⭕ 豪華客船でBAN❗ 4
マオ
「 ──という事が有ってだな、3人も被害に遭ったんだよ!
ドンキ◯コングも吃驚だろ 」
セロフィート
「 態々びっくり◯ンキーとドンキ◯コングを掛けなくて良いです。
アイスレモンティーを飲んだ船客が3人も──。
朝から物騒な事が起きましたね 」
マオ
「 そうだろ!
オレはホットレモンティーを頼んで飲んだからさ…………、犯人として疑われてないか不安なんだ…… 」
セロフィート
「 マオ……。
ホットレモンティーを飲み干し無事だった──という理由だけで、犯人扱いされる訳ないでしょう。
アイスレモンティーとホットレモンティーの作り方が違う場合も有りますし 」
マオ
「 そ…そうかな? 」
セロフィート
「 そんなに気になるなら、[ 食堂 ]のスタッフに作り方を聞きに行くとしましょう 」
マオ
「 えっ…………戻るのか?
犯人は現場に戻る──ってのが定番なんだろ?
何か嫌だな…… 」
セロフィート
「 マオ…… 」
マオ
「 何で笑ってんだよ 」
セロフィート
「 不安がるマオが可愛くて♥️
もっと不安がってください 」
マオ
「 なるかよっ!
事件が起きた事に “ ワクワクしてる ” ってのが丸分かりだからな! 」
セロフィート
「 ワクワクなんて──。
分かっちゃいます? 」
マオ
「 小説のネタが増えたからだろ。
今度は《 豪華客船 》を舞台にした小説でも書くつもりか? 」
セロフィート
「 それも良いですね。
事件を解決させるのは──魔術師にしましょうか? 」
マオ
「 魔術師? 」
セロフィート
「 《 豪華客船 》のナイトショーでマジックを披露する魔術師です 」
マオ
「 犯人は誰にするんだ? 」
セロフィート
「 そうですね──。
それは追々決めるとしましょう 」
マオ
「 オレ似の主人公は止めてくれよな! 」
運ばれて来た飲み物を飲み終えた後、オレはセロがしこたま稼いでくれたカジノチップを使って、色んなゲームに挑戦してみる事にした。
オレがゲームで遊ぶと山積みされている沢山のカジノチップがみるみる内に減って行く。
まるでブラックホールに吸い込まれて消えて行くみたいに減って行く。
自分の弱さが恐ろしい……((((;゜Д゜)))
セロフィート
「 見事な迄の負けっぷりですね、マオ 」
マオ
「 言うなよ(////)
このまま行くと、全部使い切っちゃいそうなんだけど、良いのか? 」
セロフィート
「 構いません。
元手は5.000円ですし 」
マオ
「 5.000円?!
5.000円から始めて、こんなに増やしたのかよ?
チップ1枚の値段って…… 」
セロフィート
「 500円です 」
マオ
「 1枚500円のチップ…………5.000円って事は……10枚…… 」
セロフィート
「 使い切ってくれて構いません。
後で取り返しますし 」
マオ
「 20枚だけ残すよ。
両替したら1万円だろ。
5.000円のプラスって事にしよう 」
マオ
「 はいはい。
マオの好きにしてください 」
マオ
「 次は何しようかな── 」
セロが稼いだカジノチップを20枚だけ残して使い切っちゃったオレは、カジノチップを現金に替えてもらう為に受け付けへ向かった。
大量に有ったカジノチップを20枚だけ残して使い切ったオレに対して、スタッフさんが記念メダルの入ったケースをくれた。
何か察しちゃった。
貰っちゃって良いのか悩んだけど、セロが「 500円チップを10万枚分、現金に両替してもらいましょうか? 」なんて言うもんだから、スタッフさん達の顔が青冷めた。
幾ら何でもそれはやり過ぎだから、オレは有り難く、記念メダルのケースを受け取る事にした。
要は[ カジノ ]側からの取り引きにセロが了承した──って事だ。
今後、セロが[ カジノ ]で稼いだ分のカジノチップは、オレが使って[ カジノ ]側に返す──って事だ。
例えば、セロが遊んで10万枚のカジノチップを稼いでも、セロが両替するのは1万円だけで、残りのカジノチップはオレが遊んで消化しちゃう訳だ。
こんな取り引きをスタッフと船客でしちゃって良いのか分からないけど、セロが相手じゃ仕方無いよな……。
[ カジノ ]を出たセロとオレは、夕食の為に正装する為に[ 特選室 ]へ戻った。
──*──*──*── BAR兼食堂
午前10時過ぎに起きた【 毒殺事件(仮)】から約8時間も経っているからなのか、夕食を楽しみにしている船客で賑わっている。
着飾っている船客達が、ワインを飲みながら料理を運ばれて来るのを待っている。
流石に封鎖はされないか──。
マオ
「 朝に事件が起きたなんて嘘みたいな雰囲気だな 」
セロフィート
「 気になるなら、スタッフさんに聞いてみます?
