⭕ 豪華客船でBAN❗ 1
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
今回は【 デwwwwwト 】の直ぐ後の話です。
7月下旬に「 桃狩りツアー 」に出掛け、8月上旬に「 クルーズ旅行 」へ出掛けます。
──*──*──*── 他県
──*──*──*── 港
マオ
「 うわぁ~~~~!
凄い船だなぁ~~!
これが噂の《 豪華客船 》っ!! 」
セロフィート
「 マオ、ワタシから離れないでください 」
マオ
「 目印しになるアルミ風船をオレに持たせといて、何言ってんだよ 」
オレの左手首には、アルミ風船の糸が結び付けられたヘアゴムを嵌めている。
アルミ風船の絵柄は、世代を越えて人気のセロカ君だ。
物欲しそうにセロカ君のアルミ風船を見詰めている子供達の視線が痛い。
セロフィート
「 マオは背が低いですし、人も多いです。
目印は必要でしょう 」
マオ
「 解せないな~~。
これから《 豪華客船 》に乗ってクルーズ旅行するってのに── 」
セロフィート
「 似合ってます♪ 」
マオ
「 嬉しくないよ…… 」
セロフィート
「 出航には時間が有りますけど、乗船しましょう。
色々と見て回りたいでしょう? 」
マオ
「 したいに決まってるだろ!
早く乗船しよう! 」
セロフィート
「 はいはい。
走ると転びますよ。
足元に気を付けて── 」
マオ
「 大丈夫だって! 」
オレは過保護なセロの言葉を遮って、《 豪華客船 》に向かって走る。
大きな《 豪華客船 》だ。
早く、[ 船内 ]を探検したい!!
???
「 わあっ!? 」
マオ
「 あっ!? 」
《 豪華客船 》を見ながら走っていた所為で、誰かにぶつかってしまったみたいだ。
マオ
「 ご…ご免なさいっ!!
怪我してないですか? 」
???
「 あぁ……オレは大丈夫だ。
君こそ大丈夫か? 」
マオ
「 オレは丈夫だから、大丈夫! 」
???
「 もうっ、お兄ちゃん!
綺麗なお姉さん達に気を取られてるからだよっ! 」
お兄ちゃん
「 そんな事──(////)」
マオ
「 綺麗なお姉さん?
確かに、お姉さん達が多いけど…… 」
お兄ちゃん
「 オレ達は、この《 豪華客船 》に乗って旅行をするんだ 」
マオ
「 そうなんだ?
オレ達も《 豪華客船 》に乗るんだよ 」
???
「 えぇ~~、そうなの!
家族旅行? 」
マオ
「 兄弟でだよ。
兄と一緒にね! 」
???
「 私達もね、兄妹で旅行だよ。
ねっ、お兄ちゃん 」
お兄ちゃん
「 あぁ…。
両親が行く予定だったんだけど、2人共本家に呼ばれちゃってな。
代わりにオレ達が《 豪華客船 》のクルーズ旅行に参加する事になったんだ。
いやぁ~~ラッキーだよ 」
マオ
「 凄い幸運だね 」
ぶつかってしまった兄妹と話し込んでいると背後から名前を呼ばれた。
セロフィート
「 マオ── 」
マオ
「 セロ!
あっ、紹介するよ。
オレと《 豪華客船 》のクルーズ旅行に参加する兄だよ。
父親じゃないから! 」
セロフィート
「 マオ、この人達は誰です? 」
マオ
「 えと……オレがぶつかっちゃた人なんだ…(////)」
セロフィート
「 マオ……。
前を見て歩いてました? 」
マオ
「 ………………ごめん( ≧Д≦ )」
セロフィート
「 ワタシの弟が失礼しました。
怪我はしていませんか? 」
お兄ちゃん
「 だ…大丈夫です!(////)
( うわっ──背ぇ高けぇ……超絶美形だ……。
こんな美形が一般人とか嘘だろぉ……。
ファッションモデルとかじゃないのかよ── )」
妹
「( やだぁ…………素敵過ぎぃwwwww♥️
こんな素敵な美男様とお近付きになるチャンスを無くしたくないっ❗ )
あのっ──、気にしないでください!
余所見をして歩いていた兄が大々的に悪いんですから! 」
お兄ちゃん
「 おい、智惠っ!
『 大々的に 』は言い過ぎだろ! 」
智惠
「 本当の事でしょ!
鼻の下を伸ばして、お姉さん達を吟味してたじゃないのぉ~~ 」
お兄ちゃん
「 誤解だぁ~~ 」
マオ
「 この人達も、セロとオレと同じで、《 豪華客船 》のクルーズ旅行に参加する船客なんだ 」
セロフィート
「 そうですか。
これも縁かも知れません。
クルーズ旅行の間、ワタシの弟と仲良くしてください 」
お兄ちゃん
「 あ…はい……(////)」
智惠
「 勿論です! 」
セロフィート
「 お2人は成人されていますか? 」
お兄ちゃん
「 え?
いや…オレ達は高校生で……。
夏休みの思い出に参加しようと── 」
セロフィート
「 それなら、ワタシが保護者になりましょう。
弟がぶつかったお詫びです。
困った時に相談の出来る大人の知り合いが船内に入れば、多少は心強いでしょう 」
お兄ちゃん
「 あ…有り難う御座いますっ!
オレは植竒卓也です。
“ 卓也 ” と呼んでください 」
植竒智惠
「 クルーズ旅行の間、宜しく御願いします(////)
( やったぁ!
こんな美男様と意外な形でお近付きになれるなんてぇ~~♥️
ラッキーだわ❗)」
セロフィート
「 お友達が出来て良かったですね、マオ 」
マオ
「 ははは……。
そだな~~ 」
セロフィート
「 乗船しましょう 」
マオ
「 そうだった!
船内を探検するんだ! 」
セロ,卓也さん,智惠さんと一緒に《 豪華客船 》に乗船する。
《 豪華客船 》の船員に、セロと一緒にチケットを見せる。
船員は笑顔で出迎えてくれた。
◎ 訂正しました。
【 デwwwwwト 】─→ 【 デwwwwwト 】
糸が結び付けられているヘアゴム ─→ 糸が結び付けられたヘアゴム




