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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
四月下旬 【 外出して❗ 】「 デwwwwwト 」前の話です。
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⭕ vs 怪異 2


霄囹

「 攻撃を続ければいんだ。

  弱まったら僕が使役する 」


マオ

「 無抵抗な高速ババァを斬りぎさむのかよ 」


霄囹

「 さっきも言ったろ。

  コイツ(高速ババァ)はマオの首を狙ったんだぞ!

  キツメの “ お仕置き ” が必要なのさ。

  マオにだって、それぐらい分かるだろ? 」


マオ

「 ………………分かったよ。

  セロにバレて〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されるのは可哀想で不憫だし……。

  シュンシュンの式神になれば、コキ使われるだろうけどきてはいられるもんな 」


霄囹

「 そう言う事だ。

  式神になれば、今迄みたいに人間を≪ 異界 ≫にキープして腹の減ったときらうなんて事も出来なくなるぞ。

  このトンネルもかいつうすれば、時間をおおはばに短縮する事が出来るようになるから、地元民もハッピーになる。

  い事づくめだろ 」


マオ

「 だよな。

  なにわるい事をする訳じゃないもんな!

  よしっ、心機一転して、高速ババァを弱らせるぞ! 」


霄囹

「 そのとおりだ、マオ! 」


 そんな訳で、オレは再び高速ババァをとうで斬ってはダメージを与え続ける。

 な~~んかうまく言いくるめられた気もするけど、トンネルが使えるようになるのはい事だと思う。

 高速ババァがトンネルからなくなれば、《 心霊スポット 》が1つ無くなるし、《 心霊スポット 》にた人間が怪異に襲われる事も無くなるし!


 《 心霊スポット 》が減るのだってい事だと思う。

 無駄に《 心霊スポット 》って多いもんな。

 でも、けんにはタクシーで “ 心霊スポット巡り ” をして大繁盛してるタクシーがいしゃも在るみたいだし、手当たり次第に《 心霊スポット 》を減らすのはくない気がする。


 心霊タクシーか……。

 機会が有れば、オレも乗ってみたいな。

 セロと一緒に深夜の心霊タクシーデート──いかも知れないぞ!


 こん、セロに話してみよっと!

 米●町にも《 心霊スポット 》は在るんだし、どっかのタクシー会社がてやってくれないかなぁ~~。

 暑い夏限定の心霊タクシーだけじゃなくて、寒さに震えながら冬限定の心霊タクシーとかも雰囲気がいかもだよな?


 なんて思いながらとうを振っていると、シュンシュンから合図がる。

 どうやらじゅうぶんに高速ババァを弱らせる事が出来たみたいだ。

 オレはとうを構えたまますうがる。


霄囹

い感じに虫の息だな。

  マオに頼んで正解だったな 」


 そう言ったシュンシュンはぎぬそでの中から御札を取りした。

 使役する為に使う御札だろうか──。

 すうまいの御札はれもいろが違ってカラフルだ。


 文字が書かれているみたいだけど、達筆過ぎてオレには読めない。

 シュンシュンも達筆な字を書くからなぁ~~。

 もしかしたら、故郷の≪ こく ≫で使っていた文字かも知れない。


 げんさん,げんさんも陰陽師だから御札を作る。

 当然ながら御札には文字を書くらしい。

 達筆な字で書かれているけど、“ ≪ にっぽんこく ≫の文字では書かない ” って言っていた。


 ≪ にっぽんこく ≫の文字で書いた御札と≪ こく ≫の文字で書いた御札では、発揮される効果が違うのかな?

 へんの事情は聞いてないから分からないけど、なにか──それなりの理由が有るのかも知れない。

 ちょうい機会だし、シュンシュンに聞いてみよっと。


 そうそう、シュンシュンはと言えば──陰陽術を発動している。

 陰陽術を発動させているシュンシュンは、ほんとうに陰陽師っぽく見えてカッコいいんだよな。

 普段のシュンシュンとは月とスッポン並みに違う。


 弱っている高速ババァがくるしそうにうなっている。

 高速ババァのからだには “ ことだまくさり ” がいて痛そうだ。

 抵抗が出来ないようことだましばっているんだろうか。


 “ ことだまくさり ” はなんじゅうにもかさなって高速ババァをくるしめている。

 カラフルな御札が形を変えて、がんじがらめに拘束されている高速ババァのからだにグサグサと容赦無く突き刺さる。

 いた(いた)しい光景で見てられない……。


 じゅうぶんに弱らせた筈なのにだ弱らせる気なのか??

