✒ MMQ真夏イベント 前夜祭1
──*──*──*── 7月28日
──*──*──*── 仮想世界MMQ
今日は8月1日から【 VWG・MMQ 】で始まる真夏イベントの前夜祭イベントの初日だ。
真夏イベントとは──、アニメ化されたキャラクター達が【 VWG・MMQ 】の世界に友情出演して楽しめる粋な期間限定イベントだ。
前夜祭イベントの4日間は【 VWG・MMQ 】とコラボレーションしたアニメに登場する主人公キャラクターと仲間キャラクターの紹介がされる期間なんだ。
オレはアニメをあまり知らないから、キャラクターの紹介を見てもイマイチなんだけど、ゲンブとエイツは違うみたいだ。
2人共両目を輝かせてキャラクター紹介に没頭している。
意外にもゲンブとエイツは気が合いそうだ。
マオ:セロー
「 なぁ、逆刃刀の侍は出ないのかな? 」
霄囹:ゲンブ
「 侍じゃなくて、剣格な。
剣士は駄目だぞ。
エイツとお前が居るんだからな。
もっと戦力の高いキャラクターを選ぶんだ! 」
マオ:セロー
「 戦力って──。
オレ達って十分過ぎる程強いんだけどぉ 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 最初は有名な会社のキャラクター紹介が続きそうだね。
パンフレットを見ても目当てのキャラクターは登場しないかな…… 」
マオ:セロー
「 エイツが仲間にしたいキャラクターって、どんなキャラクターなんだ? 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 う~~ん…………大分昔のアニメになるんだけど──。
メ◯テル,エ◯ラル◯ス,ハ◯ロ◯クかな! 」
マオ
「 メ◯テル??
エ◯ラル◯ス??
知らない名前だな……。
ハ◯ロ◯クは名探偵の人?? 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 あはは、違うよ!
エ◯ラル◯ス,ハ◯ロ◯クは宇宙海賊だよ。
エ◯ラル◯スとメ◯テルは双子の姉妹でね──。
メ◯テルは宇宙海賊じゃなくて、銀河鉄道に乗って旅してるんだ 」
マオ:セロー
「 宇宙海賊のエ◯ラル◯スとハ◯ロ◯クは夫婦って事か? 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 夫婦じゃなくて海賊仲間だよ。
若い頃のエ◯ラル◯スはハ◯ロ◯クの海賊船の乗組員だったんだ。
エ◯ラル◯スはハ◯ロ◯クから独立して宇宙海賊として名を馳せてるキャラクターだよ。
ハ◯ロ◯クと並ぶ有名な海賊だね 」
マオ:セロー
「 宇宙海賊か。
響きがカッコイイな!
宇宙海賊と一緒に冒険してみたいかも! 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 だよねぇ~~。
期待してるんだけど、今日の紹介欄には名前の記載が無いから、明日以降の紹介になるのかもね 」
マオ:セロー
「 そっか……。
宇宙海賊、見たいな!
ゲンブが目当てにしてるキャラクターは登場したのか? 」
霄囹:ゲンブ
「 未だだな。
紹介欄に入ってない。
明日以降だな 」
マオ:セロー
「 そっか……。
シュンシュンが一緒に冒険したいキャラクターは誰なんだ? 」
霄囹:ゲンブ
「 “ ゲンブ ” って呼べ!
魔法少女に決まってるだろ。
とびきり可愛い魔法少女な!」
マオ:セロー
「 その姿で “ 魔法少女 ” って言わないでほしいな。
玄武さんがロリコンに見える…… 」
霄囹:ゲンブ
「 誰がロリコンだよ!
美少女戦士の5人も捨てがたいし、鋼鉄天使の3人も捨てがたい──。
魔法騎士の3人も良いんだよな── 」
マオ:セロー
「 騎士は良くて侍が駄目なのは納得が出来ないな!
魔法ならオレが使えるし、エイツの妖精王だって使えるだろ 」
霄囹:ゲンブ
「 可愛い美少女だから良いに決まってるだろ!
これ以上、男は要らないんだ!
エイツだって、そうだろ! 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 えぇと…………男装してる僕に聞くかな? 」
マオ:セロー
「 理不尽な理由だな! 」
霄囹:ゲンブ
「 正当な理由じゃないか!
可愛い美少女は正義だぞ! 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 えぇと…………セローは興味の有るキャラクターは居ないの? 」
マオ:セロー
「 オレはアニメを見てないからな~~。
時代劇が殆んどだから……。
でも、叶うならム◯ク先輩と冒険したいな! 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 ム◯ク先輩?
あぁ──、ガチ◯ムクのム◯クの事かな?
う~~ん…………ム◯クは難しいかも知れないよ。
ガチ◯ムクも人気は有るけど、抑アニメ化されてないからね 」
マオ:セロー
「 えぇ~~…… 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 初日に紹介されるのは、ジ◯ンプって雑誌で連載されていた作品の人気キャラクターや、現在でも連載されてる作品の人気キャラクターかもね。
かなりの確率でアニメ化されてるから──。
後はサ◯デーとかガ◯ガンかな?
他にも有名な雑誌は有るから、その中からアニメ化されたインパクトの有る作品の主人公と仲間がコラボレーション候補に上がると思うんだよね。
今回はアニメだけど、来年は劇場版化した作品やゲーム化した作品のキャラクターとコラボレーション企画が有るかも知れないね 」
マオ:セロー
「 取り敢えず、今日のキャラクター紹介は、ハズレって事で良いのか? 」
エイツ・クロード・エンデミン
「 あはは、ゲンブと僕にとってはね。
此処でキャラクター紹介を見れなくても【 VWG・MMQ 】の公式HPでも配信されるみたいだから、ずっと居る必要は無いんだよ。
折角だし、何処か行く? 」
霄囹:セロー
「 よし、なら《 奴隷商 》へ行くか。
1番高い愛玩奴隷を買いに行こう 」
マオ:セロー
「 シュンシュン!
やっとテイマーの獣族を買ってくれるんだな! 」
霄囹:ゲンブ
「 ハッハッハッ!
金は使う為に有るからな!
付いて来い! 」
目当てのキャラクター紹介が無いって事で、コラボレーション企画で仲間に出来るゲストキャラクター達の紹介を見るのを切り上げる。
ゲンブとエイツと一緒に御無沙汰していた《 奴隷商 》へ向かう事になった。