✒ 旅館で❌❌❌ 4
──*──*──*── 宿泊室
マオ
「 でもさ、産まれも男性,育ちも男性,身体も男性で心は女。
性転換手術は違法だから、性転換手術をしなくても性別を変更させろ──って訴えが通って、書類上で女にしてもらえただけの元男がだぞ──、産まれも女性,育ちも女性,身体も女性で心も女性の人達と『 同じ女なんだから、女性が利用する時間帯に自分も[ 女湯 ]に入浴させろ。差別するな! 』だなんて、良くもまぁいけしゃあしゃあと言えたもんだよな?
呆れちゃって開いた口も塞がらないよ 」
セロフィート
「 面白い時代になりました♪ 」
マオ
「 面白くないだろ。
大問題だろ。
セロだって、さっき言ってたじゃないかよ 」
セロフィート
「 はて?
何か言いました? 」
マオ
「 惚けんなぁ!!
── [ 女湯 ]の利用客の中には年端も行かない未成年の幼女,少女が居る。
──男性に対して、苦手意識を持つ女性も中には居る。
──トラスン女性の存在を受け入れられない女性も居る。
──そんな弱い立場の女性達の思いを尊重せず、配慮せず、無視して強引に[ 女湯 ]を利用しようとする行為は “ 犯罪 ” だ。
ちゃんと言ってたろ 」
セロフィート
「 おや、良く覚えてましたね。
何時の間に記憶力が高まりました? 」
マオ
「 オレ、記憶力が “ 低い ” って思われてたのかよ… 」
セロフィート
「 意外過ぎて少しだけ驚いただけです。
成長してますね、マオ 」
マオ
「 素直に喜べないな~~ 」
セロフィート
「 ちゃんと褒めてますし。
大いに喜んでください 」
マオ
「 そんな事よりさ── 」
セロフィート
「 『 そんな事 』とは何です 」
マオ
「 セロの言う事は最もだと思ったよ。
年端も行かない未成年の幼女,少女や男性に苦手意識を持つ女性,トラスン女性の存在を受け入れられない女性が利用している[ 女湯 ]にさ、下半身丸出しのトラスン女性が入って来てだよ、大胆に大股を開いて身体を洗っていたり、温泉に浸かってたりしたら、幼女や少女は普通に驚くしショックを受けるんじゃないか?
[ 女湯 ]だと思って入ったのに、●ン●ン丸出しの知らない男が我が物顔で[ 女湯 ]に居る。
父親ですら[ 女湯 ]じゃなくて[ 男湯 ]に入ってるのにさ、父親と同じ●ン●ン付けてる知らない男が[ 女湯 ]に居るんだ。
パニクって泣いちゃうかも知れないぞ。
『 何でパパと同じお●ン●ンを付けてるのに[ 女湯 ]に入ってるのぉ? どうしてパパは[ 女湯 ]に入れないのぉ? 知らないオジちゃんが[ 女湯 ]に入れるのに、何でパパは駄目なのぉ?? ねぇ、何でパパは駄目なの?? ママぁ、何でパパはママと一緒に[ 女湯 ]に入ってくれないのぉ?? 』ってさ、大人の事情を理解出来ない子供は疑問に思うんじゃないか? 」
セロフィート
「 ふはっ(////)」
マオ
「 子供って残酷で何でも面白がるだろ。
だからさ、[ 女湯 ]から出て来たトラスン女性を見た男児がさ『 うわっ、男が[ 女湯 ]から出て来たぞ! 痴漢だぁ! 痴漢が[ 女湯 ]から出て来たぁ! お巡りさ~~ん、痴漢でぇす! [ 女湯 ]から怪しい痴漢が出て来ましたぁ!! 』って、大袈裟に騒いで、周囲に居る事情を知らない御客が交番や警察署に電話なんかしてみろよ。
事件に発展する状況になり兼ねないだろ 」
セロフィート
「 ふはっ(////)」
マオ
「 『 パパの心は男だし、死ぬまで女にはならないから、ママと一緒に[ 女湯 ]には入れないんだよ。あの人はトラスン女性と言ってだね、身体はパパと同じ男の身体なんだけど、心は女でね──性別も女なんだよ。だから[ 女湯 ]に入る権利が有るんだ。犯罪じゃないから、お巡りさんは呼べないんだよ 』って説明したって、子供には難しくて解らないと思うんだけど? 」
セロフィート
「 ふはっ(////)」
マオ
「 1番の問題はさ、トラスン女性が発育途中の幼女や成長期の少女の初々しい裸体をガッツリと見れる機会を与える環境を提供している──って事だと思うんだよ。
大人の事情を知らない子供は、見ず知らずの男に裸体をジロジロと舐め回す様に見られている状況下に居ても、理解なんて出来ないと思うんだ。
大人になって、ふと子供時代の事を思い出した時、[ 女湯 ]に男が入浴していた状況が浮かんで、知らない男に自分の裸をガッツリと見られていた──って事を思い出した時、“ アレがトラスン女性だったのか ” ってすんなりと受け入れて何とも思わない子も居るかも知れないけど──、ショックを受けて心に傷を負って、トラウマになって温泉に入れなくなる子も出て来るかも知れないよな?
