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⭕ ダンジョン攻略 8


──*──*──*── 100階層


キギナ・メグド・ナール

「 へぇ~~、が100階層なのね。

  3人だと到達も速いわよね 」


霄囹

「 悪夢のようなメルヘン階層フロアが終わったと思ったら、こんは砂漠の階層フロアかよ……。

  最悪だな…… 」


マオ

階層フロアボスを倒したら、オーブをゲット出来るんだ。

  最後の階層フロアだし、頑張ろう! 」


キギナ・メグド・ナール

「 どんな怪物モンスターも私に掛かればたんざくりよ★ 」


マオ

「 それはこころづよいな! 」


霄囹

「 ハッ!

  料理した事も無いのにたんざくりかよ。

  見た事が有るのかよ、たんざくりを! 」


キギナ・メグド・ナール

「 はぁ~~?

  知ってますけどぉ~~。

  見た事も有りますけどぉ~~ 」


マオ

「 言い合い出来る元気が有ってなによりだな★ 」






 順調に怪物モンスターを倒して単位を稼ぐ。

 だいぶん単位が貯まってるから、オープン前にしっかりとした装備を揃えられそうだ。

 砂漠の階層フロアだけど、暑過ぎたり砂嵐が起きたりしないおだやかな階層フロアで安心した。


 出現する怪物モンスターは、包帯グルグル巻きのミイラ,巨大な肉食砂蚯蚓サンドワーム,スフィンクス,動くピラミッド,砂人形サンドドール,砂漠ガエル,砂鮫サンドシャークサンドゴーレム──ほかにも色んな種類の怪物モンスターと遭遇する事になってウンザリしたけどな!!


 地図マップには飲水用の《 噴水場 》が表示されていて、怪物モンスターちかかない安全地帯にもなっている。

 50階層フロアから先には、《 噴水場 》というめいもくで安全地帯が階層フロアないに必ず1ヵしょ設置されているから親切だ。

 まぁ、50階層フロアに到達するとググンと怪物モンスターが強くなるからな~~。


 50階層フロアからは階層フロアパトラーのキノコンとは別に《 噴水場 》を担当するキノコンが必ず1体はて、訪れるテストプレイヤー達を激励したり、話し相手をして心理的ケアなんかもしている。

 御客はカネを落として潤してくれる大事なカモだから、面倒臭いテストプレイヤーに対してもキノコン達は、べたい食欲をググッとこらえて、ねばづよく,根気く,親切,丁寧,親身になって対応してくれている。

 キノコン達の涙ぐましい努力のも有ってか、テストプレイヤー達からの評価は好評でだいにんみたいだ。


 目的の設定をにしてキノコンと話す為だけに≪ ダンジョン ≫にもぐるテストプレイヤーさえるらしい。

 どんだけキノコン(怪物モンスター)に癒されたいんだか。

 御客カモこころしっかわしづかむキノコン達を尊敬するよ。


 一体誰に教わったんだか、こころの隙間にはいり込むのがいんだから恐れるよ!






霄囹

「 ──おっ、階層フロアの探索率が100%になったぞ!

  マオ、裏ボス(じゅれい)いどむんだろ? 」


マオ

「 そうだな。

  記念すべき100体目のじゅれいだし、単位がデカいから倒したい 」


キギナ・メグド・ナール

「 決まりね!

  さっさと倒しちゃいましょ~~♪ 」


霄囹

「 僕の式神でフルボッコしてるから、トドメは任せるぞ! 」


マオ

「 シュンシュンはモデルガンの命中率を上げないとだろ 」


霄囹

「 分かってるよ…… 」


 安全地帯の《噴水場 》へ徒歩で移動してから、裏ボス(じゅれい)いどむ準備を整える。

 準備万端なのか確認したあと裏ボス(じゅれい)いどんだ。






──*──*──*── 裏ボス戦


 今迄の99体はもの姿や筋肉マッチョな姿のじゅれいだったのに、100階層フロアで戦う裏ボスの姿はじゅれいじゃなくて──、2体のげんさんだった。

 いや、ひとがたげんさんだけど、髪色,両目,ぎぬの色が違う。


マオ

「 まるで双子だ………… 」


霄囹

「 おい、なんげんが2体もるんだよ!?

