✒ セロフィートとデート 3
結局の所、考えても全く分からなかったから、降参してセロに教えてもらった。
どうやら、主役の引っ越し先となったアパートに暮らしている隣人の兄弟が “ 繋ぎ ” の役割をするらしい。
その兄弟のモデルはなんとセロとオレらしい。
セロが書いてる小説の中に、兄弟として登場するなんて──、嬉しいかもだ(////)
因みにセロは兄でオレは弟だ。
異父兄弟の設定にしたらしい。
つまり、同じ母親の腹から産まれたけど、種──父親が違うんだ。
兄のセロは小説家で、物語のネタ探しの為に良く外出するキャラクターらしい。
弟のオレは徒歩で通える近所の高校に通学する高校生らしい。
因みに小説に登場するオレの身長は150cmになっている。
酷いっ!!
マオ
「 セロぉ!
何で小説のオレの身長が現実のオレと同じなんだよぉ!!
小説なんだから、高めに設定してくれても良いじゃないかよ! 」
セロフィート
「 マオ──、嘘は良くないです 」
マオ
「 何、今更な事を言ってるんだよぉ!!
小説の内容なんて嘘の嵐じゃないかよ!! 」
セロフィート
「 背の高いマオは可愛くないです。
ワタシは可愛いマオを登場させ、動かしたいだけです 」
マオ
「 うぅ゛~~~~………… 」
セロフィート
「 そんな顔しないでください。
眞勇の役目は重要です。
主役と親しくなり、日夜現実離れした怪奇現象,怪奇事件に触れる主役を現実に引き戻し、現実に留める役目を担ってます 」
マオ
「 ふぅん?
お隣さんだから仲良くなるんだな? 」
セロフィート
「 主役にも妹妹弟が居ます。
長女は女子高に通う女子高生,次女は中学生,次男は小学生です。
眞勇にとって主役は面倒見の良い、親切な隣人という設定にしてます。
主役の妹妹弟達と眞勇の絡みも書いてます。
主役には平穏で楽しい日々を過ごさせる必要が有る為です 」
マオ
「 そうなんだ……。
因みに兄のセロにも役目は有るのか? 」
セロフィート
「 兄の腥絽は準主役との絡みが有ります。
ネタ探しをしている腥絽には準主役は丁度良いキャラクターです。
調査中の準主役と良く出逢い、何気無く解決のヒントを与える役目です 」
マオ
「 兄弟で絡む相手が違うんだな 」
セロフィート
「 主役は腥絽に対して苦手意識を持ってます。
その為、自分から腥絽と関わろうとはしない設定にしてます。
実弟に対して過保護な腥
御互いに大人ですから、顔を会わせれば挨拶くらいはします。
だからと言って腥
マオ
「 ふぅん?
なるべく接点を作らない様
言葉を交わすのは挨拶する時
腥
セロフィート
「 勿論です。
両親とは離れて暮らしてますし、兄弟仲は良
マオ
「 良
両親は離婚してないのか?
えと──、母親はど
セロフィート
「 母親は眞
眞
マオ
「 んん?
どゆこと??
それじゃまるで腥
セロフィート
「 そうですね。
作中では明らかにはなりませんけど、腥
妖怪とのハーフは半
マオ
「 腥
何
腥
セロフィート
「 さて、どうでしょう。
推理してみてください 」
マオ
「 出来るかよ!
でも──、セロの事だから知ってるけど内緒にして過ごさせてそうだよな?
人間の知り合いだけじゃなくて、異形の知り合いとかも居
セロフィート
「 ふふふ…。
冴えてますね、マオ。
その通
超常現象の事件には何
読者が気
マオ
「 気
性格、悪いなぁ~~ 」
セロフィート
「 ふふふ…。
作中に登場する鵺
その鵺
容姿は人間でも異形,怪異の能力
マオ
「 マジかよ……。
まさか “ ラスボス ” じゃないよな? 」
セロフィート
「 さて、どうでしょう。
来
《 セロッタ商会 》の公式H
マオ
「 特典を付けるのが好きだな。
どんな特典が貰えるんだ? 」
セロフィート
「 それは購入してからの楽しみです♪ 」
マオ
「 えぇ~~~~ 」
結局の所、セロは非売品の特典については教えてくれなかった。
帰ったらマオキノとセノコンに聞いてみようかな?
よし、そうしよう!
◎ 訂正しました。
来