表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
334/424

⭕ 夏祭りと花火大会 7


──*──*──*── 階段下


マオ

げんさん,げんさん,づるさんに連絡しないとだな。

  LINEラインしとかないと── 」


セロフィート

「 マオも現代っ子ですね 」


マオ

「 茶化すなよ(////)

  覚えるのに苦労したんだからな! 」


 オレはスマホ(スマートフォン)の画面をLINEラインの画像に変える。

 文章を打って、げんさん,げんさん,づるさんと共有しているグループへLINEラインを送信した。


マオ

「 よし、出来た!

  一応、階段の下で待ってる事を送ったよ 」


セロフィート

がとう、マオ。

  しょうれいさんとキギナさんへもLINEラインしました? 」


マオ

「 しなくていだろ。

  あの2人がると険悪なムードになるから呼びたくないよ。

  げんさん,げんさん,づるさんも2人と関わらないようけてるみたいだしな 」


セロフィート

「 随分ときらわれているようですね。

  眷属同士、仲良く出来ません? 」


マオ

むずかしいと思うな。

  特にシュンシュンはげんさんに対してやらかしてるからさ、げんさんはシュンシュンを警戒してるんだ。

  『 仲良くして 』なんて被害者のげんさんには禁句だよ。

  こくだし、また引き籠っちゃうかもだろ。

  一応シュンシュンにはげんさんへの接近禁止令を出してるし、づるさんとげんさんがげんさんへのガードはしてくれてはいるけど── 」


セロフィート

なにか問題が有ります? 」


マオ

「 ……….づるさんは女性が苦手でけんかんが半端ないだろ。

  無駄にキャンキャンうるさいキギナとウザいしゅんれいを敵視してるんだ。

  『 仲良くして 』なんて言える関係じゃ無いよ。

  さいわいなのは、キギナが “ づるさんラブじゃない ” って事かな。

  キギナが2次元キャラをいてる子でかったよ 」


セロフィート

げんさんはです? 」


マオ

げんさんは──、シュンシュンにもキギナにも苦手意識やけんかんは無いみたいかな。

  オレが見る限りでは普通に接してるよ。

  3人の中で1番の年長者だからか、シュンシュンとキギナの事を肯定しているし、シュンシュンとキギナの方はさすだと思うよ。

  シュンシュンもキギナもげんさんの前では割かし大人しいし。

  シュンシュンの方がげんさんから距離を取っていてけてるぐらいだしな 」


セロフィート

「 そうですか。

  それは大変な人間模様が展開されてますね 」


マオ

「 そだな……。

  げんさんはシュンシュンとしゅんれいエヌジィだし、づるさんはしゅんれいとキギナがエヌジィだし、シュンシュンはげんさんがエヌジィかな。

  シュンシュンも陰陽師関連ではげんさんと話が合うから、ガチでげんさんをきらっている訳では無さそうかな 」


セロフィート

「 マオの腕前に掛かってますね♪ 」


マオ

「 オレに丸投げしないでくれよな!

  オレの眷属を勝手に増やしてるのはセロなんだから、責任取ってくれよ 」


セロフィート

「 ワタシがです?

  マオに出来ないちゅうさいをワタシが出来ると思わないでください 」


マオ

「 セロなら出来るだろうが! 」


 なんてセロと話し込んでいたら、誰かがセロに声を掛けてた。

 オレがまったく知らない人だ。






???

「 セロフィートさん!

  貴方がていると聞いて飛んでました!

  事件解決の為にセロフィートさんの知恵を貸してはくれませんか? 」


セロフィート

てら刑事、お久しりですね 」


マオ

一寸ちょっとセロ、誰さんだよ?

  なんで刑事と知り合いなんだよ!

  警官(お巡りさん)ともしたしそうだったし── 」


セロフィート

「 とある事件の捜査をしていたときに知り合いました 」


マオ

「 事件の捜査ぁ? 」


セロフィート

「 殺人事件です。

  うんわるくワタシのたレストランないで起こってしまいまして…… 」


マオ

「 レストランで殺人事件…………。

  ──そんな事より、誰とレストランに行ったんだよ!

  オレ、知らないんだけどぉ!? 」


セロフィート

「 1人です。

  待ち合わせをしてました。

  事件が起きた所為で中止になりました 」


マオ

「 誰と待ち合わせてたんだよぉ!

