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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
四月上旬 【 囲碁サロン始めました。】「 デwwwwwト 」前の話です。
403/424

⭕ 囲碁サロン 2


担当さん

「 遅くなっちゃって、メンゴねぇ~~。

  セロちゃあん 」


 は??

 「 セロちゃあん 」だと!?

 オレのセロを “ ちゃん ” 呼びだとぉぉぉぉぉぉ!!!!


 なんて恐いモノ知らずな男なんだ!

 それにしても喋りかたが独特なような……。

 癖が強いな。


担当さん

「 あのジジィ~~。

  結局、今回の原稿、落としやがったのよのぉ~~。

  マジでキィィィィィ~~~~!!!! 」


セロフィート

「 小説界のドン(大御所)さんに対して、そんな事を言ってはいけません。

  稼ぎがしらさんでしょうに 」


担当さん

いくら稼ぎがしらドン(大御所)でも、原稿を落とすなんて有り得ないわよ!!

  新人だって締め切りを守って頑張って書きげてくれてるのに、ドン(大御所)がアレじゃあ新人作家にしめしが付かないわぁ!

  代わりの小説を掲載するにしても肝心の小説が無いのよぉ~~。

  の朝までに渡さないといけないのにぃ~~!!

  早く新しい担当を付けてほしいわぁ…… 」


セロフィート

むずかしいかたようですね。

  新しい担当を付けてもさいな理由でめさせてしまうのでしょう 」


担当

「 そうなのよぉ~~。

  ジジィになると頑固に拍車が掛かって困るわぁ~~ 」


 男なのに女言葉で話しているセロの担当さんは、オネエって事か??

 オネエでも編集者になれるんだな……。

 それにしてもオレのセロに対して馴れ馴れしいな!


マオ

「 セロ、この人は? 」


セロフィート

「 マオは初めてさんでしたね。

  ワタシの担当をしてくれている編集者のいさみねさんです。

  いさみねさん、ワタシの弟です 」


マオ

「 初めまして。

  まおです。

  お兄さんは、オネエなの? 」


編集者:功峰

「 あら、小さいのに “ オネエ ” なんて言葉を知ってるのねぇ。

  まお君は小学生かしら? 」


マオ

「 20歳だけど!

  とっくに成人してるし! 」


担当編集者:功峰

「 あらやだぁ~~。

  全然見えないわぁ~~。

  ムキになっちゃって可愛いわね♥️

  でも、セロちゃんって21歳じゃなかったかしら?

  弟さんとは1歳差なの? 」


セロフィート

「 ふふふ…。

  マオは16歳です 」


担当編集者:功峰

「 あらぁ~~じゃあ、高校生なの?

  20歳なんて嘘いてちゃって可愛いじゃないのぉ~~♥️

  背伸びをしたいとしごろなのね 」


 また16歳にされた!

 セロはオネエ担当編集者とはなしをしている。

 2人のあいだはいって邪魔したい!


 でも仕事のはなしをしているからあいだに割ってはいって邪魔する訳にもいかないしな……。

 オレは黙って2人のはなしをセロのとなりで聞いてるしかない。

 2人のはなしの内容は、架空の駅前周辺に在る《 囲碁サロン 》が物語の中心になるみたいだ。


 主人公のモデルはかオレになった。

 オレの主人公は、駅前周辺で起きるかず(かず)の事件に遭遇する事になる。

 原因は不明だ。


 のちに事件に遭遇する原因が、首から掛けて身に付けているプラチナリングの所為だと発覚する流れを書くらしい。

 プラチナリングには秘密が有る設定にするらしいけど、今はれないらしい。

 で──、事件に遭遇すれば刑事から事情聴取を受ける事になる。


 なんも事情聴取を受ける事になるオレの主人公は、刑事達にマークされてしまう事になる。

 1人の成人男性が主人公の働く《 囲碁サロン 》にて、かよようになる。

 この成人男性は主人公を監視する役目を上司から言い渡された若手刑事だ。


 若手刑事は努力のすえ、主人公と仲良くなる。

 主人公と出掛けたりもするようになると若手刑事も主人公とともに事件に遭遇するようになる。

 “ 怪しい ” と思われていた主人公が完全に白だと判明した事で監視の任をかれる事になるんだけど、主人公との友人き合いは続く。


 主人公が奇妙な怪奇事件の謎をいてくれるから、事件を解決させる為に刑事は《 囲碁サロン 》にかよい続ける。

 そのたびに《 囲碁サロン 》ではいろ(いろ)なイベントが開催される為、若手刑事は主人公の友人としていろ(いろ)と手伝わされたり、ときには対局したりと《 囲碁サロン 》の魅力を読者に伝える役としても活躍するみたいだ。

 自然な流れを作って《 囲碁サロン 》の宣伝をする中で、囲碁雑誌をく登場させて宣伝するなんてさすだな!


 今はたび(たび)起こる事件を2人で考えているみたいだ。

 となりで聞いてるだけなのは詰まらない。

 オレはせきを立って場所を移動した。


 サロンの中をプラプラ歩いていると、スタッフにこえを掛けられた。

 どうやらにゅうてんした院生が対局する相手を探しているらしい。

 スタッフはオレがセロと囲碁を打っていたのを見ていたらしく、駄目元でこえを掛けたみたいだ。


 断る理由も無いから申しを受ける事にした。

 スタッフは安心した顔で院生の元へ案内してくれる。

 院生は女の子だ。


スタッフ

「 お待たせ。

  囲碁を打てる子がたよ!

  かったね 」


マオ

「 初めまして。

  げんじのまおだよ。

  宜しく? 」


院生の少女

「 初めまして。

  くによ。

  貴方あなたの棋力は高いのかしら? 」


マオ

「 低くはないと思うけど?

  オレより弱い相手には指導碁しか打てないし── 」


奥邦真矢奈

「 はぁ?

  指導碁しか打てない?

  なにそれぇ?

  じゃあ、貴方あなたは私に指導碁なんて打てないわよ!

  私、強いんだからね! 」


マオ

「 院生ってプロをしてるんだよな?

  じゃあ、期待するよ。

  オレに勝負碁を打たせてくれよな! 」


 互いに向き合って椅子に腰をろしてすわる。

 あいだにはテーブルが在って、テーブルのうえには碁盤とが置かれている。

 オレはも黒ばっかりだから、今回は白にしてもらった。


 相手の院生の子(奥邦真矢奈)が黒番で先手だ。

 互いに「 お願いします 」と挨拶を交わして、対局が始まった。

◎ 訂正しました。

  若手刑事の努力のすえ、─→ 若手刑事は努力のすえ

  くな登場させて ─→ く登場させて

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