⭕ 海水浴しよう 5
──*──*──*── 海の家
──*──*──*── 2階
マオは何度も1階に下りては、獅聖幻夢にヘルプを頼んでいた。
獅聖幻夢が直接キノコンと打った方が明らかに早いのだが、誰もその事を言い出す者は居なかった。
セロフィートがマオに寛大な為、キノコンもマオの眷属である獅聖幻夢,絲腥玄武,厳蒔弓弦もマオの好きにさせているのだ。
マオ
「 ──タイムぅ~~! 」
キノコン:本体
「 分かりましたエリ 」
マオの理不尽な “ タイム ” に対し、嫌な素振りも見せずに快く受け入れるキノコンは、別の碁盤を使いセロフィートと囲碁を打ちながら、1階へ駆け下りたマオが戻って来るのを待つ。
マオ
「 やったぁ~~~~!!
勝てたぁ~~(////)
屈折2時間、粘った甲斐が有った…… 」
セロフィート
「 幻夢さんの御蔭ですね、マオ 」
マオ
「 う、うん……(////)」
ぶっちゃけ、幻夢さん VS キノコンの対局みたいなもんだった。
キノコンも囲碁は強いけど、幻夢さんに勝つのは未々難しいみたいだ。
負けたにも関わらず、キノコンは晴々している。
「 負けちゃいましたエリ~~ 」とか言いながらも楽しそうだ。
どうやらキノコンって種族(?)は勝負に負けても悔しくないらしい。
「 もっと精進するエリ★ 」と言いながらキノコンは既に他のキノコンと打ち始めていた。
マオ
「 幻夢さんに教えてもらえなかったら、赤石が潰されてたよ…… 」
セロフィート
「 マオ、海デートがしたいのでしたね 」
マオ
「 うん!
2時間掛かっちゃったけど、海デートしてくれるんだな! 」
セロフィート
「 はいはい。
行くとしましょう。
海に出て何します? 」
マオ
「 先ずは、かき氷を食べるんだからな! 」
セロフィート
「 はいはい 」
オレはセロの手を引いて階段を下りた。
──*──*──*── 1階
1階では変わらず幻夢さん,玄武さん,弓弦さんが酒を片手に新鮮な貝類を食べている。
棋譜のコピーをテーブルの上に広げて楽しそうに話している。
囲碁も酒のツマミにしちゃうんだな……。
マオ
「 幻夢さん、キノコンに勝てたよ! 」
獅聖幻夢
「 マオ殿、良かったですね 」
マオ
「 幻夢さんが打てる場所を教えてくれたからだよ。
有り難う! 」
本当なら抱き付いて御礼を言いたいんだけど、そんな事をしたら幻夢さんが〈 テフ 〉に変換されちゃうから、我慢して自
セロの御機嫌を損
獅聖幻夢
「 私は助言しただけです。
複数ある箇所の何
マオ殿の実力
マオ
「 エヘヘ……(////)
オレが打ってたら2時間も続かなかったよ(////)」
キノ
マオ
「 幻
セロも御揃いの絵柄のアロハシャツを着たら良
セロフィート
「 露出度
マオ
「 大
セロはアロハシャツを着るの禁止な! 」
セロフィート
「 残念です 」
マオ
「 残念なんて思って無いくせに! 」
幻
アロハシャツの似合う平安人
キノコン
キノコン
気が利
マオ
「 ふぅ~~。
やっぱり夏と言えば、かき氷
セロフィート
「 マオ、5杯もお
マオ
「 平気だよ!
頭がキーーーーンって、しないのは最高だな! 」
セロフィート
「 そろそろ、行きます? 」
マオ
「 うん!
海デート、楽しもうな! 」
セロフィート
「 マオ次第です♪ 」
マオ
「 オレに丸投げすんな!
2人で楽しむんだからな! 」
セロの手を握って《 海の家 》を出る。
一面の青
◎ 訂正しました。
増えますけど良