表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀「 セロ 」もしも、玄武,弓弦,霄囹が裏野ハイツで暮らしたら……。  作者: 雪*苺
八月上旬 【 お願い聞いてほしいエリ♥ 】
300/424

✒ マオを連れ出そう 2

☆ ☆ ☆

☆ 祝 ☆ 300話達成!!

☆ ☆ ☆


マオキノ

「 8月にはいってからマオ様はます(ます)ゲームにちゅうですエリ…… 」


セノコン

「 セロ様がられないのをい事に、晴れでも雨でも寝室のベッドの上に寝転んで1日じゅうゲームをしてますエリ…… 」


玄武

「 …………………………耳の痛いはなしだな 」


弓弦

「 そ、そうだな…… 」


獅聖幻夢

「 ふふふ。

  2人とも画面に張り付くほど、対局碁にちゅうですからね 」


マオキノ

げん様とづる様がさせておられるのは、リアルタイムで現実の相手と打てる対局碁ですエリ。

  マオ様の場合は違いますエリ 」


玄武

「 違うのか? 」


弓弦

「 マオは “ こんぴーたー ” とやらと囲碁をしているのか? 」


セノコン

「 違いますエリ。

  ちなみに “ こんぴーたー ” ではなく、“ コンピューター ” ですエリ 」


獅聖幻夢

「 セノコン殿,マオキノ殿──、マオ殿はゲームをされているのですか? 」


セノコン

「 仮想世界で遊べるゲームですエリ 」


玄武

「 かそうせかい??

  初めて聞くのだが? 」


弓弦

「 私も初めて聞く名前だ 」


獅聖幻夢

「 …………それは、ばーちゃるなんとやら……と言うのでしょうか?

  水墨画の知り合いに “ ばーちゃるなんとやら ” で遊んでいる者がます。

  そのものは……まじもんくえくえ──とか言うゲームで遊んでいると話してくれました。

  とてもにんの有る最新のゲームで──、8月は真夏イベントが開催されるらしく、8月は仕事をれない──とか言ってましたね 」


弓弦

「 まじもんくえくえ??

  それは…………面白いのか?? 」


玄武

「 不思議な言葉ではあるな……。

  意味は分からぬが…… 」


獅聖幻夢

「 “ まじもんくえくえ ” とやらをマオ殿が遊んでいるかは分かりませんけど…… 」


セノコン

「 多分それは【 バーチャル(仮想)ワールド(世界)ゲームMMQマジカルモンスタークラエント 】の事だと思いますエリ 」


マオキノ

「 それエリぃ!!

  しょうれいちゃまのですエリぃ!! 」


獅聖幻夢

「 そうです、それです!

  “ ばーたるわーるどゲーム ” とやらです。

  スッキリしました 」


弓弦

「 “ まじもんくえくえ ” とは違うゲームなのか? 」


セノコン

「 “ まじもんくえくえ ” ではなく、マジカル・モンスター・クラエント──ですエリ 」


玄武

ほど──、“ まじ ” が “ まじかる ” で、“ もん” が “ もんすたー ” で、“ くえくえ ” が “ くらえんと ” なのだな?

  長い名前は覚えるのがむずかしいな 」


セノコン

げん様,づる様,げんさまには、マオ様を寝室から引きり出してほしいですエリ 」


マオキノ

「 仮想世界へはいるのに使うゴーグルを取り上げてほしいですエリぃ!! 」


玄武

しかし、取り上げて大丈夫なのか?

  マオは “ ばーちゃるゲーム ” とやらをしているさいちゅうなのだろう? 」


弓弦

「 そうだな。

  セロなら問答無用で取り上げそうだが──、私達はセロでは無いからな…… 」


獅聖幻夢

「 セロ殿ならば間違い無く、ごーぐる…とやらを〈 (原質)(みなもと) 〉へ変換されるでしょうね。

  セノコン殿,マオキノ殿がマオ殿を心配される気持ちは私にも分かります。

  たしかにゲームの身体からだくないと聞きます 」


玄武

「 晴れた日もベッドに寝転んでいるのは、たしかに身体からだくないとは思うが…… 」


弓弦

「 マオキノとセノコンはマオから、ごーぐる…とやらを取り上げないのか? 」


セノコン & マオキノ

「「 マオ様にきらわれたくないですエリ 」」


弓弦

「 ………………………… 」


玄武

「 ………………………… 」


獅聖幻夢

「 私もマオ殿にはきらわれたくは無いです。

  げん殿,づる殿はですか? 」


玄武

「 うむ……そうだな。

  われきらわれたくはないな 」


弓弦

「 …………私もだ。

  マオにきらわれた自分を考えたくないな…… 」


獅聖幻夢

「 此は眷属に対するしばりかも知れませんね。

  眷属に主人あるじの存在は絶対です。

  主人あるじであるマオ殿に “ きらわれる ” と言う事は、この身を引き裂かれるような痛みを感じる事になるでしょう。

  眷属である私達が心を鬼にしてマオ殿から “ ごーぐる ” とやらを取り上げる事は、なんぎょうとなります 」


玄武

「 …………………………マオに対して、悪い事も “ 悪い ” と言えない──と言う事か? 」


弓弦

「 いや、言えない事は無いだろう。

  仮にマオが、白を “ 赤だ ” と言っても、私達には “ 白だ ” と言う事を許されている。

  だ “ 自由に発言をする権利 ” はマオから奪われてはいない 」


玄武

「 そうだな。

  言えない訳ではないのだったな…… 」


獅聖幻夢

「 此は作戦会議をする必要が有りそうですね 」


弓弦

「 そうだな。

  出来れば取り上げる以外の方法がいと思うのだが── 」


玄武

「 セノコン,マオキノ──。

  しばし、時間をくれないか? 」


セノコン

「 分かりましたエリ 」


マオキノ

「 お任せしますエリ 」


 セノコンとマオキノはせいげんせいげんげんじのづるに向かってペコリ──と頭をげると101号室から出て行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