✒ マオを連れ出そう 2
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☆ 祝 ☆ 300話達成!!
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マオキノ
「 8月に入ってからマオ様は益々ゲームに夢中ですエリ…… 」
セノコン
「 セロ様が居られないのを良い事に、晴れでも雨でも寝室のベッドの上に寝転んで1日中ゲームをしてますエリ…… 」
玄武
「 …………………………耳の痛い話だな 」
弓弦
「 そ、そうだな…… 」
獅聖幻夢
「 ふふふ。
2人共画面に張り付く程、対局碁に夢中ですからね 」
マオキノ
「 玄武様と弓弦様がさせておられるのは、リアルタイムで現実の相手と打てる対局碁ですエリ。
マオ様の場合は違いますエリ 」
玄武
「 違うのか? 」
弓弦
「 マオは “ こんぴーたー ” とやらと囲碁をしているのか? 」
セノコン
「 違いますエリ。
因みに “ こんぴーたー ” ではなく、“ コンピューター ” ですエリ 」
獅聖幻夢
「 セノコン殿,マオキノ殿──、マオ殿はどの様なゲームをされているのですか? 」
セノコン
「 仮想世界で遊べるゲームですエリ 」
玄武
「 かそうせかい??
初めて聞くのだが? 」
弓弦
「 私も初めて聞く名前だ 」
獅聖幻夢
「 …………それは、ばーちゃるなんとやら……と言うのでしょうか?
水墨画の知り合いに “ ばーちゃるなんとやら ” で遊んでいる者が居ます。
その者は……まじもんくえくえ──とか言うゲームで遊んでいると話してくれました。
とても人気の有る最新のゲームで──、8月は真夏イベントが開催されるらしく、8月は仕事を入れない──とか言ってましたね 」
弓弦
「 まじもんくえくえ??
それは…………面白いのか?? 」
玄武
「 不思議な言葉ではあるな……。
意味は分からぬが…… 」
獅聖幻夢
「 “ まじもんくえくえ ” とやらをマオ殿が遊んでいるかは分かりませんけど…… 」
セノコン
「 多分それは【 VWG・MMQ 】の事だと思いますエリ 」
マオキノ
「 それエリぃ!!
霄囹ちゃまの入れ知恵ですエリぃ!! 」
獅聖幻夢
「 そうです、それです!
“ ばーたるわーるどゲーム ” とやらです。
スッキリしました 」
弓弦
「 “ まじもんくえくえ ” とは違うゲームなのか? 」
セノコン
「 “ まじもんくえくえ ” ではなく、マジカル・モンスター・クラエント──ですエリ 」
玄武
「 成る程──、“ まじ ” が “ まじかる ” で、“ もん” が “ もんすたー ” で、“ くえくえ ” が “ くらえんと ” なのだな?
長い名前は覚えるのが難しいな 」
セノコン
「 玄武様,弓弦様,幻夢さまには、マオ様を寝室から引き摺り出してほしいですエリ 」
マオキノ
「 仮想世界へ入るのに使うゴーグルを取り上げてほしいですエリぃ!! 」
玄武
「 然し、取り上げて大丈夫なのか?
マオは “ ばーちゃるゲーム ” とやらをしている最中なのだろう? 」
弓弦
「 そうだな。
セロなら問答無用で取り上げそうだが──、私達はセロでは無いからな…… 」
獅聖幻夢
「 セロ殿ならば間違い無く、ごーぐる…とやらを〈 テフ 〉へ変換されるでしょうね。
セノコン殿,マオキノ殿がマオ殿を心配される気持ちは私にも分かります。
確
玄武
「 晴れた日もベッドに寝転んでいるのは、確
弓弦
「 マオキノとセノコンはマオから、ごーぐる…とやらを取り上げないのか? 」
セノコン & マオキノ
「「 マオ様に嫌
弓弦
「 ………………………… 」
玄武
「 ………………………… 」
獅聖幻夢
「 私もマオ殿には嫌
玄
玄武
「 うむ……そうだな。
我
弓弦
「 …………私もだ。
マオに嫌
獅聖幻夢
「 此は眷属に対する縛
眷属にと
主人
眷属である私達が心を鬼にしてマオ殿から “ ごーぐる ” とやらを取り上げる事は、至
玄武
「 …………………………マオに対して、悪い事も “ 悪い ” と言えない──と言う事か? 」
弓弦
「 いや、言えない事は無いだろう。
仮にマオが、白を “ 赤だ ” と言っても、私達には “ 白だ ” と言う事を許されている。
未
玄武
「 そうだな。
言えない訳ではないのだったな…… 」
獅聖幻夢
「 此は作戦会議をする必要が有りそうですね 」
弓弦
「 そうだな。
出来れば取り上げる以外の方法が良
玄武
「 セノコン,マオキノ──。
暫
セノコン
「 分かりましたエリ 」
マオキノ
「 お任せしますエリ 」
セノコンとマオキノは獅