⭕ マオを連れ出そう 4
マオ
「 …………お酒のツマミになるのを買うのはどうかな??
チーズとかサラミとかハムとかウィンナーとか?? 」
弓弦
「 マオはツマミが欲しいのか?
回って見るか 」
玄武
「 うむ、それが良いな。
本格的なツマミが売られているからな。
我は煮タマゴや燻製タマゴが好きだ 」
獅聖幻夢
「 私はベーコン類や生ハム類が好きです 」
弓弦
「 私はサラミやカスパルが好きだな 」
マオ
「 オレはチーズが好きだよ。
鴨肉とか焼豚とかも好きかな。
惣菜コーナーにも寄りたいな! 」
獅聖幻夢
「 大勢で売り場を物色するのは楽しいですね 」
玄武
「 毎週定期的に続けても良いと思うがな 」
弓弦
「 マオはどうだ?
この様な買い物は楽しいか? 」
マオ
「 この大量買いを毎週続けるって事??
オレは別に嫌じゃないよ…… 」
確かに嫌ではない。
寧ろ、“ 嬉しい ” と思うぐらだ。
この中にセロが居てくれたらもっと嬉しいんだけど──、セロとは2人きりで買い物したいからな(////)
セロの代わりにシュンシュンとキギナが加わったら、絶対に揉めてギスギスしそうだ。
それはオレが疲れるから嫌だな。
心底御免被りたい。
酒のツマミが売ってるコーナーや惣菜コーナーを回って、色んなツマミを買い物カゴの中に入れた。
結局、買い物カゴ4つじゃ足りなかったから、買い物カートが1台と買い物カゴが4つ増えてしまった。
結局、チョコや菓子も買ってもらう事になったんだよな。
ポテトチップスなんて棚に並んでる全種類が1個ずつ買い物カゴの中に入っている。
う~~ん、贅沢ぅ~~。
最近では湯を入れないで食べれる味付きの袋麺なんかも売られていて、弓弦さんが大量に買うみたいだ。
色んな会社から出てるから試したいみたいだ。
オレもバリボリ食べれるラーメンは好きだ。
玄武
「 今日は此ぐらいで止めとくか? 」
弓弦
「 そうだな。
初めての大量買いにしては少ないと思うが── 」
獅聖幻夢
「 荷物は私の転送陣を使いましょう。
式神が冷蔵庫へ入れる手筈にしています 」
マオ
「 便利ぃ~~。
そう言えば、幻夢さんの式神は見た事が無いね。
玄武さんの式神は可愛い和犬だったけど── 」
獅聖幻夢
「 そう言えば、そうですね。
普段から呪靈を使っていますから── 」
弓弦
「 確かに幻夢の式神は気になるな。
人型なのか? 」
獅聖幻夢
「 確かに人型です。
私の式神は童の容姿をしています。
人間の様に武器を扱い戦える戦闘式神です。
素材を確保する為に重宝しています。
私の式神は狩るのが得意ですから 」
玄武
「 頼もしい式神だな 」
マオ
「 ……………………凄いんだね…… 」
獅聖幻夢
「 童の容姿をしていると勝手に油断してくれますからね。
獲物が狩り易いのです 」
マオ
「 ははは…… 」
米●スーパーのセルフレジに通した商品は全て、幻夢さんが持参したエコバックの中へ入れる。
エコバックの中に転送陣が有って、その中に入れると式神が待ってる場所に出るんだとか。
便利なエコバックだ。
支払いMBKで全額一括払いだ。
今回、支払いをしてくれたのは玄武さんだった。
買い物を済ませた後は、手ぶらで《 裏野ハイツ 》へ向かう。
途中でコンビニに立ち寄り、買ったアイスを食べながら《 裏野ハイツ 》へ帰った。
それから──、1週間の内最低でも3日は幻夢さん,玄武さん,弓弦さんに誘われて出掛ける機会が増えた。
勿論、シュンシュンとキギナを抜いてだけど──。
マオキノもセノコンもオレが出掛ける時には張り切って重箱弁当を作っては持たせてくれる。
嬉しそうに笑顔で送り出してくれるんだよなぁ~~。
マオキノもセノコンもオレが居たら困る事でもしてるのか??
分から~~~~ん!!
◎ 訂正しました。
バリボリ食べるラーメン ─→ バリボリ食べれるラーメン
普段から呪靈を使って ─→ 普段から呪靈を使って
確かに人型です。─→ 確かに人型です。
玄武さんだった。─→ 玄武さんだった。