表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
327/424

⭕ 海水浴しよう 10


マオ

「 そう言えばさ、この海水浴場って──ゆうだよな。

  にんが沢山るけどいのか? 」


マオキノ

「 問題無いですエリ。

  現在はゆうを一般解放していますエリ。

  ゆうを無解放のときに無断侵入した不届き者は、防犯魔法の餌食えじきとなりますエリ 」


マオ

「 防犯魔法の餌食えじきって? 」


マオキノ

「 ランダム転移されちゃいますエリ★ 」


マオ

「 ランダム転移ぃ~~?

  こっわぁ~~。

  ちなみにに転移されるんだ? 」


マオキノ

「 ランダムなのでボク達(キノコン)にも分かりませんエリ。

  セロ様いわく≪ にっぽんこく ≫のかに転移されますエリ 」


マオ

か? 」


セノコン

「 全員が違う場所にランダム転移されますエリ。

  運がわるいと転移先で遭難しますエリ 」


マオ

「 うわぁ~~容赦無いな……。

  じゃあ、な5人ぐみゆうの砂浜に無断侵入したら、5人ともまったく違う場所にランダム転移されて、遭難する可能性も高い──って事になるのか?

  未成年でも同様に? 」


マオキノ

「 はいですエリ。

  未成年でも高齢者でも、障碍者でも健常者でも病人でも、男でも女でもトランスジェンダーでも一切の差別無しですエリ。

  せんひんの差も関係無く、世代も性別も関係無く、びょうどうにランダム転移されますエリ。

  一切のそんたくをしないのが防犯魔法ですエリ 」

 

マオ

きびしいな……。

  まぁ、防犯の為だしな…………ひとさまゆうに無断侵入する奴がわるいもんな?

  でもさ、ゆうに不法侵入したやからにも家族がるだろ。

  行方不明者が続いたら騒ぎにならないか? 」


セノコン

「 不法侵入は立派な犯罪ですエリ。

  犯罪者が消えても誰も気にしませんエリ。

  マオ様に同情される価値なんて、犯罪者には無いですエリ! 」


マオ

「 そ、そだな……。

  一般解放されてないのに無断で侵入したら駄目だもんな? 」


マオキノ

「 はいですエリ。

  〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されないだけ感謝ですエリ 」


マオ

「 そ、そだな…… 」


 相変わらずセロの防犯魔法のは健在みたいだ。

 まぁ、怪物モンスターの巣窟の最深部へ転移されるのにくらべたら、遭難なんて可愛いもんか……。

 運がければ助かる可能性と希望が残されてる訳だしな……。


 怪物モンスターの巣窟に転移されたら、完全に助かる可能性なんか無い。

 救われる希望の欠片すら無くて、絶望に打ちのめされながら怪物モンスターじゅうりんされながらわれて終わりだからな──。

 あっ、そうだ!

 い事を思い付いちゃったぞ!


 オレはBBQバーベキューを堪能して、用意されたデザートを食べたあと、セロのもとへ向かった。






マオ

「 セロ──、一寸ちょっと相談したい事が有るんだけどいかな? 」


セロフィート

「 マオ、もうBBQバーベキューいです? 」


マオ

「 デザートも食べて堪能したよ!

  それより、はなしを聞いてくれよ 」


セロフィート

「 はいはい。

  なんです? 」


マオ

じつはさ──── 」


 オレは頭に思いえがいている事をセロに聞かせたくて、りしながら頑張って話した。






セロフィート

「 マオの≪ ダンジョン ≫を人間達に解放する──という事です? 」


マオ

「 う~~~~ん……オレの≪ ダンジョン ≫じゃなくて、新しく≪ ダンジョン ≫を作るんだ!

  《 セロカ君の本屋・2号店 》で体験が出来るのは、あくまでも安全なアトラクションゲームじゃんか?

  本物のダンジョン探索をなまで体験出来るようにするんだよ!

  怪物モンスターに “ 単位 ” を付けてさ、怪物モンスターを倒して貯めた単位で商品を買ってもらうんだ。

  買った商品は≪ ダンジョン ≫の中でしか使えないようにして、持ち出し禁止にする。

  単位で買い物が出来る《 ダンジョン専用商品店 》とか色んな手続きが出来るサポートセンターみたいな《 ダンジョン専用ギルド 》を地下1階のフロアに作ってさ──。

  会員カードのポイントを単位としても使えるようにすれば、セロカポイント現金マネーにキャッシュバックする御客も減ると思うんだよな 」


セロフィート

「 ≪ ダンジョン ≫ の中に放しいにした怪物モンスターを人間に倒させ、単位を貯めさせるだけでなく、セロカポイントも使わせたい訳ですね? 」


マオ

「 まぁ、そんな感じかな。

  セロなら新しい≪ ダンジョン ≫も簡単に作れるし、怪物モンスターだって用意出来るだろ? 」


セロフィート

「 出来ますけど──。

  戦うすべを知らない軟弱な現代じんに本物の怪物モンスターを倒す事は無理でしょうね。

  ≪ ダンジョン ≫に放しいにする怪物モンスターは、キノコンに栽培,収穫させるとしましょう 」


マオ

「 うん…………栽培??

