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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
四月上旬 【 囲碁サロン始めました。】「 デwwwwwト 」前の話です。
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⭕ 囲碁サロン 1

◎ 読者の皆さん、御早う御座います。

  いつも覗きに来てくださって有り難う御座います。

  ちゃんと暇潰しになっているでしょうか?

  今回は《 囲碁サロン 》を舞台にして書いてみました。

  囲碁をしない奴なので、囲碁サロンなんて行った事もありません。

  勝手なイメージで書いています。

  囲碁サロンを実際に知っている読者さんが居たら「 ごめんなさい 」な作品です。


──*──*──*── とある囲碁サロン


マオ

「 へぇ~~。

  が《 囲碁サロン 》って所なんだ?

  《 碁会所 》と違って洒落乙だな~~。

  高級感あるぅ~~ 」


セロフィート

「 今や《 碁会所 》は、低価格で庶民派の高齢者が孫を連れて集まり易く、和気あい(あい)と囲碁を楽しめる場所として認知されてます。

  《 囲碁サロン 》は高価格では有るものの、お洒落な空間で優雅に囲碁をたしなむ事の出来る若者が集まる場所として認知されてます 」


マオ

「 へぇ~~。

  《 セロッタ商会 》ってたしか地域に密着した《 碁会所 》派だったよな。

  駅前派の《 囲碁サロン 》にも挑戦するのか? 」


セロフィート

「 《 囲碁サロン 》の出店はしません。

  駅周辺には《 宿泊施設ホテル 》が在ります。

  その中に囲碁を打てる場をもうけてます。

  わざ(わざ)あらたに出店する必要はないです 」


マオ

「 そうなんだ……。

  じゃあ、今回はなんで《 囲碁サロン 》にたんだ? 」


セロフィート

「 担当さんから『 次回作は囲碁を題材とした内容で執筆してほしい 』と言われました。

  《 囲碁サロン 》で働く主人公が駅前周辺で起こるさま(ざま)な事件を華麗に解決していく内容を希望されてます 」


マオ

「 主人公キャラの職場が《 囲碁サロン 》だから、《 囲碁サロン 》で打ち合わせをするって事? 」


セロフィート

「 そうです。

  事件は解決するより起こすほうが楽しいでしょう。

  主人公を犯人役として執筆したい事を伝えましたけど、却下されました 」


マオ

「 《 囲碁サロン 》で働く主人公が犯人は駄目だろ。

  《 囲碁サロン 》に迷惑が掛かるぅ~~。

  そもそも囲碁のイメージも悪くなるんじゃないか? 」


セロフィート

「 知った事ですか 」


マオ

「 知った事だよ!

  《 囲碁サロン 》で働いてる店員さん(スタッフ)に作業のはなしを聞いたりするんだ? 」


セロフィート

「 そうでしょうね。

  実際に体験する事も有るでしょう 」


マオ

「 セロに接客なんて出来無いだろ。

  接客されちゃうがわなんだかさ。

  《 ホストクラブ 》で担当さんと打ち合わせしてたときだって、女性客からボトルをなんぼんみつがれて、『 ホストとして働かないか? 』って勧誘されてたしぃ~~ 」


セロフィート

「 はて?

  そんな事ありました? 」


マオ

「 あっただろが!

  【 新人ホスト怪奇譚 】ってタイトルの新人ホストが怪奇事件の謎をき明かしてくシリーズ小説!

  オロオロしてた担当の代わりにオレが、丁重に御断りしただろ!

  今回も面倒な事にならなきゃいけど…… 」


セロフィート

「 そのときは、マオがなんとかしてください♥️ 」


マオ

「 心配しなくてもするよ!

  その為に着いてたんだからな。

  それで──、肝心なときには役に立たない担当さんはるんだ? 」


セロフィート

「 マオ……。

  担当している作家さんの所でトラブルが起きたみたいですよ。

  2時間ほど遅れるそうです 」


マオ

「 トラブルって──。

  作家が起こすトラブルってなんだよ……。

  じゃあ、待ってるあいだどうするんだ? 」


セロフィート

「 久しりに打ちましょう 」


マオ

「 ハンデを要求するからな! 」


セロフィート

「 はいはい。

  好きなだけ置き石してください 」


 という訳で、担当さんがる迄、強運で無敗のセロと囲碁を打つ事になった。






 かなりのかずの置き石を盤上に置いてからのスタート。

 くろばんはオレだ。

 先手で黒石を打つ。


 セロは両眉をげて、なんか残念そうな顔で笑っている。

 どういう心境なんだよっ!

 期待はずれな場所に打ったのか?


セロフィート

「 マオはしい場所に打ちますね 」


マオ

「 どゆことだよ? 」


セロフィート

「 もはや才能でしょう 」


マオ

「 褒められてる気がしないな!

  いから打てよ 」


セロフィート

「 はいはい 」


 セロが白石を打ったあと、交互に打つ。

 順調に打てていると思う。

 でもなんでかな?

 黒石のかずが減ってる気がする??


マオ

「 いや…………明らかに減ってる!! 」


セロフィート

「 どうしました? 」


マオ

「 セロ!

