⭕ 新種の呪靈 2
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
早くから覗きに来てくださって有り難う御座います。
◎ 昨日の午前3時に104PVも有り、合計で146PVもして頂いてました。
16日分が投稿される3時間前に作品を覗きに来てくれる読者さんが居られるのは嬉しいです。
夜更かしが出来る事も羨ましいです。
23時には眠気に襲われ、夜更かしが難しくなっているので……。
無料漫画を読んでいると2時まで起きていられるのは不思議です。
──*──*──*── 1階・リビング
「 入浴を終えて部屋着に着替えたオレが1階へ下りると、マオキノとセノコンが赤ん坊をあやして遊んでいた。
マオキノもセノコンも新種の呪靈を餌認定はしてないみたいだ。
セロフィート
「 マオ、来ましたね 」
マオ
「 ──向こうで挧氤さんに会ったよ。
また身体の傷が増えてた……。
会う度に酷くなってるんだもんな~~。
痛々しいよ…… 」
セロフィート
「 ミカトさんも元気な様ですね 」
マオ
「 元気過ぎて挧氤さんが不憫だよ…… 」
ソファーにはセロと幻夢さんが向き合って座っていて、2人で囲碁を打って楽しんでいたみたいだ。
マオ
「 赤ん坊だけど、マオキノとセノコンに任せて大丈夫なのか?
喰べたりしないかな? 」
セロフィート
「 大丈夫です。
赤ん坊はセノコンとマオキノに任せる事にしました。
何が起こるか分かりませんし。
キノコンなら緊急時の対処も出来ます 」
マオ
「 緊急時って──。
幻夢さんは良いの? 」
獅聖幻夢
「 構いませんよ。
事務所へ連れて帰る訳にも行きませんから、寧ろ助かります 」
セロフィート
「 マオ、赤ん坊に名前を付けてください 」
マオ
「 へ?
名前を付ける??
何でオレが? 」
獅聖幻夢
「 マオ殿、私からも御願いします。
元々はマオ殿に取り憑いていた呪怨霊ですから── 」
マオ
「 えぇ~~…… 」
セロフィート
「 陰陽陣の中で呪靈に呪肉して生まれた呪靈です。
特級呪靈より遥かに強い呪力を内に秘めています。
一度暴走すれば幻夢さんの複製呪靈でさえ相手になりません。
呪力の暴走を抑え込む為に名前を付けて縛ります 」
マオ
「 えぇ~~……明らかにヤバい呪靈じゃんかよぉ!!
オレに押し付けるのは止めてほしいんだけどぉ! 」
セロフィート
「 安心してください。
マオは名付け親になるだけです。
赤ん坊の面倒はセノコンとマオキノが見ます。
安心してください 」
セノコン
「 お任せくださいませエリ。
確り調教させて頂きますエリ! 」
マオキノ
「 キノコンの調教術を骨の髄まで叩き込みますエリ! 」
マオ
「 可愛い顔と声で恐い事を平然と言う~~ 」
──っていうか、抑呪靈に骨って有るのか??
マオキノ
「 マオ様に逆らわない様に──、絶対服従する様に──、≪ キノコン王国 ≫の全勢力を注いで調教しますエリ! 」
マオ
「 益々恐いんだけどぉ! 」
獅聖幻夢
「 キノコン殿に預かって頂けると私も一安心です。
宜しく御願いします 」
マオキノ
「 バッチ来いエリ★ 」
セロフィート
「 マオ、名付け親となってくれますね? 」
マオ
「 …………分かったよ…。
えぇと──、髪が白いから……………… “ ましろ ” で良いんじゃないか? 」
セノコン
「 マオ様、御上手ですエリ★
真っ白から “ つ ” を取って、“ ましろ ” とは流石ですエリ★ 」
マオキノ
「 マオ様の見事な迄の手抜きっぷりに感服しましたエリ★ 」
マオ
「 ……………………褒めてくれてるんだよな?? 」
セロフィート
「 ふふふ…。
名前が決まりましたね 」
獅聖幻夢
「 ましろ──ですか。
セロ殿、此で如何でしょう 」
幻夢さんは用意した白紙の上に文字をサラサラサラと書いてから見せてくれた。
紙には[ 命名 麼白 ]と書かれている。
平仮名に漢字を当ててくれたみたいだ。
“ 白 ” は分かるけど、何で “ 麼 ” って漢字にしたんだろう?
セロフィート
「 幻夢さんの機転のお蔭で名前らしくなりましたね、マオ 」
マオ
「 そだな……。
有り難う、幻夢さん!(////)」
獅聖幻夢
「 どう致しまして。
お役に立てれて何よりです 」
セロフィート
「 では、新種の呪靈へ名前を与えるとしましょう 」
セロが言うと赤ん坊を抱っこしていたセノコンがセロの前に立つ。
赤ん坊の額にセロが指を当てると古代魔法を発動させた。
セロフィート
「 此で呪力の封印は済みました。
呪力の制御方法に関しては幻夢さんと霄囹さんに御任せします 」
獅聖幻夢
「 分かりました。
闇呪術を心得ている私と霄囹にしか出来ない事です。
お引き受け致します。
折角ですし、私と霄囹の弟子として、闇呪術のイロハとノウハウ,極意と秘術を叩き込みましょう 」
セロフィート
「 それは心強い仲間となりますね。
幻夢さん、お願いします。
マオ、協力な眷属が増えましたよ。
良かったですね 」
マオ
「 はぁ?!
眷属が増えた!?
何だよ、それぇ──。
聞いてないけどぉ! 」
セロフィート
「 はい?
今、言いましたけど? 」
獅聖幻夢
「 マオ殿、どうか気を悪くしないでくさい。
私からセロ殿に頼んだのです。
新種の呪靈を敵に回したくはないですから──。
マオ殿の眷属にして仲間としてしまえば、万事丸く収まると思いまして── 」
セロフィート
「 眷属契約をした以上、仮に麼白が暴走してもマオが名前を叫べば麼白の能力を抑えられます。
安心してください 」
マオ
「 不安しかないんだけどぉ…………」
まさか、勝手に眷属契約を交わされていたなんて、寝耳に水だ。
これ以上、オレの手に負えない眷属を増やさないでほしい。
無理なんだろうけどぉ~~。