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☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
一〇月中旬 【 寄り道 】「 オーブGET 」の続きです。
363/424

⭕ 回らない寿司 1


 《 タイムミー(コンビニエンスストア) 》から出て、横断歩道を渡り終わって歩行者用の歩道を歩いている。

 シュンシュンに買わされた18禁のエロゲーソフトは、オレがっているリュックサックの中にはいっている。

 一般的なサイズのリュックサックだけど、セロが収納魔法(古代魔法)軽減魔法(古代魔法)を掛けてくれているから、いくらでもはいるし、重くないリュックサックになっている。


 ようは現代版の魔法の(マジカル)バッグだな。

 コーティング魔法(古代魔法)盗難防止魔法(古代魔法)も掛けてくれてるから、リュックサックが車のタイヤに引かれても中身は無事だし、仮に盗まれたとしてもオレから半径5mメートル離れると自動的に戻ってようになっているんだ。

 防犯魔法(古代魔法)も掛けられてるから、オレ以外にはチャックをける事が出来なくて中身を持ち出せないようにもなっている便利なリュックサックだ。


 古代エンシェント魔法マジックかさけされているリュックサックなんて、世界に1つしか存在しない高級なしろものだ。

 セロがオレの為にわざ(わざ)古代エンシェント魔法マジックかさけしてくれた特別なリュックサック。

 オレに対するセロの愛を感じるぅ~~(////)


霄囹

「 マオ、途中で回らない寿司を食べて帰ろうぜ 」


マオ

「 回らない寿司ぃ?

  おでんと中華まんるいを食べたばっかりじゃないか。

  だ食べるなのか? 」


霄囹

「 別にいだろ。

  使うのはマオのカネじゃ無いんだからさ。

  高級寿を食べたいな。

  ()げんに連行されては、高級寿を無理矢理に食べさせられてる事を知ってるんだからな! 」


マオ

「 別に連行されてないし!

  無理矢理べさせられてないし!

  御馳走してくれてるだけだし(////)」


霄囹

げんは善意の押し付けが好きだからな!

  迷惑してるんだろ 」


マオ

「 迷惑なんてしてないよ。

  くしてもらってばかりで、逆に申し訳無いと思ってるくらいなんだ……。

  オレはだ〈 コウ 〉になってないし、セロが寿命を迎える迄は〈 コウ 〉になるつもり無いんでけどさ…… 」


霄囹

「 マオが〈 コウ 〉だろうが〈 コウ 〉でなかろうが、眷属には関係無いんだぞ。

  主人あるじかまって甘やかしたんだ。

  特にげんには弟がただろう。

  人間だった弟は、とっくの昔に天寿をまっとうし、来世あのよに生まれ変わり、別の誰かとして新しい人生を歩んでいる──が、げんは今もきてる。

  るべき弟が出来たみたいで嬉しいんだろ。

  このままげんを甘やかしてたら、どんどんエスカレートするかもな~~ 」


マオ

「 怖い事うなよ… 」


霄囹

げんは妥協しないからな。

  彼奴あいつが厳選した店なら本物だ。

  ネタも最高の一級ひんしか取り寄せないべらぼうに高い寿司屋に決まってる。

  本物のセレブしかかよわない会員制の《 寿司屋 》とかな! 」


マオ

なんで知ってんだよ……。

  たしかに会員制の《 高級寿司屋 》ばっかりだけど…… 」


霄囹

「 フフン、やっぱりな!

  そうだと思ったんだ。

  (げん)()は金持ちセレブの奥様がただいにんらしいからな。

  弓道の大会に行くと、金持ちしか乗らない高級リムジンが駐車場を埋め尽くすらしいからなぁ。

  趣味でいてる水墨画だって、セレブな奥様が高値でり合ってるらしいぜ 」


マオ

「 そ…そうなんだ……。

  水墨画は出展するたびに完売するのは聞いてるけど、誰が買ってくれてるのかは聞いた事は無いな…… 」


霄囹

「 作品を買う客の情報は公開されないからな。

  げんの場合はバックスポンサーに《 セロッタ商会 》が付いてるから、ほかの水墨の作品よりも買いにくいんだが、逆にそれが刺激になってるみたいだな。

  げんの作品を買える客はキノコンが厳選して選ばれた金持ちだけだろうな 」


マオ

「 そうなんだ……。

  げんさんは知ってるのかな? 」


霄囹

「 さぁな。

  へんは丸投げだろ。

  楽しみだねぇ、回らない高級寿!! 」


マオ

ぎょうく食べるんだぞ。

  今から行く《 高級寿司屋 》の大将には、くしてもらってるんだ。

  ほかの御客もるだろうから迷惑を掛けるような事は厳禁だからな。

  紹介してくれたげんさんに泥を塗りたくないし、出禁にもなりたくないし── 」


霄囹

「 あのなぁ、僕だって貴族のはしくれだぞ。

  礼儀作法くらいマスターしてるんだよ!

  いままでは礼儀作法を披露する必要がなかっただけだ。

  馬鹿にするなよ 」 


マオ

「 えっ?!

  そうなのか?

  ……………………礼儀ただしいシュンシュンって想像が出来ないや…… 」


霄囹

「 これでも最高権力者のみかどと話した事だって有るんだ。

  年配になってからだけどな。

  礼儀作法にこだわきびしいみかどだったからな、身に付けるのに苦労したんだ。

  今ではい思い出だよ 」


マオ

「 へぇ?

  じゃあ、お手並み拝見だな! 」


霄囹

()もな。

  王族の皇子様! 」


マオ

「 …………………………さきにボロを出したほうが支払うんだからな 」


霄囹

「 マオ!

  そういうのはくないと思うぞ! 」


マオ

「 自信が無いのか?

  ブランクが有るもんな★ 」


 シュンシュンは負けしみなのか、ブツブツとなにかを言っている。

 礼儀ただしいシュンシュンなんて、見た事が無いから新鮮かも知れない。

 楽しみかも★

◎ 訂正しました。

  今もきてるだろ。─→ 今もきてる。

  買い難 (にく)いんだが、─→ 買いにくいんだが、

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