事情ぐらいは知っているでしょう 」
マオ
「 う…うん…… 」
セロフィート
「 夕食を終えたら尋ねてみましょう 」
マオ
「 そだな…… 」
席に着いたセロには、他の船客とは明らかに違うボトルの赤ワインが出されて、オレには高級玄米茶が出される。
どゆことぉ??
セロフィート
「 スタッフ一同から、サービスの様です 」
マオ
「 スタッフ一同から?
何でだ? 」
セロフィート
「 目を付けられた──という事です。
悪い意味では無いですよ 」
マオ
「 VIP扱い的な感じか? 」
セロフィート
「 そうでしょうね。
良かったですね、マオ 」
マオ
「 一寸複雑だよ……。
明らかに[ カジノ ]での件が原因だよな? 」
セロフィート
「 そうですね。
お蔭で被害者達の事を尋ねても、教えてもらえそうです 」
マオ
「 守秘義務が有るんじゃないのかよ? 」
セロフィート
「 マオも事件が起きた時、現場に居たのでしょう。
被害者に入っていたかも知れません。
教えてくれます 」
マオ
「 そうだと良いけど…… 」
料理のフルコースが運ばれて来る。
セロと他愛の無い話をしながら、豪華なフルコース料理を堪能する。
セロに仕込まれた嫌いなテーブルマナーが役に立ってるぅ~~。
≪ エルゼシア大陸 ≫の王族,貴族がマスターするテーブルマナーと≪ 日本国 ≫の華族がマスターするテーブルマナーは、微妙に違う部分は有るものの大差が無いから、覚えるのは容易かったんだよな。
華族ってのは、オレの故郷でいう所の “ 貴族 ” に値する地位で、王族,皇族の次に偉い高い身分の事だ。
≪ 日本国 ≫では帝の子孫──天皇家が皇族に値する地位で、その下に華族が存在している。
セロに連れられて華族が集まるパーティーに参加した事が有るけど、オレは華族の奴等を好きにはなれなかった。
何の苦労もしないで、親から地位,土地,財産を受け継いでるだけなのに、偉そうにしてる奴等と仲良く出来るかよ!
全然楽しくないし、精神的にドッと疲れただけだった。
出された料理とスイーツは美味かったけどな!
セロは今でも華族集まるパーティーに参加してるらしい。
貴族生まれの幻夢さん,玄武さんを連れてだ。
シュンシュンも貴族の端くれだけど、オレと同じでああゆう貴族,華族の集まりは嫌いらしい。
シュンシュンの身分は子爵位辺りで、幻夢さん,玄武さんよりは低いみたいだ。
玄武さんは帝の血を継いでる皇族の産まれで、帝の後妻に暗殺されなければ、次期の帝になっていたかも知れない地位の人だった。
幻夢さんの身分は侯爵位辺りで、シュンシュンよりも偉い立場の陰陽師だったらしい。
≪ 日本国 ≫じゃなくて≪ 和國 ≫での立場だけどな。
玄武さんは≪ 平安時代 ≫の貴族だけど、幻夢さんとシュンシュンは≪ 平安時代 ≫に変わる前の時代に存在した貴族だ。
因みに、この《 豪華客船 》のクルーズ旅行に華族は参加していないみたいだ。
マオ
「 口直しのデザート、美味かったな♪ 」
セロフィート
「 そうですね 」
セロは上品にワインを飲み干す。
オレも高級玄米茶を飲み干した。
夕食を済ませたセロとオレは、[ BARカウンター ]へ移動した。
◎ 訂正しました。
何か嫌だな…… 」─→ 何か嫌だな…… 」
山積み ─→ 山積み




