⭕ 海水浴しよう 2
セロフィート
「 キノコン、マオはヘルプしたいそうです。
どうします? 」
キノコン:本体
「 構いませんエリ。
もっと打ちたいですエリ 」
セロフィート
「 キノコン、棋譜の写しをマオに── 」
キノコン:分身体
「 畏まりましたエリ 」
盤上の棋譜を記録しているキノコンが、手早く棋譜を描き写してくれる。
丁寧に色まで塗ってくれる親切っぷりだ。
キノコン:分身体
「 マオ様、お待たせ致しましたエリ。
どうぞ、お持ちくださいませエリ 」
マオ
「 有り難うな、キノコン。
助かるよ!
じゃあ、1階に下りて幻夢さんに聞いて来る! 」
セロフィート
「 行ってらっしゃい、マオ 」
笑顔のセロに見送られながら、オレは階段を駆け下りた。
──*──*──*── 1階
1階に下りると幻夢さん,玄武さん,弓弦さんが酒を片手に焼かれた貝類を食べていた。
帆立,蛤,牡蛎,栄螺,鮑,赤貝,ホッキガイ…等々──美味そうな貝類をツマミにして酒を飲んでいる。
実に楽しそうだ。
オレも肖りたいけど、貝類を食べてる場合じゃないからな。
すべき事をしないと!
マオ
「 幻夢さん──、教えほしい事が有るんだ。
オレに知恵を貸して! 」
獅聖幻夢
「 知恵ですか? 」
マオ
「 うん!
セロが置いてくれた一手を “ いかしたい ” んだけど──、次の一手を何処に打てば、赤石を “ いかせる ” のか知りたいんだ……。
オレの頭じゃ分からなくて…… 」
オレはキノコンが描き写してくれた棋譜を幻夢さんに見せる。
獅聖幻夢
「 マオ殿、途中から白石から黄石に変わっていますね 」
マオ
「 う、うん……。
最初はセロがキノコンと打ってたんだけど──、途中からオレが打たせてもらったんだ。
白石はセロで黄石はオレだよ。
黒石はキノコンなんだ 」
獅聖幻夢
「 この赤石はセロ殿が打った一手なのですね。
…………………………次の一手は此処が良いですよ、マオ殿 」
マオ
「 えぇと──、此処? 」
獅聖幻夢
「 はい。
それか──、此処ですね。
若しくは、此処です 」
マオ
「 えと──、黄石を置ける──打てる場所が3つも有るんだ? 」
獅聖幻夢
「 セロ殿はマオ殿に優しいですね。
何処に打つかはマオ殿が決めてください 」
マオ
「 有り難う、幻夢さん! 」
玄武
「 マオ、その棋譜のコピーを貰えぬか? 」
マオ
「 コピー?
良いよ。
マオキノにカラーコピーしてもらって来るから待ってて! 」
そんな訳で──、102号室のドアの絵から《 裏野ハイツ 》の102号室のリビングに移動した。
──*──*──*── 裏野ハイツ
──*──*──*── 102号室
──*──*──*── リビング
オレはマオキノに頼んで棋譜の写しをカラーコピーしてもらう為に原本
マオキノはカラーコピーを10枚してくれて、棋譜を記録する為に使う専用のペンを出してくれた。
原
──*──*──*── 海の家
──*──*──*── 1階
マオ
「 お待たせ!
マオキノがカラーコピーを10枚してくれたよ。
後
えぇと──9枚渡
玄武
「 助かる。
使って悪かったな 」
マオ
「 全然良
じゃあ、オレは2階に戻るよ。
セロとキノ
弓弦
「 キノコンに勝てると良
マオ
「 うん(////)」
オレは階段を上がって2階へ戻った。
──*──*──*── 2階
──*──*──*── 大部屋
マオ
「 お待たせ!
幻
──ってぇ、何
セロフィート
「 お帰りなさい、マオ。
マオが戻って来
幻
マオ
「 3ヵ所も打てる場所が有るって──。
目
キノ
マオ
「 …………セロ、どうかな??
幻
セロフィート
「 流
ヘルプした甲
マオ
「 うん(////)」
セロフィート
「 マオは何
マオ
「 う~~~~ん……。
──此
オレは幻
◎ 訂正しました。
じゃあ、1階に降りて ─→ じゃあ、1階に下りて