしい…。
私が想いを寄せる相手は──、君だよ。
私の1番は霄囹だ。
私が生涯、愛する相手は霄囹だけだ 」と弓嘉さんの台詞。
「 弓嘉ぁ!!
じゃあ、僕は不安に思わなくて良いんだね?
…………だけど、結婚は?
自分の遺伝と血を受け継いだ子供は後世に残したいよね…… 」とシュンシュンの台詞。
「 …………どうかな。
私は貴族として生きる人生ではなく退魔師として生きる人生を選んだ。
貴族社会の生き方は私に合わない。
子孫を残す為に異性を選び子作りをする事には幼い頃から抵抗があった。
……先の事は私にも分からない。だから、所帯を持つ事に関しては約束は出来ない… 」と申し訳なさそうに弓嘉さんの台詞。
「 弓嘉ぁ~~ 」と今にも泣き出しそうな顔をしたシュンシュンの台詞。
「 せふれ……とやらが何を指すのか分からないが、私にとっては霄囹が唯一だ。
霄囹意外を愛さないと誓おう。
私の心は霄囹に捧げよう。
私は霄囹だけの宕嶌弓嘉であり、獅東弓千嘉だ 」と弓嘉さんの台詞。
アングルが切り替わる。
弓嘉さんの背後から見るアングルだから、シュンシュンの顔が見えなくなる。
だけど、会話の内容から推測すると弓嘉さんはシュンシュンとチ●ウをしている。
かなり熱烈なチ●ウみたいだ。
「 私を欲しいと言ってくれたな。
霄囹が満足する迄、私を感じてくれ。
全身で私を感じられる様に精一杯、霄囹の想いに応えよう。
霄囹は可愛いからな、途中で理性が飛んでしまうかも知れない。
優しく出来ないかも知れない…。
それでも構わないか? 」と弓嘉さんの台詞。
「 全然、良いよ!
優しい弓嘉も好きだけど、激しい弓嘉も好きだよ(////)
僕の中──、弓嘉で一杯にしてよね。
溢れても良いから(////)」とシュンシュンの台詞。
「 …………霄囹には敵わないな(////)
明日は出掛けないといけないんだ。
明日に備えて加減しないとな… 」と弓嘉さん。
弓嘉さんは布団の上にシュンシュンを押し倒す。
やっぱり弓嘉さんの背中でシュンシュンの顔がギリギリ見えない。
制作者側の悪意、再びぃ~~!!
画面がパッと暗くなる。
暗くなった画面から、キラキラ輝くミラーボールが回っている映像が流れる。
ハープの綺麗な音色も聞こえて来る。
弓嘉さんとシュンシュンの “ いけないスキンシップ ” の時間が始まるんだな。
本日6度目のド派手な演出ぅ~~。
画面に【[ セーブ ]しますか? 】ってアイコンが出る。
勿論〔 する 〕を選ぶ。
セーブデータが増えるぅ~~。