成長した子供達の未来の事を考えると、大問題だと思うんだ。
ある意味、一大事だよな? 」
セロフィート
「 ふはっ(////)」
マオ
「 ………………何でさっきから笑ってばっかなんだよぉ~~ 」
セロフィート
「 だって……(////)」
マオ
「 『 だって 』じゃないだろ。
オレは真剣に話してるのにさ!
幼女がだよ、父親にエロい事をされていたとしても、無知で理解力の乏しい幼女には信頼している父親からされている事の意味は分からないだろ?
だけど成長してさ、漫画やアニメ,ゲームやドラマ,映画なんかを見ていて、幼い頃に父親からされていた行為の意味を知った時、何とも言えないショックを受けるじゃんか。
信頼していた,尊敬していた父親にされていた事を通して、父親に幻滅するだろうし、信頼も尊敬の念も消え去って、代わりに怨恨の念が芽生えたりしてさ、父親を許せない自分と父親を責める自分と父親を嫌えない自分……色んな感情の自分と葛藤しながら、ぐちゃぐちゃな気持ちを持ちながら、辛くて苦しい思いを抱えてさ、必死に生きて行く事になるじゃんか?
今回はエロいをした父親がトラスン女性と入れ替わってるだけだけど──、未来のある幼女に向かって爆弾を投下する様なもんだろ。
トラスン女性の意向を優先して、安易には受け入れられる事じゃないだろ?
成長して事の理解を出来る女性になってから、トラウマを発症する可能性は0じゃないと思うんだよな 」
セロフィート
「 マオ──、君は本当に面白い(////)
ワタシを楽しませてくれる唯一無二の存在です♥️ 」
マオ
「 そ…そうかな(////)
『 唯一無二の存在 』って言われると照れちゃうな(////)
たははぁ~~♥️
──って、オレは真面目な例え話をしてるんだけどぉ!! 」
セロフィート
「 ≪ 日本国 ≫全土の《 旅館 》や《 ホテル 》《 銭湯 》等で、トラスン女性,トラスン男性による同様の事件が多発したら、今よりも面白い社会になると思いません? 」
マオ
「 面白い所か、カオスだろぉ……!
社会問題になって、トラスン女性やトラスン男性の肩身が狭くなって暮らし難い社会になるんじゃないか? 」
セロフィート
「 知った事ですか。
[ 混浴風呂 ]の利用を拒み[ 女湯 ]へ入る事に拘り執着するトラスン女性が悪いです 」
マオ
「 酷ぇ……。
でもさ、流石に心は男でも女性の身体のまま[ 男湯 ]に入浴するトラスン男性は居ないよな?
幾ら心は男だからって、女性の身体で[ 男湯 ]なんかに入ったりしたら──、男達に襲われて、強姦されまくって、孕まされちゃうかも知れないし?
性転換手術をしないで性別を男に変更するって事はさ、子宮と卵巣を摘出してない訳だから、誰の子か判らない子供を妊娠しちゃう可能性が高い訳じゃんか。
そんな身の危険を犯して迄さ、[ 男湯 ][ 男性更衣室 ][ 男性トイレ ]に入りたがるトラスン男性って、あんまり居ないよな?
居たら居たで、物凄い勇者だと思うけど…… 」
セロフィート
「 マオに免じて今回だけ、トラスン男性を免除するとしましょう 」
マオ
「 お…おぅ……。
トラスン男性は元女性って事も有るし、元男性のトラスン女性と比べても、犯罪に走り難いイメージが有るしな?
個人的にだけど……トラスン男性は、トラスン女性と違って正常な思考が出来て、節度を忘れず、平和的に暮らしてる──って信じたい…かな? 」
セロフィート
「 はいはい。
今回の対象は、夜遊びを楽しむ少女達と世間を困惑させる天才的なトラスン女性にするとしましょう 」
マオ
「 マジかよ…。
本当に夜遊びを少女達とトラスン女性を使って、日本全土で事件を起こす気かよ 」
セロフィート
「 はい♥️
安心してください、マオ。
事件を起こす犯人がワタシなんて、誰にも分かりません♥️
完全犯罪は十八番です♪ 」
マオ
「 ははは……。
お手柔らかにな? 」
結局、オレは今回、セロの発作を止める事が出来なかった。
御免な、日本中で夜遊びを楽しんでる少女達──。
御免な、[ 女湯 ]に入る事に執着してるヤバいトラスン女性達──。
オレハナニモシラナイヨ?