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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
七月中旬 【 デwwwwwト 】年越しました。
390/424

⭕ 桃狩り


──*──*──*── 桃農園


 転移魔法を使うとぐだな。

 《 桃農園 》にはすでに〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉がた。

 《 セロッタ商会 》のロゴとイメージキャラクターのセロカ君がえがかれている作業服を着ている。


 〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉は《 桃農園 》で働いている桃農家の人達からはなしを聞いていた。

 《 セロッタ商会 》が新聞を発刊していた事に驚きだけど、広告の掲載もしてるなんてな~~。

 全国版の新聞で、広告1わくの広告掲載代は4.000円らしい。


 新聞は8面で、1面には広告わくが12も有るんだとか。

 全国版とは言え、新聞の購読が出来るのはセロカ会員だけらしく、広告に掲載が出来るのもセロカ会員限定らしい。

 セロカ会員の特権みたいなもんか。


 新聞に掲載されている内容は、一押しの商品ネタ,主婦ネタ,料理ネタ,時事ネタとからしい。

 ほかにも年配者や学生向けに歴史特集なんかもしてるんだとか。

 子育てに頑張るママさん向け特集もにんらしい。


 なんでも、≪ にっぽんこく ≫を解体する為に、家族を壊してバラバラにする悪魔的な法案を国会にとおそうとしている政党のくわだてをする為、ぜっさん平和ボケちゅうの愛国しんが薄らいでるにっぽんこくみんへ向けて新聞をつうじてけいしょうを鳴らしてるんだとか。

 ヒロッキの母親がしゅうしんしているカルト宗教団体がその政党とズブズブらしく──、夫婦別姓,同性婚,事実婚,重婚なんかを進めているのは、戸籍制度を廃止して先祖と子孫の繋がりを絶ち切り、家庭を壊し、家族をバラバラにして個人単位にしてしまえば、≪ にっぽんこく ≫を解体するのが簡単になる──っていう恐ろしい目的を達成する為の手段の1つに過ぎないんだけど、平和ボケしている国民は裏が隠されている事まで深く考えないで、夫婦別姓や同性婚,事実婚,重婚に対して『 いいこと 』だと勘違いさせられて、共感,賛同する運動をしている道化ピエロと化して踊らされているんだとか。

 オレ達には関係無い事だからほうっといてもいのにさ、おカネを落としてくれる御客様(カモさん)達へ、よりい影響を与える為に情報提供の一貫として還元してるみたいな。


 これもすべては、ガッポリの為か。

 反対にセロが “ ガッポリ ” しなければ、≪ にっぽんこく ≫は昔にセロの実験場と化していた事だろう。

 キノコンは≪ にっぽんこく ≫を征服する気、まん(まん)だからな。


 げんさん,げんさん,づるさん,しろもだよな。

 みんな、物騒な想いを胸にいだいて生活している。

 ≪ にっぽんこく ≫での楽しい暮らし、まで続けられるんだろうな……。


 〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉が取材をしているあいだ、セロとオレは桃りを堪能させてもらえた。

 いろんな種類の桃の木が在って、いろの異なる桃をらせてもらえた。

 桃をるコツってのが有るみたいで、桃農家さんに教えてもらった。


 収穫した桃を2つずつ用意して、段差を付けた長テーブルのうえに1つずつ並べて行く。

 切ってない状態の桃はうえの1段目に置かれる。

 中身を見せる為に切られた桃は真ん中の2段目に置かれる。


 試食用に切られた桃は、3段目に置かれる。

 桃を並べ終わると、試食用の桃の前に桃の名前が書かれたプレートも置かれる。

 撮影する為の下準備が終わると、〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉が桃農家さんへのインタビューが始まった。


