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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
七月中旬 【 デwwwwwト 】年越しました。
385/424

⭕ 理髪店


──*──*──*── 3日後


 観光ツアーでていたツアー客達は、観光バスに乗って帰って行った。

 2名のツアー客を殺害した犯人が見付かり、逮捕された事で事件が解決したからだ。

 結局、観光ツアーのメインだった桃りも中止になった訳だけど──。


 桃りをする最終ぜんじつに犯人が逮捕されていれば、ツアー客は桃りを堪能して帰れたってのに、現実ってのは無情で残酷だ。

 楽しみにしていた桃りが中止になって、ツアー客達が《 旅館 》で出禁をらっていたよるに、警察がようやく殺人犯を特定して逮捕されたんだ。

 なもんだから、ツアー客は1日遅れで観光バスに乗って帰る事になった。


 で──、セロとオレは《 旅館 》に残っている。

 かわの事件がだ解決してないから──って訳じゃなくて、どうしても桃りをしてから帰りたいから、セロにままを言ったんだ。

 マオキノとセノコンに「 桃を持ち帰る 」って公言しちゃったしな。


 バスガイドさんと運転手さんには、セロが事情を説明してくれた。

 普通は駄目なんだろうけど、セロは古代エンシェント魔法マジックを使えるから、バスガイドさんと運転手さんの記憶でもかいざんしたのかも知れない。

 そんな訳だから、セロとオレは《 旅館 》に残る事が出来たんだ。


 《 旅館 》で起きた殺人事件が解決したから、がいしゅつするのに刑事さんが同行する必要は無くなった。

 今日きょうは理容師見習いのはぎよりひろあきさんが働いている《 理髪店 》に行く予定になっている。

 はぎよりひろあきさんとは、出逢った日にスマ友になって、LINEラインをする事になったんだ。


 《 理髪店 》に行くのは初めてだから、ワクワクしている。

 別に髪を切りに行く訳じゃないんだけど──。


セロフィート

「 マオ、そろそろましょう 」


マオ

「 そうだな。

  《 理髪店 》って《 旅館 》から近いのか? 」


セロフィート

「 《 タイムミー(コンビニエンスストア) 》から見て西です 」


マオ

ぉ~~。

  セロ、転移魔法で── 」


セロフィート

「 歩いて行きましょう。

  散歩です 」


マオ

「 はぁ~~ 」


セロフィート

「 《 理髪店 》のあと、《 珈琲専門店 》へ寄ってから《 旅館 》へ戻りましょう 」


マオ

「 紅茶派のセロが珈琲を気にるなんてな~~ 」


セロフィート

「 誰が紅茶派ですか。

  紅茶以外も飲みますし 」


 そんな訳で、セロと一緒に《 旅館 》を出て《 理髪店 》をして出発した。


──*──*──*── 移動中


 《 交番 》をとおり過ぎて、いまだに立ちたちり禁止のイエローテープが貼られている《 タイムミー(コンビニエンスストア) 》をとおり過ぎる。

 西へ向かって歩く。

 《 本屋 》をとおり過ぎて、《 ドラッグストア 》をとおり過ぎて、横断歩道をわたったあとに《 お好み焼き屋 》をとおり過ぎた。


 《 ファッションセンター 》をとおり過ぎたさきに目的地の《 理髪店 》が見えた。

 やっと着いたぁ~~。

 散歩って距離じゃなかった気がする……。


──*──*──*── 理髪店


マオ

がヒロッキが働いてる《 理髪店 》なんだ。

  ……………………でもさ、なんで警察がてるんだ? 」


セロフィート

むろ刑事はないみたいです。

  見張りをしている刑事さんにはなしを聞いてみましょう 」


マオ

「 うん……。

  ヒロッキに会えるかな? 」


 セロが《 理髪店 》のかえで見張りをしている刑事に話し掛ける。

 刑事はセロに向かってペラペラと事情を話してくれる。

 古代エンシェント魔法マジックって恐い……。


セロフィート

「 マオ、《 理髪店 》はきゅうきょ休業になりました。

  今はてんないで、店長さんと従業員スタッフさん達が刑事さんから事情聴取を受けてます 」 


マオ

「 事情聴取?

  事件でも起きたって事かよ?

  ヒロッキは無事なのか?? 」


セロフィート

「 《 理髪店 》がかいてんしてからしばらってから、ひろあきさんの母親がらいてんしたそうです 」


マオ

「 ヒロッキの母親って、夫婦別姓派の毒親だっけ?

  自立した生活をしてるヒロッキに干渉してる過保護な母親──。

  ヒロッキの職場になにしにたんだろうな? 」


セロフィート

「 どうでもいです。

  その母親がてんないで騒ぎを起こし、息子のひろあきさんの腹部を刺したそうです 」


マオ

「 えっ?!

  母親がヒロッキを刺した?!

  なんの為に──。

  それでヒロッキは無事なのか? 」


セロフィート

「 救急車で《 病院 》へ搬送されたそうです。

  凶器の刃物は、刺し身ぼうちょうでした。

  刃渡りの長い包丁ですから、傷は深いとか── 」


マオ

「 ヒロッキ……。

  それで、ヒロッキを刺した母親は?

  当然、警察に逮捕されてるんだよな? 」


セロフィート

ひろあきさんを刺したあと、《 理髪店 》からると発狂しながらとうそうしたようです 」


マオ

とうそうっ!?

  自分の息子を刺しといてげてるのかよ…… 」


セロフィート

「 マオ、ひろあきさんが搬送された《 病院 》へ行ってみます?

  面会は出来なくとも容態を聞く事は出来ます 」


マオ

古代エンシェント魔法マジックを使ってな! 」


 そんな訳で、セロは見張りの刑事にヒロッキが搬送された《 病院 》の名前を聞いてくれる。

 刑事はセロに向かってペラペラとはなしてくれた。

 古代エンシェント魔法マジックだいかつやくだな!


 《 理髪店 》をあとにして、《 てらあま病院 》へ向かう事になった。

 ちなみに《 てらあま病院 》は、《 理髪店 》から車で30分も掛かる場所に在るから、転移魔法を使って行く事になった。

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