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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
六月中旬 【 泥棒は誰だ❗ 】「 デwwwwwト 」前の話です。
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⭕ 刑事からの依頼 4


 呪術を使い、自転車泥棒をするような危険人物に変貌してしまった生徒をいじめていた犯罪者予備軍の生徒達の事は、刑事であるかんさん達に任せっぱなしだ。

 [ 生徒指導室 ]へ様子を見に行ったほういかな?


マオ

「 シュンシュン、オレは達も校舎にはいって[ 生徒指導室 ]へ向かったほういんじゃないか? 」


霄囹

「 必要無い。

  ひと仕事、終えたんだ。

  近くに《 CESコンビニエンスストア 》が在ったから、菓子でも買って── 」


マオ

「 シュンシュン~~~~。

  だ仕事ちゅうだろ。

  《 CESコンビニエンスストア 》に寄るのは帰りな。

  いじめっ子達のつらを拝みに行かないか。

  どんな生徒達なのか、シュンシュンだって気になるだろ? 」


霄囹

がめだな 」


マオ

「 でばっ──せめて野次馬って言えよぉ!

  オレ、別にエロい変質者じゃないし!

  覗き魔みたいな変態じゃないしぃ! 」


霄囹

「 おぃおぃ、なんで “ がめ ” の意味を知ってるんだよ。

  普通は知らない筈だぞ。

  わるい子ちゃんになったな~~、マオ 」


マオ

「 じ…時代劇の台詞でく聞いてたから……辞書で調べたんだよっ!

  マオキノとセノコンに聞いたけど、『 マオ様は知らなくてもい言葉ですエリ 』ってかたくなに教えてくれなかったからな! 」


霄囹

「 ははっ。

  キノコンはマオに対しては過保護だからな。

  教える訳ないよな 」


マオ

「 マオキノとセノコンには黙っててくれよな。

  もしも、オレが “ 意味を知っちゃった ” って知ったらごうきゅうしちゃうかも知れないし…… 」


霄囹

ごうきゅうていで済めばいけどな。

  悲しさのあまり、胞子を撒き散らして近所が地獄絵図化するかも知れないぞ。

  クックックッ── 」


マオ

「 シュンシュン!

  笑いごとじゃないんだからな!

  ご近所がだいさんになっちゃうんだからさ! 」


霄囹

「 黙っといてやるよ。

  帰りに《 CESコンビニエンスストア 》で菓子を買ってくれるんだろ? 」


マオ

「 オレにたかるつもりか? 」


霄囹

くちめ料を菓子で済ませてやるんだ。

  安いもんだろ 」


マオ

「 ちゃっかりしてるな~~ 」


霄囹

「 そんなに苛めっ子(犯罪者予備軍)どもが気になるなら様子を見に行くか? 」


マオ

「 うん 」


霄囹

「( たくっ──。

   ガキじゃないんだから『 うん 』なんて言うなよ。

   可愛いじゃないかっ!!(////))

  ──さっさと[ 生徒指導室 ]に行くぞ! 」






──*──*──*── 校舎内


──*──*──*── 生徒指導室


 シュンシュンと入室すると、被害者から加害者になってしまった生徒をいじめていた生徒達が、生徒指導担当の教員が見守る中、刑事達から事情聴取を受けている。

 加害者の立場である筈なんだけど、反省してないのか生徒達の態度はすこぶわるい。

 苛めっ子(犯罪者予備軍)だからかな?


霄囹

「 どうだよ、かんさん。

  事情聴取は順調か? 」


刑事:駻間

「 いや………… 」


マオ

「 ドラマみたいな取り調べかたをすると逆に訴えられちゃうもんな。

  いじめをしていただけあって、性格になん有りそうな顔してるな 」


霄囹

()の発言はアウトだぞ。

  性格になん有りってよりは、思考が幼稚で御粗末なのさ。

  ぜんあくの区別も出来ない精神破綻者なんだよ。

  自分より弱い奴をくだし、しいたげ、イキらないと優越感にもひたれない──、みじめで痛いヤツさ。

  御愁傷様だねぇ 」


マオ

「 シュンシュンの発言もアウトだろ。

  オレよりディスってるし。

  侮辱ざいで訴えられるんじゃないか? 」


霄囹

「 ディスってない。

  僕は事実を言ってるだけだ。

  侮辱ざいで訴えられるのは、僕よりコイツほうだぞ。

  かんさん、[ 体育館 ]で上映会を始める。

  コイツのクラスメイト,被害者の生徒の両親,コイツの両親,全教員を[ 体育館 ]に集めろ。

  準備が整い次第、コイツおかした犯行の記録をスクリーンで見せてやるよ。

  知り合いの雑誌記者と新聞記者も呼んでやるから記事にしてもらうとい 」


刑事:駻間

「 ちょっ──、そんな勝手な事をされては── 」


霄囹

「 事件を解決したんだろ。

  犯人を逮捕しないと事件は未解決のまま迷宮りするぞ。

  いのか、それで?

