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✒ 顔の変わる人形 5

◎ 読者の皆さん、御早う御座います。

  暇潰しに覗きに来てくださる読者さんが居てくださって嬉しいです。

  毎日、有り難う御座います。


◎ 8月22日の午前11時に66PVアクセスと飛び抜けて高かったです。

  今迄は「 読者の皆さん、有り難う御座います❗ 」と嬉しく思っていたのですが、以前「 PV エッセイ 」で検索した際に「 運営さんがチェックに回って── 」という文章を目にして以来、ビクビクしています。

  もしかしたら本当に……読者さん達ではなく、運営さん達が作品の内容チェックに来ているなら────。

  ホラーとは違った意味で恐いです。

  此からはPVアクセスが多い時が有っても、オチオチ糠喜びも出来ません……。


マオ

「 シュンシュン、一見落着だな。

  その引き取ったいわきの人形はんだ?

  おはらいして【 のろい人形のやかた 】で使うのか? 」


霄囹

「 いや、おはらいはしない。

  人形にいてる怪異をしきれいにする。

  人形の中身は基本、くうどうだからな。

  怪異が住み着き易いんだ 」


マオ

「 へぇ?

  妖怪が住み着いたりするんだ?

  人形の中にねぇ……。

  じゃあ、怪異をしきれいにしたあとは、その人形の中にもれて再利用するのか? 」


霄囹

「 そんな訳ないだろ。

  この人形は “ お宝 ” なんだ。

  カネに変えるに決まってるだろ 」


マオ

カネに変える?

  どゆことだよ?? 」


霄囹

「 この人形を欲しがるコレクターがるって事さ。

  この人形はのちに “ 人間国宝 ” と呼ばれる事になる人形師が作った作品なんだ。

  分かるか?

  人形コレクターってのは、“ 人間国宝 ” になった人形師の作品にはカネに糸目を付けず買い付けたがる異常者カモなんだ!

  その “ きんのタマゴ ” が僕の目の前に有るのさ!

  この凄さがマオにも分かるだろ? 」


マオ

「 ……………………つまり、きもんのコレクターを相手に値段をきそわせて──、1番高い値段を提示したコレクターに高値で売り付けるつもりなんだな? 」


霄囹

「 分かってるじゃないか。

  この人形だけじゃないぞ。

  今迄にも引き取った人形の中には価値の有る人形もまぎれ込んでたからな!

  キノコンには価値の有る人形と再利用する人形を仕分けさせてるんだ 」


マオ

「 そうなんだ…… 」


霄囹

「 価値の無いただの人形の大半は【 のろい人形のやかた 】に使うが、割かし綺麗な物は販売用に使う。

  セロフィートの古代魔法で新品に出来るからな。

  癖やこだわりの強い重症な人形コレクターとは別に、一般的な人形きが集まる素人サイトに画像をアップして、ネット販売するのさ 」


マオ

「 まさかの販売かよ。

  引き取り料を貰って引き取った人形を新品にして、人形きや人形コレクターに売り付けるんて──。

  とことん儲ける気なんだな 」


霄囹

「 “ ぼる ” とかひときの悪い言い方するなよ。

  これささやかなづかい稼ぎなんだ。

  1番安くて──、10万だからな 」


マオ

づかい稼ぎだよ。

  1体は10万はさすに── 」


霄囹

「 良心的な値段だぞ。

  僕は優しいからな! 」


マオ

「 “ がめつい ” の間違いだろ…。

  シュンシュンにしてみれば、人形きも人形コレクターも金銭を落としてくれるカモって事か── 」


霄囹

「 当たり前だろ。

  僕は昔から “ カモるがわ ” だからな!

  はぁ~~~~ハッハッハッハッハッ!! 」


マオ

「 悪い性格してるよな~~。

  さすもと敵!

  シュンシュンが事をしていたなんて、ちっとも知らなかったよ…… 」


霄囹

「 マオはコイツの変化にいたよな。

  アイツ(新種の呪靈)を眷属にした影響か? 」


マオ

「 そんな影響はがた迷惑なんだけどな……。

  えぇと…………元気にしてるのかな…………しろは? 」


霄囹

「 キノコン達からメタメタに可愛がられてるだろ。

  キノコンの調教なんて受けたくも無い!

  ──そう言えば、づるの祖父だったな。

  しゅてんどう──もといじょうじんは完全にはいじんと化してるからねぇ 」


マオ

「 えっ゛……しゅてんどうはいじん??

  初耳なんだけどぉ~~ 」


霄囹

「 マオがざんにんざんこくな “ お仕置き ” を提案したからな、キノコン達は大喜びで大反響だったそうだ。

  マオをあがめる盲信的な信者キノコン達が間違い無く増えたんだ。

  かったな、マオ! 」


マオ

「 ………………………………複雑なんだけどぉ~~。

  えぇと…………ちなみに提案だったかな?? 」


霄囹

なんで忘れてるんだよ…。

  まぁ兎に角だ、じょうじんに対しては、十分過ぎるほどの “ お仕置き ” になった──って事だ。

  たましいが抜けたようけてるけどな 」


マオ

「 …………………………づるさんのおさんが事になってた?!

  づるさんに合わせる顔が無いよ…… 」


霄囹

「 気にするな。

  丁度いから、育ての親の権限でしろ玩具おもちゃに任命してやった。

  はいじんしてる場合じゃなくなるねぇ 」


マオ

「 シュンシュン………………えぐったきずぐちを揉み込むよな…… 」


霄囹

じょうじんは転身しなくても体力が有るからな。

  ぐにこわれたりしないさ。

  アイツ(美丈鬼人)だって死にたくないなら、しゅてんどうの姿でしろの相手をするさ。

  しろと元気に育ってるぞ 」


マオ

「 そうなんだな…… 」


 まさかしゅてんどうしろ玩具おもちゃになる日がるなんて思いもしなかった。

 づるさんが知ったら──って思うと、一寸ちょっと複雑な気持ちになるかな?

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