⭕ ダンジョン攻略 4
霄囹
「 あっ──クソ!
また外れた!!
中々当たらないな。
イライラする!! 」
マオ
「 シュンシュンは離れ過ぎだよ。
もう少し近付かないと当たらないって。
オレが怪物の動きを止めてやるから、撃ってみろよ 」
霄囹
「 だったら初めからそうしてくれよ!
式神で倒したら駄目なのか? 」
マオ
「 シュンシュン……。
式神に怪物を倒させても単位はゲット出来ないぞ。
武器で倒すのが条件なんだ 」
霄囹
「 こんな武器でトドメが刺せるのかよ…… 」
マオ
「 難しいかもな? 」
シュンシュンが単位をゲット出来る様に、オレは怪物を弱らせてから、シュンシュンがトドメを刺せる様に怪物の動きを止める。
その成果も有ってか何とか止まっている怪物にはモデルガンの弾をほぼほぼ命中させれる様になった。
動く怪物には未だ命中させれないけど、それも時間の問題だと思う。
マオ
「 次、入る時は釘バットにでもしてみるか?
怪物に近付かないと攻撃は出来ないけど── 」
霄囹
「 モデルガンで良い。
使い方も慣れて来たからな!
僕は出来る限り怪物に近付きたくないんだ! 」
マオ
「 もう直ぐ、階層の探索率が100%になるよ。
裏ボスの呪靈に挑戦してみるか? 」
霄囹
「 呪靈って幻夢が作った呪靈だよな?
ちゃんと倒せるのかよ? 」
マオ
「 ダンジョン用に改良したらしいよ。
倒せる様に調整させてるってさ。
幻夢さん曰く、呪靈の劣化版らしいけど? 」
霄囹
「 劣化版?
失敗作って事かよ? 」
マオ
「 失敗作って訳じゃなくて、態々弱い人間に合わせて弱体化させた呪靈だってさ。
だから、人間にも余裕で倒せるんじゃないかな? 」
霄囹
「 ………………本当だろうなぁ? 」
マオ
「 幻夢さんを信じるしかないよ 」
そんな訳で、シュンシュンとオレは階層ボスに挑む前に、裏ボスの呪靈を倒す事にした。
1階層の探索率が100%になるとスマホから着メロが流れる。
地図が映っている画面に[ 裏ボスに挑みますか? ]と文字が表示される。
シュンシュンとオレが[ はい ]を選択すると、地図上に裏ボスが出現した。
どうやら裏ボスの場所まで移動する必要が有るみたいだ。
移動しながら裏ボスに挑戦する為の準備を整える。
こういう時間は必要だと思う。
「 移動が面倒だから裏ボスの元へ転移してほしい 」って言うテストプレイヤーも居るかも知れないけど、いきなり裏ボスの居る場所に転移させられたりしたら、戦う前の準備が出来ないし、心の準備も出来ないと思うんだよな。
マオ
「 この奥に裏ボスが控
霄囹
「 マオ、呪
撃って撃って撃ちまくってやるからさ! 」
マオ
「 分かったよ。
確
シュンシュンとオレは、裏ボス
──*──*──*── 裏ボスと交戦中
霄囹
「 ──おい!
何
弱
幻
マオ
「 単位80って伊
倒し甲
霄囹
「 喜ぶなよ、馬鹿がっ!!
単位80なんて化
明らかに1階層
出す階層
こんなのクレームもんだぞ!! 」
マオ
「 手に入
簡単に倒せる裏ボスから入
霄囹
「 だからって、強過ぎだろが!! 」
マオ
「 オレが動きを止
単位80はシュンシュンに譲
霄囹
「 分かったよ……。
此じゃあ、弾
マオ
「 オレがある程
という訳で──、オレは1人で裏ボス
セロを相手に剣を振るってるオレからしたら、物
トドメを刺さない様
マオ
「 シュンシュン── 」
霄囹
「 撃つぞ! 」
身動きの取れない裏ボス
裏ボス
初心者用のモデルガンで撃てる属性階級
だけど、シュンシュンの粘
単位80は裏ボス
マオ
「 宝箱だ!
ほら、シュンシュン。
レアアイテムの魔法
出現した金
マオ
「 レアアイテム、ゲットだな!
一旦、《 ダンジョンギルド 》に戻ろう。
モデルガンの弾
霄囹
「 僕は少し休みたい……。
マッサージ機が有るんだよな?
はぁ……ダンジョン攻略ってのは意外と疲れるんだな…… 」
マオ
「 初めては誰でもそ
シュンシュンとオレは階層
◎ 訂正しました。
嘘を吐