⭕ 夏祭りと花火大会 4
──*──*──*── 夏祭り会場
マオ
「 うわぁ~~~~凄い人達の波だな。
こんなに居たらはぐれないか心配になるよ… 」
セロの古代魔法で夏祭り会場へ転移したけど、予想外の人の多さに吃驚してしまう。
こんな中でセロとはぐれたら大変だぞ!
セロフィート
「 その心配は無いです、マオ。
手首を見てください 」
マオ
「 手首?? 」
セロに言われて何気無く手首を見ると手錠が嵌められている。
セロの手首とオレの手首が手錠で繋がれていた。
手首が痛くならない特殊な手錠で、古代魔法で掛けられているから勝手に外れたりしないし、外したりも出来ない。
マオ
「 何時の間に──。
用意が良いな、セロ 」
セロフィート
「 マオが誘拐されない様に用意しました♪ 」
マオ
「 誘拐って……。
オレ、其処まで馬鹿じゃないって! 」
セロフィート
「 可愛い妹を想う兄心です。
マオがワタシから離れてしまったら──、祭りを楽しんでる人間達を〈 テフ 〉へ変換してしまうかも知れませんよ? 」
マオ
「 極端だな……。
こんなに大勢の人間を〈 テ
『 前代未聞の集団神隠しだ! 』ってな。
毎日、ニュースを独占する大事件になるぞ 」
セロフィート
「 それはそれで面白いですし、久し振
マオ
「 駄目に決まってるんだろ!
オレの知らない所で小さな事件を起こして楽しんでるの、知ってるんだぞ!! 」
セロフィート
「 おや、知ってました?
マオに教えた
マオ
「 オレの勘だよ!
セロと1番付き合いが長いんだから、勘
セロフィート
「 裏切り者を庇
マオ
「 庇
そいつだってセロの共犯者だろ。
教えてくれたとしても、オレは許さないぞ!! 」
セロフィート
「 良
今回はマオの言葉を信じるとします。
次は無いです 」
マオ
「 …………何
普通は逆だろ、逆ぅ!! 」
セロフィート
「 はいはい。
そういう事にしときましょう 」
マオ
「 オレに説教される立場だろうがぁ~~ 」
セロフィート
「 ふふふ(////)
怒ったマオも可愛いです♪
楽しいですね 」
マオ
「 オレは不愉快の嵐だけどな!
──それより、こんなに凄い人だと幻
セロフィート
「 会場に着いた事は連絡しときましょう。
時間を決め、何
マオ
「 それもそうだな──。
何
セロフィート
「 花火大会が始まるのは19時半でしたね。
18時にしましょう。
集合時間は──、緋
マオ
「 あけほの神社だな。
確
セロフィート
「 神社の裏林に入
天狗に拐われたい自殺志願者の踏み入
マオ
「 何
天狗って異形の? 」
セロフィート
「 天狗は怪異です。
掛け軸に描
天狗は森を愛し、森の秩序を大切にする怪異です。
天狗に拐われるのは、天狗の遊び場でも有る裏林で悪さをするからです 」
マオ
「 結局は人間側
因
天狗に喰
セロフィート
「 天狗は怪異ですけど、人間は喰
男性に対しては記憶を弄
子供の場合は稀
成人すると記憶を消され、何
女性の場合は言わなくても分かりますね? 」
マオ
「 ………………天狗の子供を孕
セロフィート
「 そうです。
天狗の雌
子孫を残す為には、人間の女性を拐います。
男性は妊娠しませんからね 」
マオ
「 女性って大変だな 」
セロフィート
「 現在は、ぼっち
女性の1人
控
マオ
「 ──ってぇ、今のオレ、女の格好してるじゃんかよ! 」
セロフィート
「 ふふふ…。
マオは大丈夫です。
麼
マオ
「 そっかぁ、良
セロフィート
「 マオ、2人きりで夏祭りデートを楽しみましょう 」
マオ
「 うん(////)
そだな! 」
御互いに手錠で繋
セロは恋
セロの中では “ 友達繋
セロと一緒に夏祭りをめ
◎ 訂正しました。
良