 やり過ぎなんじゃあ……。

 シュンシュンはまで高速ババァに非道な拷問的な虐待を続ける気だろう。


 こんな使役の仕方をしていれば、式神から恨まれたり(怨まれたり)、殺意をいだかれても仕方無いじゃんか。

 シュンシュンに使役されるって大変な苦痛をともなうんだな。

 もっと穏便な使役方法は無いのか??


 とうのシュンシュンは愉快そうに笑っている。

 すっかり顔芸も板に付いている。

 完全にわるものだ。


 高速ババァのしたに陰陽陣が現れる。

 高速ババァがひかる陰陽陣の中へしずんで行く。

 どうやら使役が終わったらしい。


霄囹

「 ふぅ……。

  大人しくくだればいものを弱いくせに無駄なわるきしやがって!

  僕に抵抗するなんてなまな怪異だったな 」


マオ

「 抵抗してたのか?

  オレには “ 一方的に痛め付けられてる ” ように見えたけど…… 」


霄囹

「 誤解されるような事を言うなよ!

  普通は勝てないとわかるとと使役も出来るんだ。

  僕のちからが封じられている所為だ…… 」


マオ

「 シュンシュンも高速ババァに “ 舐められてた ” って事か 」


霄囹

「 認めたくはないがな!

  弱い怪異のクセに!

  まぁいい。

  目標は達成したんだ。

  次の《 心霊スポット 》へ向かうぞ 」


マオ

「 えぇっ!?

  ほかの《 心霊スポット 》にも行くのかよ?

  だ式神を増やす気なのか? 」


霄囹

「 式神にはしない。

  しきれいにするんだ 」


マオ

しきれい

  だ増やすのか?

  シュンシュンも好きだなぁ~~ 」


霄囹

しきれいれだけても困らないからな。

  パシリは多ければ多いほういんだ 」


マオ

「 だったら、高速ババァもしきれいかったんじゃ…… 」


霄囹

「 それは言うな!

  式神を召喚するから、飛んで行くぞ 」


マオ

「 シュンシュン、使役した高速ババァを使わないのか? 」


霄囹

そらを飛ぶ式神で移動したほうが景色もいだろが。

  高速ババァだぞ、高速!

  おちおち景色も楽しめやしないじゃないかよ 」


マオ

「 使役しといて使わないとかひどくないか? 」


霄囹

「 新座者の式神は先輩式神から洗礼を受けるんだ。

  鍛えてもらわないと “ いざと言う時 ” 使い物にならないからな。

  ごろの鬱憤らしには持っていな相手だろ 」


マオ

「 先輩式神達から容赦無い集団フルボッコされるって訳かよ? 」


霄囹

「 もっと言葉を選んで使えよ。

  ほらっ、式神の背中に乗れよ 」


 シュンシュンが召喚した式神の背中に乗せてもらう。

 シュンシュンに向ける目とオレに向ける目が明らかに違う。

 オレに向けてくれる目は凄く優しい気がするんだよな。


 撫でてみると嬉しそうにしてくれるし、シュンシュンに対する態度とはさまに違っているから少し複雑な感じだ。

 シュンシュンなんて、オレになついてくれる式神を見ては舌打ちしてるしなぁ~~。

 シュンシュンが合図をすると式神がしずかにちゅうに浮く。


 式神はそら高くがってくれる。

 絶景な景色を見せてくれようとしているみたいだ。

 そんな式神に対して主人あるじのシュンシュンは「 張り切りやがって! 」と小さくつぶやようき捨てる。


 そういう所だと思うんだよな、シュンシュン!

◎ 訂正しました。

  心霊スポット ─→ 《 心霊スポット 》

  心霊スポット巡り ─→ “ 心霊スポット巡り ”

  多いいほうが ─→ 多いほう

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