  目のまえに犯罪者がるのに “ 未成年 ” を言い訳にしてばなしにするのか?

  今回と同じ事が起こるぞ。

  第2,第3の被害者がて、新たな加害者(犯罪者)まれる事になるが──、ほんとういのか?

  今からする事は、事件を解決させる為に必要な過程だ。

  うえから文句を言われるのが心配なら、僕が黙らせてやるから安心しろ。

  僕は顔が広いんだ。

  お偉いさん達の “ 恥ずかしい秘密 ” をチラ付かせれば、うるさくちぐんでのがしてくれる 」


マオ

「 シュンシュン…… “ 犯罪者 ” じゃなくて、だ “ 予備軍 ” だからな。

  いじめてた生徒を自殺に追い込んで死なせた訳じゃないんだからさ── 」


霄囹

「 自殺未遂するほど迄に追い詰めたヤツだぞ。

  予備軍じゃなくて、立派な “ 犯罪者 ” さ。

  少年法で守る義理も価値も無いヤツだ。

  上映会の準備は僕の式神──キノコンにさせる。

  かんさんは刑事の特権をフルこう使して必要な人間を集めてくれよ。

  断る奴は “ 事件解決に協力しない ” ってざいじょうで強制連行すればいからな! 」


マオ

「 強制連行は駄目だろ。

  警察でも民間じんを強制連行は出来ないって知らないのかよ 」


霄囹

「 事件を解決させる為の協力に貢献するならだしも、こばむ奴は善良な市民とは言わない!

  強制連行をされても文句を言う資格は無いのさ 」


マオ

「 無茶な事を言うなぁ…… 」


霄囹

「 分かったよ。

  強制連行は見送りにしてやる。

  その代わりと言っちゃなんだが──。

  かんさん──、『 明日あしたからいっ揃って路上生活する羽目になっても構わないならなくてい 』と伝えろ。

  なかった家族には、貧乏神をかせてやるからなぁ。

  貧乏神と死ぬ迄お付き合いしてもらう 」


マオ

「 えっ?

  貧乏神って《 家 》に住みくもんだら?

  人にかせる事なんて出来るのかよ? 」


霄囹

「 プロの陰陽師を舐めるんじゃない。

  高度な呪術を使えば、貧乏神を増やす事も出来るし、人間にかせる事だって朝飯まえさ。

  僕は凄い陰陽師だからな! 」


マオ

「 強制連行するよりひどくないか?

  貧乏神にかれた状態で人生を終えるまできるなんて── 」


霄囹

「 事件の解決に “ 協力したくない ” って言うんだから仕方無いだろ。

  自業自得だ。

  僕はチャンスを与えてるぞ。

  こばむ奴がわるいんだ。

  人生の選択にはつねに覚悟を持って選ばないといけないのさ。

  人生ってのは “ いっすんさきは闇 ” だからな 」


マオ

「 それっぽい事を言って誤魔化そうとするんだから──。

  シュンシュン、一寸ちょっとセロみたいになっててるぞ! 」


霄囹

「 おい。

  2度と言うなよ、それ!

  全身に鳥肌が立ったじゃないかよ 」


マオ

「 鳥肌って──。

 ( そんなにいやなら言わなきゃいいのに── )」


霄囹

「 マオ、上映会をするにしても肝心の証拠となる映像が無いと出来ないが、用意は出来てるんだろうな? 」


マオ

「 それならバッチリだよ。

  セロがBRDブルーレイディスクにダビングしてくれたから、デッキさえ有れば見れるようにしてくれたよ。

  今回は1つ返事で受けてくれたんだよな~~。

  オレってセロに愛されてるのかな(////)」


霄囹

なんか引っ掛かるが……まぁ、いさ。

  僕さきに[ 体育館 ]へ向かうぞ 」


マオ

「 シュンシュン、待てよ!

  えぇと…………()()さん……シュンシュンが御免なさい…… 」


 ()()さんに謝罪の言葉を伝えたあと、「 早くいよ! 」って呼ぶシュンシュンのあとを追って[ 生徒指導室 ]をた。

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