 桃農家さんは、《 桃農園 》で育てている桃について丁寧に説明をしてくれる。

 桃って奧が深いんだな~~。

 桃の違いを体験する為に試食をしてたしかめる事になった。


 試食用に切った桃をセロとオレが食べる事になった。

 中身のいろが微妙に違う桃を1つずつあじわいながら食べる。

 桃の香り,あじや食感の感想をコメントしながら、微妙な違いを伝える。


 桃を食べれるのは嬉しいけど、感想をコメントしながら食べるのは遠慮したいな。

 セロは適切な感想をコメントしている。

 どんな調理方法に合いそうか迄コメントしてるから、となりで食べてるオレとしては参っちゃうな~~。











器人形

みなさま、お疲れ様でした。

  宣伝用の撮影は、これにて終了致します。

  編集版はじつみなさんに確認して頂く事になります 」


桃農家の社長

ほんじつがとう御座いました。

  《 セロッタ商会 》さんに桃の魅力を消費者のみなさんへ伝えて頂けるなんて願ったりで── 」


セロフィート

「 無理を承知で桃りをさせて頂けたのです。

  《 桃農園 》の宣伝は任せてください。

  桃を使った新しい商品開発にも協力させて頂きます。

  後継者問題も有るでしょうし、此方こちらから社員を派遣させて頂きます 」


桃農家の社員

なにからなにまでがとう御座います 」


 この《 桃農園 》に派遣される事になる社員ってのは、じゅっちゅうはっうつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉だろう。

 後継者問題に悩んでいる生産者を探しては、〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉を社員として派遣して、技術をマスターさせては伝統を引き継がせて、すたれて消えていくのをふせいでいるんだ。

 ふるき伝統文化を継承し、後生へ残していく活動も、表面的に見れば “ 善意の活動 ” に見られがちだけど、結局は “ ガッポリ ” する為だったりするんだよな。


 貴重な伝統文化や伝統技術をかす事で、ばくだいな利益をみ出す事が出来るし、《 セロッタ商会 》はウハウハにうるおうんだ。

 けっして、だすけの為にしていないって事を忘れたら駄目なんだ。

 だけど、本来の目的を知らない人達は、伝統文化や伝統技術を継承して守ってもらえている事に喜ぶし、感謝もされる。


 《 セロッタ商会 》のファンが減るどころか増えるカラクリでも有るんだな。

 今回の事でセロカ会員が増えたし、まいつきの収入額が増えるからウハウハだな。

 MBK(魔法のブラックカード)を使ってるから、まいつき収入が有っても使う機会が無いんだよな~~。


 まるいっぽうなのはい事だけどな。


マオ

「 桃の試食、かったよな♥️

  それに沢山の桃を持ち帰れるなんて、桃農家さんはふとぱらだよな 」


セロフィート

「 どんなスイーツに返信するか楽しみですね、マオ 」


マオ

「 うん♪

  だい(だい)的に宣伝して、しい桃を沢山の人に食べて欲しいよな!

  いろんな種類の桃の詰め合わせたセットを作って販売するのは

  3種類セット,6種類セット,9種類セットを作ったりしてさ。

  ジャムならさ、食べくらべが出来るように3種瓶セット,6種瓶セット,9種瓶セットを作ったりして──。

  パイとかなら、1種類ずつ選んで、1ホールにしたのを販売するとかさ 」


セロフィート

「 はいはい。

  帰ったらセノコン,マオキノに提案してみましょう 」


マオ

「 だな! 」


 桃りを堪能したあとは、桃農家さんに見送られながら《 桃農園 》をあとにした。

 お土産みやげに貰った桃を〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉に持ってもらって、セロが転移魔法を発動させる。

 セロとオレの代わりに〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉に《 裏野ハイツ 》へ転移してもらう事になった。


 〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉の姿が魔法マジカルサークルから消えたのを確認したら、次はセロとオレの番だ。

 転移魔法を発動すると、セロとオレは一瞬で《 旅館 》の中に在る[ 宿泊室 ]の室内に戻れた。

◎ 訂正しました。

  なん(まん)だからな。─→ まん(まん)だからな。

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