✒ 嗚呼…非道 5
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
足りないオツムで考えて色々と事件を書いてみましたが、如何だったでしょうか。
いかせん0から生み出せない才能なしの作品ですか、寛大な心で読んでくださり有り難う御座いました。
ドラマや小説で奇妙で奇抜な事件を思い付いて書ける人達は凄いですね❗
──*──*──*── 翌日
──*──*──*── 東京都米●市米●町米●横丁
──*──*──*── 犯罪天国都市・米●町
──*──*──*── 裏野ハイツ
──*──*──*── 2階・202号室
翌朝、軽めの朝食を[ 喫茶店 ]で済ませた後、フロントでチェックアウトを済ませて《 裏野ハイツ 》へ帰って来た。
行きはバスに乗って向かったけど、帰りは転移魔法で一瞬だ。
我が家へ帰って来れた途端に安堵したのか、ベッドの上にた倒れ込んだ。
セロフィート
「 マオ、どうしました? 」
マオ
「 久し振りのベッドじゃないかよぉ~~。
お日様の匂いがして安心するぅ~~(////)」
セロフィート
「 セノコンとマオキノがマオの為に御馳走を用意してくれてます。
先に食べて来てください 」
セロはオレの髪を優しく撫でてくれる。
もう少し、お日様の匂いのするベッドの上でゴロゴロしたかったけど、マオキノとセノコンに顔を見せる為に1階へ下りる事にした。
──*──*──*── 1階
階段を下りて1階へ行くと、食卓の上に沢山の料理が並べられていた。
マオ
「 ただいま、マオキノ!
ただいま、セノコン! 」
マオキノ & セノコン
「「 マオ様ぁ~~ 」」
マオキノとセノコンが駆け寄って来る。
円らな可愛い瞳に涙を溜めて嬉しそうに抱き付いてくれる。
久し振りの癒しぃ~~~~♥️♥️♥️
マオキノ
「 お帰りなさいませエリぃ~~ 」
セノコン
「 お帰りを心待ちにしてましたエリ~~ 」
マオ
「 帰って来るのが、遅くなって御免な。
桃狩りが延期になって、遅くなっちゃったんだ…… 」
オレは出来立ての美味しい料理に舌鼓を打ちながら食べる。
料理を食べながら、マオキノとセノコンに旅行先で起きた事件の話を聞かせた。
マオキノ,セノコンは真剣にオレの話を聞いてくれる。
出された料理を完食した後、久し振りに時代劇を見ようと思って、リモコンのボタンを押してTVの電源を付けた。
付いたチャンネルでは他県のニュースが放送されていた。
マオ
「 あれ?
この《 旅館 》…………見覚えが有るな~~ 」
セノコン
「 どうされましたエリ 」
マオキノ
「 マオ様、桃を使ったスイーツですエリ。
御賞味くださいませエリ 」
マオ
「 有り難う!
待ちに待った桃のスイーツ♥️
これって……パイかな? 」
マオキノ
「 煮詰めた桃にパイ生地を巻いて焼き色を付けましたエリ。
洋梨を桃に変えて作りましたエリ 」
セノコン
「 桃のゼリーも作りましたエリ 」
マオ
「 どっちも美味しそうだなぁ~~ 」
ニュースを見ながら桃スイーツを食べる。
どうやら、セロとオレがチェックアウトして《 旅館 》を出た後で、またまた事件が起きたらしい。
マオ
「 物騒だよな。
事件が起きる前に帰って来れて良かったよ。
他にもチェックアウトしてた利用客も居たし、セロとオレが疑われる事は無いよな? 」
セノコン
「 大丈夫だと思いますエリ 」
マオキノ
「 そうですエリ。
マオ様は楽しい思い出だけを覚えていたら良いと思いますエリ 」
マオ
「 そうだな!
嫌な事も有ったけど、良い事も有ったしな…… 」
マオキノ,セノコンと久し振りに触れ合いながら、喋れた事も有ってか、傷心していたオレの心は癒された。
キノコンの存在って、オレが思っているよりもデカいんだなって実感する(////)
癒されて満足したオレは、マオキノとセノコンに御礼を言ってから、セロが待ってくれている2階の[ 寝室 ]へ上がった。
セノコン
「 マオ様、全く気付いて無かったエリ 」
キノコン
「 マオ様がニブちゃんで良かったエリ 」
セノコン
「 【 ツアー旅行 】の撮影、本日を持って終了エリ 」
マオキノ
「 お疲れエリ~~。
後は旅行中を上手く編集して、動画にアップするエリ 」
セノコン
「 スカウトした新米の役者達も誰もが良い演技をしていたエリ。
バラさなければ、新米の役者を起用した事も分からない出来エリ 」
マオキノ
「 次の撮影にも起用する役者を厳選するエリ 」
セノコン
「 忙しくなるエリ 」
セノコンとマオキノは空になった食器を手際良く片付けながら、今回のマオとセロフィートが参加した【 ツアー旅行 】の話を続けている。
どうやらマオが楽しみで参加した【 ツアー旅行 】の内容は、全て仕組まれた【 ツアー旅行 】だった様だ。
マオがセロフィートと訪れた、旅行先はキノコン達が態々撮影の為に用意した舞台だったらしい。
マオが出逢い、接した人物達も脚本に書かれた演技を実演していた役者達であり、起きた事件も全てが撮影の為に仕込まれた出来事だった様だ。
マオがこの事実を知る事は、もう少し先になりそうである。