  オレの黒石、取ってるだろぉ! 」


セロフィート

「 いやですね、マオ。

  きみが取らせてくれてるのに 」


マオ

「 はぁぁぁぁ!?

  なんでオレがセロに黒石を取らせてやらないといけないんだよ!

  そんな事したらセロに勝てないじゃないかよ! 」


セロフィート

「 おや、ワタシに勝つ気で打ってました?

  ワタシを “ 勝たせてくれる ” と思ってました♪ 」


マオ

「 そんな訳ないだろ! 」


セロフィート

「 そろそろ投了します? 」


マオ

「 するかよ!! 」






マオ

「 とぉりょお~~~~ 」


セロフィート

う御座いました。

  今回もマオに勝たせてもらいましたね♪ 」


マオ

いやぃ~~。

  あんなに置き石したのに負けるなんて…… 」


セロフィート

「 マオ、置き石をしたからと言って必ず勝てる訳ではないです。

  づるさんは優しいですから、負けてくれるかも知れませんけど 」


マオ

「 それもなんだな……。

  セロ、この状態から黒石が逆転する手は有るのか? 」


セロフィート

「 勿論あります。

  棋譜を記録してから見せましょう 」


マオ

「 オレの華麗なる逆転劇の始まりだな! 」


 けいに棋譜を記録したあと、セロが赤石を使って黒石の続きを打ち始めた。

 オレが白石を担当している所為なのか、負けていた黒石が白石を容赦無く攻める。

 勝っていた白石が黒石に押されていく。


 オレの抵抗と頑張りもむなしく、白石は黒石に逆転されて負けてしまった。

 セロだから出来るかみわざだ。


マオ

「 黒石が逆転して勝てたのに複雑だぁ~~!

  オレが白石を担当したばっかりに、白石が簡単に逆転されたんじゃ…… 」


セロフィート

「 マオ、自分を過小評価してはいけません。

  マオが弱い訳ないでしょう。

  マオだから、このていで済みました。

  自信を持ってください 」


マオ

「 セロに言われてもなぁ~~ 」


セロフィート

「 もう一局、打ちます? 」


マオ

「 遠慮しとくぅ~~。

  それより、昼食ランチも出来るんだよ?

  セロとカップルパフェが食べたい! 」


セロフィート

「 はいはい。

  メニューを見てみましょう 」


 囲碁を切りげて、メニューを手に取ったら広げて見てみる。

 しそうなデザートの写真が載っている。

 ランチ用の料理も豊富だ。


マオ

「 ランチ用の料理も洒落乙ぅ~~。

  カップルパフェは無いみたいだな…… 」


セロフィート

「 2種類のパフェを2人で食べればいでしょう。

  マオが食べたいパフェを選んでください 」


マオ

「 うん(////)

  じゃあ── 」






 注文した2種類のパフェをセロと一緒に食べる。

 セロがしきりに「 あ~~ん 」をしてるから照れるぅ~~(////)

 オレしかパフェを食べてない気がするけど、“ 気の所為 ” だって思う事にする❗


マオ

「 両想いの相手と食べるパフェは格別にいな♥️ 」


セロフィート

「 ふふふ…。

  嬉しい事を言ってくれますね、マオ。

  そうそう、この《 囲碁サロン 》にはく、囲碁の強い院生の子がるそうです 」


マオ

「 院生の子ぉ?

  院生って囲碁のプロをして頑張ってる研修生だっけ?

  普通は《 囲碁教室 》にかようんじゃないのか? 」


セロフィート

たまには院生以外とも打ちたいのでしょう。

  運がければまれに院生より強いアマチュアと打てる日も有ります 」


マオ

「 あぁ~~そっか。

  アマチュアって《 碁会所 》や《 囲碁サロン 》にて打つんだっけ?

  がるに打てるネット碁もいけど、じかに相手と向かい合って打つほうが楽しいもんな! 」


セロフィート

「 現在では《 囲碁サロン 》の中でしょう大会を開催したり、周辺の《 囲碁サロン 》と協力し、ちゅう大会を開催したりと囲碁を盛りげる活動をしてます。

  小説の参考にもなります 」


マオ

「 小説に書いたら、色んな世代の人に知ってもらえるな。

  切っ掛けづくりに貢献か~~ 」


セロフィート

「 《 囲碁サロン 》の宣伝小説になるつもりは無いですけど 」


マオ

「 そんな事、言うなよ。

  囲碁の普及活動に繋がる訳だしさ。

  オレだってセロの小説が売れる事で囲碁普及の貢献になる全面的に協力するし! 」


セロフィート

「 マオ……。

  げんは取りました♥️

  早速、マオに頼らせてもらうとしましょう 」


マオ

「 は?

  どゆことだよ? 」


セロフィート

「 担当さんがました 」


マオ

「 …………女じゃないよな?

  オレがるのに担当と浮気なんて許さないからな! 」


セロフィート

いてくれて嬉しいです♪ 」


 セロの担当をしている編集者がちかいてる。

 かった。

 男みたいだ。

◎ 訂正しました。

  次回作は囲碁を題材とした内容で執筆してほしいそうです。─→ 『 次回作は囲碁を題材とした内容で執筆してほしい 』と言われました。

  出来ない ─→ 出来無い

  容赦なく ─→ 容赦無く

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