  浮気じゃないよなぁ!! 」


セロフィート

「 ビジネスです 」


マオ

「 “ 浮気 ” って書いて “ ビジネス ” って呼ぶヤツだろ!

  オレがるのにぃ!! 」


セロフィート

ワタシが浮気します?

  タラシのマオと一緒にしないでください 」


マオ

「 はぁぁぁぁあ?

  誰がタラシだよっ!!

  オレはタラシじゃないぞ! 」


セロフィート

「 兎に角、レストランで起きた殺人事件を迅速に解決する為、刑事さんの捜査に協力したのが切っ掛けです。

  ワタシ、過去には探偵もしてましたし 」


マオ

「 あ、あぁ……迷探偵の── 」


セロフィート

「 誰が迷探偵ですか。

  ちゃんと名探偵してました 」


マオ

「 その殺人事件に居合わせたのが、この人なんだ? 」


セロフィート

てら刑事、この事件の捜査担当に任命されました? 」


寺尾刑事

「 えぇ、まぁ……。

  今、別の案件で刑事がはらっている状態で── 」


セロフィート

「 今から捜査を始めます? 」


マオ

「 天狗の仕業で片付けるんじゃないんだ? 」


セロフィート

「 マオ、捜査も始めてないのに天狗さんの仕業にしてはいけません 」


寺尾刑事

「 いゃ、その……まさに── 」


セロフィート

「 はい? 」


マオ

「 どゆこと? 」


寺尾刑事

あけほの神社の裏林は──、天狗様の庭で……この事件は天狗様の仕業に違いないから、自分達は関わらない──と年配の先輩達が捜査を断ったので、若手に回されたんですよ…… 」


セロフィート

「 先輩刑事さん達は天狗伝説を “ 信じている ” という事ですか? 」


寺尾刑事

「 えぇまぁ……。

  多いと思います。

  この地域に昔からいている伝説みたいですし、現場には黒い羽根も落ちていましたから──。

  先輩刑事達から聞いたはなしでは、黒い羽根が落ちている事件は天狗様が関わっている事件だと── 」


マオ

「 黒い羽根?

  鳥の羽根じゃないの? 」


寺尾刑事

「 違うんだよ。

  鑑識に調べてもらったんだけど、鳥の羽根とは別物なんだ。

  黒い羽根の鳥なんて烏しかないのに……、烏の羽根ですら無いって事で──。

  結局、なんの羽根か分からないから、“ 天狗様の羽根 ” って事になってるみたいなんだ…… 」


マオ

「 鳥じゃない黒い羽根…………。

 { セロ──、オレさ思い当たるふしが有るんだけど…… }」


セロフィート

「{ 実物を見てませんし、断定は出来ません }」


マオ

「{ そだよな……。

   決め付けるのは早いよな? }」


セロフィート

「 運ばれた被害者達は無事です?

  ひど火傷やけどっていた──と聞きましたけど 」


寺尾刑事

「 …………息は有りませんでした。

  全員、死亡していました。

  差し込まれていた花火を抜く作業が大変だと聞いています。

  なんだって、犯人はくちケツ穴に花火を突っ込んだんだ?? 」


セロフィート

「 真相は犯人に聞けば明らかになります 」


マオ

「 木に吊るされてた40人が全員、んでたって事?

  …………他殺……殺人事件??

  事故や自殺じゃないもんな。

  犯人は複数犯かな?? 」


セロフィート

「 単独犯では無いのはたしかでしょう。

  夏祭りのあとには花火大会がひかえてます。

  犯人達が花火を選んだ理由も関連してるかも知れません 」


マオ

ちなみにさ、なんぜんだったんだ??

  ころすにしてもぱだかく必要って有ったのか?? 」


セロフィート

「 花火を差し易くする為に脱がせた可能性は有ります。

  場所が場所ですし 」


マオ

「 …………変態の羞恥プレイみたいだな……。

  第1発見者には凄まじいトラウマになりそうかも…… 」


セロフィート

「 災難ですね。

  それも仕方無いでしょう。

  神社の裏林は普段から立ちり禁止となっている場所のようですし。

  無断侵入していたばつだと思い、割り切ってもらうしかないでしょう 」


マオ

「 ははは……。

  第1発見者は自殺志願者とかじゃないよな? 」


 う~~~ん、事件のはなしで盛り上がってたぞ!!

◎ 訂正しました。

  さいわいいなのは、─→ さいわいなのは、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