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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
三月上旬 【 必殺、助っと人 】「 デwwwwwト 」前の話です。
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✒ 呪われた家? 1

◎ 読者の皆さん、御早う御座います。

  暇潰しに覗きに来てくださって、有り難う御座います。

  今回は【 ダンダダン 1期 】の最終回を見て、書いてみました。

  2回目の再放送で初めて最後まで見たのですが、気になる終わり方だったので2期が楽しみで仕方ありません。

  TVが御愁傷様してしまったので( 6月28日現在 )、新しいTVが買える迄アニメは御預けな訳ですが……。


──*──*──*── マックンナルド


マオ

「 はぁ?

  のろわれた家ぇ??

  それがなんだよ? 」


霄囹

「 依頼を受けたんだ。

  着いててくれ 」


マオ

なんでだよ!

  強い式神やびとるんだから、1人で行けばいだろ 」


霄囹

おとりるんだ 」


 シュンシュンは悪戯っ子みたいにニヤッと笑う。

 いやな笑いかたぁ~~。

 いやらしかっ!


マオ

「 なぁ、シュンシュン── 」


霄囹

なんだよ? 」


マオ

主人あるじおとりに使う眷属なんてシュンシュンだけだぞ 」


霄囹

「 フフン!

  褒め言葉だな。

  もっと褒めてくれていぞ! 」


マオ

「 褒めるか!

  それより、なん今日きょうは大人の姿なんだよ? 」


霄囹

たまにはいだろ。

  セロフィートより僕とほう兄弟きょうだいに見えるんじゃないかぁ~~? 」


マオ

「 セロの耳にはいったら〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されるぞぉ~~ 」


霄囹

「 眷属を守るのは主人あるじの役目だろ。

  しっかり頼むぞ、マオ! 」


マオ

「 確信犯かよ!

  まったくぅ~~ 」


 オレはスマホ(スマートフォン)で、シュンシュンから《 マックンナルド 》に呼び出された。

 てんないはいってシュンシュンをさがすと、子供の姿じゃなくて、大人の姿のシュンシュンがた。

 オレにはなんでシュンシュンが大人の姿なのかは分からない。


 黒い髪,黒い瞳……たしかにオレと並んだら兄弟きょうだいに見られそうだ。

 シュンシュンは黒くて長い髪を後ろでむすんでいる。

 整った顔ちをしていてイケメンだ。


 オレも成長が出来ていたら、シュンシュンみたいに背が高いイケメンになっていたのかな?

 “ セロだけのマオになる ” 人生を選んだ事で、人間で有る事と、成長する事を捨ててしまったオレ──。

 オレがばなしてまった永遠にない未来の姿──。


 羨ましいんだよなぁ~~。

 セロときるみちを選んだ事は後悔していない。

 セロを選んだ事で、色んな≪ 大陸 ≫や≪ しまぐに ≫を旅する事が出来ているし、色んな出逢いや別れを経験する事が出来ているからだ。


 本来ならてきたいしている事が普通なシュンシュンと《 マックンナルド 》で向かい合ってバーガーを食べるなんて事は有り得ない事だけど、セロの存在が有って “ 有り得ない事 ” が目のまえで実現されている。

 そもそもこく ≫に行かなければ出逢う事すら無かった訳だけど──。


霄囹

「 これ食べたら行くからな 」


マオ

「 へ?

  今日きょう行くのか?

  オレ、なにも持っててないけど! 」


霄囹

「 当たりまえだろ。

  私服でとうなんか持ち歩いてたら(職務)(質問)されたうえに銃刀法違反で逮捕されるっての!

  とうは僕の転移陣で取り寄せるから心配するな。

  僕だって私服だしな 」


マオ

「 それもそっか──。

  シュンシュンがファッションに興味が有るなんて思わなかったよ。

  高そうな服着てるよな 」


霄囹

「 ファッション雑誌に掲載されてるオススメのメンズファッションさ。

  マオには縁が無いけどな 」


マオ

ひとこと余計だからな!

  ところで──、のろいったってさ、結局は人間の認識違いだろ。

  わるい事に対しての仕置きや制裁が、人間にとってはこのましくない不都合な事物現象だから “ のろい ” とか “ たたり ” って知らない人間が勝手に呼んでるだけじゃんか。

  ほっときゃいんじゃないか? 」


霄囹

「 馬鹿言えよ、ほっといたらもうからないだろ。

  僕は稼ぐ為に “ 商売 ” で陰陽師をしてるんだ。

  なにかと出費の多い陰陽師ぎょうを慈善事業で出来るかよ! 」


マオ

「 シュンシュンはな。

  稼がなくてもいぐらい稼いでるってのに── 」


霄囹

「 湯水のようカネいてる金持ちからガッポリしてなにわるいよ。

  奴等(金持ち)にしてみれば、5千万円なんてガネさ 」


マオ

「 ごっ──。

 { 5千万円だってっ!? }

  随分とじゃないかよ…… 」


霄囹

「 ぼってない!

  良心的な価格だぞ。

  僕が交渉すれば5千万なんてチョロいのさ。

  なにせ僕は “ ()() ” だからな!

  多額な報酬額を交渉術なら誰にも負けないさ! 」


マオ

「 せしめるって──。

  完全にじゃんかよ…… 」


霄囹

一寸ちょっといろを付けただけさ 」


マオ

ちなみにいくらだよ? 」


霄囹

「 4千万だな! 」


マオ

「 盛り過ぎぃ~~。

  本来は1千万の仕事かよ。

  1千万でも高いと思うのに…… 」


霄囹

いのちけの仕事だぞ。

  4千万もうわせしてなにわるいってんだ。

  4千万は僕のいのちの値段だぞ 」


マオ

「 ………………不老不死なんだからいのちけたって死ねないだろ…… 」


霄囹

いんだよ。

  持ってる奴から取るのは商売の鉄則だぞ。

  商売を舐めるな! 」


マオ

「 そんな鉄則なんて聞いた事すらないけどな! 」


 注文したバーガーセットを食べ終えたシュンシュンとオレは《 マックンナルド 》をる事にした。

 バーガーセットはオレがまえに注文されていたから、支払いはシュンシュンが済ませてくれている。

 初めてシュンシュンからおごってもらえた気がする。


霄囹

「 マオ、これな 」


マオ

「 うん?

  あらたまってなんだよ? 」


霄囹

「 バーガーセットの領収書だよ。

  マオの分な。

  ちゃんと返せよ 」


マオ

おごってくれないのか? 」


霄囹

「 はぁ~~?

  なんで僕がおごらないといけないんだよ。

  請求するに決まってるだろ 」


マオ

「 依頼人から4千万もバーガー代を請求するのかよ…… 」


霄囹

「 当たりまえだろ!

  主人あるじなんだから、ちゃんと返してくれよ!

  踏み倒すなんて許さないからな! 」


マオ

まったく…… 」


 シュンシュンから領収書付きのレシートを受け取る。

 オレが食べたぶんだけだと思っていたら、2人ぶんのバーガーセット代だ。

 こういうときってオレが食べたぶんだけの領収書を渡すもんじゃないか?


 オレが領収書付きレシートを見ているあいだにシュンシュンは《 マックンナルド 》を出ていた。

 オレもあとを追って《 マックンナルド 》をた。

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