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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
七月中旬 【 デwwwwwト 】年越しました。
394/433

✒ 嗚呼…非道 4


──*──*──*──  旅館


──*──*──*── 宿泊室


 転移魔法で戻ってた。

 [ 宿泊室 ]で時計を見たら14時だ。

 [ 喫茶店 ]に行って食事を済ませる事になった。

 [ 宿泊室 ]を出たら、廊下を歩いてエレベーターに乗る。


──*──*──*── 1階


──*──*──*── ロビー


 [ 喫茶店 ]へ向かって歩いてると[ ロビー ]に設置されているソファーに腰をろしてすわっている人がる。

 ビシッとスーツを着こなしている格好いい人だ。

 外見だけで判断をすると女性だ。


 最近は事件の所為で、外見だけで性別を判断したら駄目な事を学んだから、ほんとうに女性で合ってるのか分からない。

 女性の外見をしていてもじつは書類じょうの性別は、“ 男 ” とかだったらマジで怖い。

 その逆──ガッツリと男の外見をしているのに書類じょうの性別が “ 女 ” ってのが特に怖い。


 カオスな社会になりつつ有る。

 これも危険思考の悪徳政治家達とズブズブでグルッてるヤバい宗教団体の所為にして、社会問題にしてやりたい。

 セロには内緒でキノコンに相談してみようかな。


 セロと一緒にソファーのまえを横ると、女性が立ちがってこえを掛けてた。

 どうやらセロとオレを待っていたみたいで、伝えたい事が有るらしい。

 女性は刑事さんだった。


 折角だから女性の刑事さんも誘って[ 喫茶店 ]に向かった。

 どんなはなしか分からないけど、立ちばなしなんてしたくないし、オレはなにか食べたい気分だった。

 だって15時まえだしな!


──*──*──*── 喫茶店


 一応、ひとに付きにくくてたない席へ案内してもらう。

 セロとオレがゆうに並んですわり、向かいに女性刑事さんがすわる。

 女性刑事さんからは仕事の出来る女性のイメージがプンプンする美人さんだ。


 セロは値段の高いフルーツティーとショートケーキタルトを注文した。

 オレはパスタ,サンドイッチ,キッシュ,ピザと冷たいカルピスを注文した。

 女性刑事さんが注文したのはウィンナー珈琲だ。


 女性刑事さんから伝えられた内容は、“ い知らせ ” と “ わるい知らせ ” の2種類。

 さきに “ い知らせ ” から話してもらう事にした。

 どんなはなしが飛び出てるのかハラハラしてしまう。


 はなしの内容は以下だ────。


 オレが第1発見者になった【 わら殺人事件 】の殺人犯が見付かり、逮捕された事で、事件が解決したらしい。

 オレが発見した男を殺害した犯人は、ヒロッキ(萩頼寛晶)が教えてくれて、案内してくれた《 珈琲専門店 》にあしかよっていた常連さんだった。

 マスターとも仲がくて、ヒロッキ(萩頼寛晶)つとめている《 理髪店 》の店長とも殺害された被害者とも顔見知りだったみたいだ。


 殺害犯には仲良くしていた女性がたらしい。

 殺人犯は女性に対して想いを寄せていたんだとか。

 その女性は殺害された被害者からのストーカー被害に遭っていて、困っていたし、悩んでいたらしい。


 ある日、その女性は殺害された被害者から一方的な暴行を受け、強制わいせつ強姦レイプされ、望まない性的被害を受けてしまったらしい。

 女性は仲のかった殺人犯に打ち明けた。

 すうげつ、妊娠が発覚した事にショックを受けた女性は、みずかいのちってしまった。


 それが切っ掛け──引きがねとなり、殺人犯は女性を死に追いやった性犯罪者を見付け出して復讐する決意をしたらしい。

 で──、とうとう目的の性犯罪者を見付け出せた。

 あの夜、かわで殺害してとうそうしたって訳だ。


 殺害された被害者は、女性をストーカーしていた犯罪者で、一方的な暴行,強制わいせつ強姦レイプで女性へ望まない性的被害を与えた最低な犯罪者だった事が判明した。

 殺人犯は復讐を果たす為の鬼となってしまったけれど──、仲のい女性に想いを寄せて、いちいていた男性だった。

 なんて悲しくてやまれる結果だろう。


 ほんとうばっせられるべき相手は、殺人犯のほうじゃなくて殺害されてしまった犯罪者のほうじゃないか!

 なんあとあじわるい事件なんだ……。

 やるせない感が半端ない──。


 だけど、これで事件が1つ解決したのは事実だ。

 例え事情が有ろうとも事件が解決したって事は、世間的にも喜ばしい事だ。

 それがれつで最低な犯罪者が被害者としてから去っていたとしてもだ。


 次は知らせをく。

 わるい知らせの内容は、捜査ちゅうの刑事が殉職したらしい。

 なんでも、昨日きのうの提灯祭りのさいちゅうに《 じん神社 》の周辺で起きた事件にたずさわった刑事が、市民を優先して守った代わりに殉職したらしい。


 刑事が殉職するなんて珍しい事じゃないけど、知り合ったお巡りさん(藤嶋周斗)が【 《 CESコンビニエンスストア 》乱射事件 】で子供を守って殉職しているから、いやな予感しかしない。

 もしかして──、殉職した刑事って若手刑事(塢榁嶂德)だったりして??


