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✒ セロフィートとデート 6


──*──*──*── とあるビル・前


マオ

「 うわぁ~~…………。

  立派なビルが2つもならんでるな~~。

  このビルが先週、完成したビルなんだ? 」


セロフィート

「 ビジネスビルです。

  ひだりどなりはビジネスホテルです。

  その真ん中に在る球体がプラネタリウムです 」


マオ

「 えぇと──、ビジネスホテルとビジネスビルをつなようにプラネタリウムが在るって事か? 」


セロフィート

「 どちらからでも入場が出来るようになってます。

  ビジネスホテルは、ビジネスビルで働いている社員さん限定のホテルです。

  一般じんはいれませんし、利用も出来ません。

  社員本人の使用のみ可能で、社員の身内も禁止です 」


マオ

「 へぇ~~。

  関係者以外、立ち入り禁止,利用禁止なんだな。

  でもさ、セロとオレは大丈夫なのか?

 ビジネスビル働いてないだろ? 」


セロフィート

「 ビジネスビルも一般じんは立ち入り禁止です。

  プラネタリウムは一般じんにも公開してます。

  デートスポットですし 」


マオ

「 そうなんだ?

  でもさ、どうやってプラネタリウムまで上がるんだ? 」


セロフィート

「 ビジネスビルとビジネスホテルのあいだを見てください。

  地上と球体を繋ぐ為のエレベーターが設置されてます。

  エレベーターに乗りながら地上の景色を眺める事が出来ます。

  綺麗な夜景も見れます。

  プラネタリウムだけではなく、展望台にもなってます。

  ロマンチックな夜を過ごす事も出来ます 」


マオ

「 へぇ~~。

  手が込んでるんだな。

  もしかして、建設したのは《 セロッタ商会 》だったりするのか? 」


セロフィート

「 ピンポンです。

  く分かりましたね 」


マオ

「 当たった!

  《 セロッタ商会 》は建設業界に迄、手を出してるのか? 」


セロフィート

「 まさか。

  《 セロッタ商会 》関連の建設しか担当しません。

  このビジネスビルの中には《 セロッタ商会 》もはいってます。

  ビジネスビルの中はさま(ざま)な企業で満室になってます。

  1室のテナント料は、1ヵ月の売り上げの1割(10%)にしてます 」


マオ

「 えと……じゃあ、1ヵ月に1万円しか稼げなかった企業のテナント料は1.000円の支払いで──、1ヵ月の稼ぎが1.000万円だった企業のテナント料は100万円の支払いって事か? 」


セロフィート

「 そうです。

  良心的でしょう?

  まいつき決まったテナント料を支払えるとは限りませんし、滞納されても困ります。

  稼ぎの1割(10%)に設定していれば、滞納される事も無いです。

  それでも滞納する企業は裁判で負かします 」


マオ

「 ………………でもさ、それだと企業がわが1ヵ月に稼げた金額に嘘をいて、実際よりも少ないテナント料を支払ったりしないか? 」


セロフィート

「 そんなズルが出来ると思います?

  の企業がいくら稼げたかなど古代エンシェント魔法マジックを使えば分かります。

  嘘をいて《 セロッタ商会 》を騙す事は出来ません。

  裁判で負かし、コテンパンに負かせた企業の権利を奪い、乗っ取るだけです 」


マオ

「 こわぁ~~ 」


セロフィート

まいつききちんとすべての企業に請求書を届けてます。

  支払いを拒否するなら裁判で負かし、潰すだけです 」


マオ

いくら稼いだのか《 セロッタ商会 》にバレッバレッな訳か。

  誤魔化せない企業はビクビクもんだな 」


セロフィート

「 ビジネスビルの室内フロアを利用して働く条件として、『《 セロッタ商会 》に会員登録をし、セロカ会員となる 』としてます。

  お蔭でセロカ会員が増えました♪ 」


マオ

「 オレの知らない所でガッポリしてるんだな~~ 」


セロフィート

「 さっ、プラネタリウムへ行きましょう 」


マオ

「 おぅ! 」


──*──*──*── エレベーター


マオ

「 わぁ~~。

  此がエレベーターかぁ~~。

  全面硝子ガラスりの透明じゃんかよぉ~~~~ 」


セロフィート

「 残念です。

  硝子ガラスではなく、けっして割れない頑丈な特殊素材です 」


マオ

「 そんな素材が有るのか? 」


セロフィート

「 遥か昔に滅びてしまった≪ 大陸 ≫に存在してました。

  透明ですから、そらに浮いている雰囲気を楽しめます 」


マオ

「 高所恐怖症の人にはプラネタリウムには行けないな……。

  たしかに眺めはいし、そらに浮いてるみたいに感じるな~~。

  足元まで透明なのは、やり過ぎな気もするけどな……。

  じゅうたんを敷いてさ、魔法マジカルの絨毯(カーペット)に乗ってる感を出せないかな?

  そしたら多少は恐怖感も減るんじゃないかな? 」


セロフィート

こんの参考にするとしましょう 」


マオ

「 アトラクション感覚でプラネタリウムに行けるなら、子供も喜ぶんじゃないか──って思うんだよな 」


セロフィート

「 ランプのじんぐちに飾ります? 」


マオ

「 アラギンの魔法の(マジカル)ランプってヤツか?

  魔法の(マジカル)つながりでいかもだけど── 」


セロフィート

「 マオ、着きました 」


マオ

「 あっと言うだな。

  下が丸見えって、慣れないと怖いよな…… 」


 エレベーターの扉が自動的にひらく。

 エレベーターから出ると、見晴らしのい景色が見れる展望台に出た。

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