  じゅれいじゃないのか? 」


キギナ・メグド・ナール

「 馬っ鹿ねぇ~~。

  げんな訳ないでしょ!

  アレはげんの姿にせてるじゅれいよ。

  1体につき、500単位なんて奮発してるじゃない!

  倒しが有るってもんだわ 」


霄囹

「 2体で1000単位かよ。

  チッ、性格が悪い──。

  だが──、ごろの恨みを晴らせるな!! 」


キギナ・メグド・ナール

「 そゆことぉ~~♥

  私のおおがまで切りきざんでこまれにしてるわぁ~~♥ 」


 シュンシュンとキギナは戦う気まん(まん)みたいだ。

 シュンシュンとキギナの目はギラギラとさっに満ちて輝いている。

 そうとううっぷんたまっているらしい。


マオ

「 えと──じゃあ、ずはシュンシュンとキギナだけで戦ってみるか?

  倒せそうになかったら、オレも手伝うからさ 」


キギナ・メグド・ナール

いわよ!

  マオの出番なんて無いから! 」


 そう言ったキギナは、背中から黒い翼をバッとやすと物凄い速さ(スピード)で2体のじゅれいに向かって突撃する。


霄囹

「 そうだな!

  マオは体操すわりでもしながら見学でもしてろよ。

  僕とキギナのナイスコンビネーションで、ブッ倒してるからさぁ!!

  ──式神ぃ!

  僕の代わりにまわしき宿敵のげんをブチのめせぇ!! 」


 シュンシュンが召喚した7体の式神が一斉にげんに向かって走ったり、飛んだりする。

 セロに本来の能力ちからを封じられているにも関わらず、7体も式神を召喚するなんて、シュンシュンは本気でる気なんだ。

 ≪ ダンジョン ≫にもぐってから、今が1番きしてると思う。


 意外にも戦闘能力の高いキギナと強力な式神を使役しているシュンシュン──。

 お手並み拝見させてもらうとするかな。











 うん。

 こりゃ、駄目だ。

 1時間っても、シュンシュンとキギナはじゅれいを倒せていない。


 シュンシュンの式神なんて3体に減っているし、処分前のボロ雑巾みたいにズタボロだ。

 3体の式神が消えるのも時間の問題だ。

  キギナとシュンシュンの式神が弱い訳じゃないんだ。


 2体のじゅれいが強過ぎるのが原因だ。

 とんでもないじゅれいを作っちゃったみたいだな、げんさんは!

 此に関しては修正してもらう必要が有るから、報告しなきゃだな。


 見学していたオレも参戦する事にした。

 貸し出し用の剣は使わず、愛剣を使う事にする。


 久しりに双剣術で戦ってみようと思う。

 双剣術はスパルタ先生のセロから叩き込まれた殺人剣だ。

 

 剣士から剣士せいめいを奪い、永遠に絶ってしまう無慈悲で非道、最低最悪な剣術だ。

 剣術だから当然、殺傷力も高い。

 この剣術が剣士じゃないじゅれいに効くかは分からないけど──、オレは剣術しか知らないんだ。


 察知されないように気配をころしつつ、じゅれいに向かってぜんそくりょくで走る。

 じゅれいの首と胴体を斬り離すイメージで双剣術を繰り出す。

 オレの繰り出した双剣術をじゅれいは扇子でめた!?


 このじゅれい──、ヤバい!!

 オレはぐにじゅれいから距離を取る。

 まさかのてっせんか?!


 いや、でも──、てつせんなんかでふせげる攻撃じゃないんだけどぉ!!

 ただせんじゃなさそうだ。

 キギナのおおがまを振るう攻撃も、あのせんふせがれているんだろう。


 く見ると、キギナが使っているおおがまが欠けている。

 あのせんを取り上げる事が出来れば、ダメージをわせる事が出来るかも知れない。

 どうすればいんだ──。

◎ 訂正しました。

  ちかかない ─→ ちかかない

  1ヵしょ必ず設置されている ─→ 必ず1ヵしょ設置されている

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