セロフィート

「 それで殉職されたと言う刑事さんとは誰でしょう? 」


マオ

「 う…うん…… 」


 セロってば、ドストレートに聞くんだから!

 女性刑事さんが教えてくれたのは────。


セロフィート

「 そうですか……。

  それは残念です……。

  約束していた小説を《 旅館 》から送ったばかりなのですが…… 」


 セロと女性刑事が話してる内容を聞いて、昨日きのうの提灯祭りで殉職した刑事が、セロの小説ファンだったこわもて刑事だって事のさっしが付いた。

 昨日きのう、夕食を食べ終えたあとにセロはサインを書いた小説を箱にれていた。

 、朝食を食べに1階へりてときに、フロントに荷物を預けて、こわもて刑事がつとめてる《 警察署 》の部署宛に送ったばかりだ。


 折角こわもて刑事宛に荷物を送ったのに、こわもて刑事がセロの小説を読む日は2度と “ ない ” って事だ。

 昨日きのうの提灯祭りには行っていた。

 あの異変が事件の始まりだったのかも知れない。


 あのときうま根性を出して現場を見に行っていれば、もしかしたらこわもて刑事を助ける事が出来たかも知れない。

 あのとき、セロがオレをめなければ────。

 いや、行った所で回復ヒール魔法マジックこわもて刑事へ掛ける事が出来たか分からない。


 おおぜいひとまえ回復ヒール魔法マジックを使う訳にはいかないし……。

 結局、うま根性を出して現場を見に行ったとしても、なにも出来ないままで終わっていたかも知れない……。


マオ

「 セロ── 」


セロフィート

「 マオ……。

  仮に現場を見に行ったとしても、一般市民のマオとワタシはふかった刑事さんへはちかけませんでした。

  見に行かない選択をした自分を責めてはいけません 」


マオ

「 うん…… 」


 なんつらい事が連続して続くんだろう──。

 まるで誰かに仕組まれて起きてるみたいだ。

 だけど、それが出来る相手をオレは1人しか知らない。


 発作を起こしたセロが、裏で手を引いてたのか??

 ツアー旅行のあいだに起きたすべての事件にセロが関与している──とか。

 有り得るぅ~~~~。


 でもオレには、それを聞く勇気は無い。

 セロが仕組んだ事件なのか、親しくなったお巡りさん(藤嶋周斗)こわもて刑事さんを殉職へ追い込んだのか──って事を問い詰める事も出来ない。

 ………………セロが “ たずさわってる ” なんて思いたくないからだ──。


 セロをきらいになりたくないオレがるから……。

 惚れちまった弱味だな……。


マオ

昨日きのうの提灯祭りで事件を起こした犯人はつかまったの? 」


女性刑事

「 えぇ、なんとか取り押さえる事が出来てね。

  でも取り調べちゅうに歯に仕込んでいた毒を飲んだらしくてね、亡くなってしまったの…… 」


マオ

「 取り調べちゅうに服毒したの?!

  なんで!! 」


セロフィート

「 それは刑事さん達も捜査しているでしょう。

  服毒するとは、初めからつかまる事を想定していたのかも知れません。

  亡くなった犯人のバックにおおものるかも知れませんね 」


マオ

「 セロ…… 」


セロフィート

「 マオ、そんな顔をしないでください。

  マオが第1発見者となったかわの事件は無事に解決しました。

  桃りも出来ましたし、これででも≪ ひがしきょうけん ≫へ帰れます。

  喜びましょう 」


マオ

「 う…うん……。

  それは…そうなんだけど……。

  あとあじわるい “ ツアー旅行 ” になっちゃったな…… 」


セロフィート

「 そういうときも有ります。

  刑事さん、伝えにてくださりがとう御座います 」


女性刑事

「 いえ、上司からの指示ですから(////)」


 はなしが終わると女性刑事さんは、ウィンナー珈琲を飲み干して[ 喫茶店 ]を去って行った。


セロフィート

「 マオ、の朝、チェックアウトをして《 裏野ハイツ 》へ帰りましょう 」


マオ

「 分かった……。

  楽しい桃りツアーになる筈だったのにな── 」


セロフィート

「 退屈しませんでしたね♪

  さま(ざま)な事件が起きてくれた事で、それなりに楽しめる旅行でしたし 」


マオ

「 それなりに──かよ。

  オレは、どっと疲れたよ……。

  こんなツアー旅行なんてこんりんざいりだし、遠慮したいな! 」


セロフィート

「 ワタシには少しスパイスの量がものりませんでしたけど、マオには多過ぎたようですね 」


マオ

「 事件を “ スパイス ” って言うなぁ~~ 」


セロフィート

「 はいはい。

  こんの料理が最後になります。

  豪勢にしてもらいましょう 」


マオ

「 そだな。

  やけいしたい気分だからな! 」


 17時まで[ 喫茶店 ]で時間を潰したセロとオレは、[ 宿泊室 ]へ戻る。

 オレは最後の温泉を堪能する為、[ 宿泊室 ]にセロを残して、1人で[ 大浴場 ]へ向かった。

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