  収穫??

  飼育じゃなくて?? 」


セロフィート

「 〈 創造主ゴディオールの館 〉に怪物モンスターらせるじゅもくが有ります。

  それを使い怪物モンスターの補充をするとしましょう 」


マオ

怪物モンスターみのじゅもくぅ??

  オレ、初耳なんですけどぉ! 」


セロフィート

ようじゅ有ったでしょう。

  ようじゅようみのり、妖怪がまれる──。

  げんさんと共同で妖怪ではなくじゅれいみのらせられないか実験してます 」


マオ

なんて事してんのぉ!?

  じゅれいみ落とす樹木を作ってる──って事かよ? 」


セロフィート

「 面白いでしょう♪

  ワタシは〈 合成獣キメイラ 〉をみのらせられないか実験してます。

  怪物モンスターようなモノですし、出来ると思いますけど? 」


マオ

「 ははは……。

  じゃあ、怪物モンスターはセロに任せていかな?

  〈 合成獣キメイラ 〉でもじゅれいでもなんでもいよ…… 」


セロフィート

「 はいはい。

  ≪ ダンジョン ≫には死者が出ないよう古代エンシェント魔法マジックを掛けるとしましょう。

  《 救護室 》も必要になりますね。

  体力がゼロとなり、戦闘不能となった探索者プレイヤーは《 救護室 》へ強制転移されるようにするとしましょう 」


マオ

「 それ、いな!

  御客カモが死んじゃったらほんまつ転倒だもんな。

  ──ボスを倒して攻略達成クリアした階層フロアを記録して、次からは行きたい階層フロアを選べるようにしてほしいな。

  階層フロアボスは──〈 合成獣キメイラ 〉にしよう!

 〈 合成獣キメイラ 〉を倒したら、次の階層フロアへ続く階段が出現するようにするんだ。

  じゅれい階層フロアの裏ボスにして、階層フロア攻略率100%に達成したら戦えるようにしよう。

  裏ボスとの戦闘は選択制にして──、勝てたらアイテムをゲット出来るようにしよう 」


セロフィート

「 アイテムです? 」


マオ

「 うん。

  強敵を倒すんだから、お得感を感じられるような御褒美だよ。

  “ ボーナスアイテム ” とか “ レアリティアイテム ” とか──特別感の有るアイテム!

  なにいかな~~ 」


セロフィート

「 それなら魔法マジカルの袋(バッグ)いでしょう。

  持ち歩く荷物が少なければ喜ばれます 」


マオ

魔法マジカルの袋(バッグ)か──。

  たしかに荷物が少ないと動き易いもんな。

  じゃあ、魔法マジカルの袋(バッグ)魔法マジックの鞄(バッグ)は裏ボスを倒さないとゲット出来ない特殊なアイテムって事にしよう! 」


セロフィート

「 ≪ ダンジョン ≫を攻略する目的は有ります? 」


マオ

「 う~~ん…………最深部の祭壇に有るオーブを手にれるとか?

  邪竜族の復活を阻止する為にせいもんくぼみに──、炎,水,風,地,雷,光,影…7つのオーブを手にれて嵌め込む──って物語ストーリーはどうかな?

  探索者プレイヤーは7つのオーブの1つを手にれる為に≪ ダンジョン ≫にいどんでもぐるんだ。

  オーブをゲットしたら……どうしよう?? 」


セロフィート

「 大体の内容は把握しました。

  マオの案をもとに作ってみるとしましょう。

  けんに建設する《 セロカ君の本屋 》の地下に作る事になりますけどいです? 」


マオ

「 そだな。

  それでいよ。

  完成したら、テストプレイヤーが必要だよな?

  オレ、したい! 」


セロフィート

「 はいはい。

  テストプレイヤーは20歳以上のセロカ会員から募集する事にしましょう 」


マオ

「 楽しみだな~~ 」


セロフィート

「 ふふふ…。

  マオの期待に添えるといですけど── 」


マオ

「 セロが関わるんだから、大丈夫だろ?

  どうせ、おおコケしたって損しないんだからさ! 」


セロフィート

「 はいはい。

  人気が出るといですね 」


 ≪ にっぽんこく ≫にて、本格的な≪ ダンジョン ≫を攻略する実戦的アトラクションゲームか──楽しみだな!

 単体ソロ攻略の楽しみだけど、パーティを組んで攻略するのも楽しそうだ。

 完成が待ちどうしいな~~。

◎ 訂正しました。

  私有地だったよな? ─→ ゆうだよな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