⭕ 幻夢とデート 1
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
何とか途切れずに投稿が出来ています。
「 予約投稿 」って、有り難い機能ですね。
「 メール投稿 」も有り難い機能でした。
◎ 「 推しの子 」のCMで「 おでかけ子ザメ 」が映画化される事を知りました♥
「 モノノ怪(放映中) 」「 オーバーロード 」「 ドクターX 」と観たい映画が出て来て悩みます。
有料化したので、コロナには感染したくない!
どうせなら値上がりした映画代に使いたい。
──*──*──*── 東京都米●市米●町米●横丁
──*──*──*── 犯罪天国都市・米●町
──*──*──*── 裏野ハイツ
──*──*──*── 102号室
──*──*──*── リビング
マオ
「 マオキノ──、この漫画、面白いな!
ハラハラしっぱなしで、手に汗握るよ! 」
マオキノ
「 有り難う御座いますエリ。
年明け新連載の作品ですエリ 」
マオ
「 年明け新連載か~~。
楽しみだな!
でもさ、1月まで5ヵ月一寸あるだろ。
こんなに前から漫画の原稿って描くもんなのか? 」
マオキノ
「 週刊雑誌の連載ですエリ。
時間は幾ら有っても足りませんエリ。
ボクの場合、アシスタントは分身体に任せますエリ。
週刊連載もチョロいですエリ 」
マオ
「 それもそっか。
でもさ、出来上がったネームだっけ?
編集さんに見せて意見とかアドバイスを聞いて手直ししないといけないんだろ?
勝手に原稿を仕上げちゃって大丈夫なのか? 」
マオキノ
「 問題ありませんエリ。
ボクのバックスポンサーは《 セロッタ商会 》ですエリ。
バックスポンサーを無視して作品の出来に口出しを出来ない仕組みになってますエリ。
ボクの作品に人間の浅知恵は要りませんエリ 」
マオ
「 辛辣ぅ~~ 」
マオキノ
「 ボクの役目は人間にウケる作品を描く事では有りませんエリ。
雑誌社を稼がせるつもりは微塵も無いですエリ 」
マオ
「 そうなんだ……。
だったら何で週刊雑誌の連載依頼を受けたりしたんだ?
マオキノ
「 セロ様の御命令ですエリ。
霄囹ちゃまを主人公にした内容と惷麗ちゃまを主人公にした内容を用意して、編集社の社畜共に読ませましたエリ。
月刊囲碁に連載している漫画が編集社の目に止まっただけですエリ 」
マオ
「 あぁ~~、確かに!
あの漫画、面白いもんな!
何でも囲碁で解決させる内容で、レベルの高い大局が丁寧に読めるからって、囲碁好きの子供に大人気なんだよな。
あの漫画のお蔭で、オレでも漫画を読める様になったんだよな!
未だ完結してないんだよな? 」
マオキノ
「 未だ連載中ですエリ。
《 セロッタ商会 》の公式HPでもセロカ会員のみ回覧可能となってますエリ。
《 セロッタ商会 》の公式HPでのみ購入販売されてますエリ 」
マオ
「 普通のルートでは入手が出来ない漫画なんだな 」
マオキノ
「 そうなりますエリ。
──マオ様、準備が終わりましたエリ 」
マオ
「 有り難な、マオキノ 」
マオキノと漫画の話をしている間に身支度が終わった。
マオキノ
「 マオ様、写メを1枚撮らせてくださいませエリ 」
マオ
「 ははは……。
言ってる傍から撮ってるし~~ 」
マオキノはスマホを片手に連写しまくって、オレの写真を撮りまくっている。
マオキノ
「 マオ様メモリアルに新たな1頁が増えますエリ♥
マオ様の晴れ姿を皆へ送信しますエリ 」
マオ
「 ははは…… 」
マオキノ
「 本日のマオ様は何時もより一層、御立派ですエリ~~♥ 」
マオ
「 有り難な…… 」
セノコン
「 マオ様の晴れ姿をセロ様へも送信しますエリ。
マオ様、此方をお持ちくださいませエリ 」
マオ
「 セノコンも有り難な 」
セノコン
「 痛み入りますエリ。
そろそろ約束の時間ですエリ 」
マオ
「 もうか?
じゃあ、外に出て待ってないとだな 」
マオキノ
「 マオ様、行ってらっしゃいませエリ 」
セノコン
「 楽しんで来てくださいませエリ 」
マオ
「 うん──。
行って来ます 」
マオキノとセノコンに見送られながら、オレはドアを開けて102号室から出た。
今日は幻夢さんと出掛ける約束をしていた。
所謂デートってヤツだ。
何でオレがセロじゃなくて幻夢さんとデートをするのかと言うと────。
???
「 マオ殿──、待たせてしまいましたね 」
マオ
「 幻夢さん、御早う! 」
獅聖幻夢
「 御早う御座います。
ふふふ──、今日は何時もより気合いが入っていますね 」
マオ
「 マオキノとセノコンが張り切っておめかしさせてくれたんだ(////)
大袈裟だって言ったんだけど、ノリノリで──(////)」
獅聖幻夢
「 ふふふ、とても似合っていますよ。
まるで、本当の少女みたいです。
此なら皆さんを騙せそうですね 」
マオ
「 ははは……。
女装男子ってバレなきゃ良いんだけど…… 」
獅聖幻夢
「 バレたとしても私は構いません。
独り身で無い事が周知されれば良いのですから。
今日1日、宜しくお願いしますね 」
マオ
「 う、うん(////)
此方こそ宜しくお願いします(////)」
獅聖幻夢
「 では、行きましょう 」
裏野ハイツの入り口で待ち合わせをしていた幻夢さんと挨拶を交わしたら出掛ける。
今回は珍しくセロからの依頼で、幻夢さんの相手をする事になったんだ。
セロからの頼みじゃ、断れないからな。
オレなりに最善を尽くすつもりだ。
獅聖幻夢
「 先ずは水墨画展へ行きましょう 」
マオ
「 幻夢さんが描いた水墨画も出展されてるんだよね。
混雑を避ける為に完全予約制の展示会なんだっけ 」
獅聖幻夢
「 そうですね。
出展者は何時でも自由に入場する事が出来ます。
入場無料です 」
マオ
「 顔パスって良いよね! 」
最初の目的地は水墨画の展示会場みたいだ。
本格的に幻夢さんの作品を見るのは初めてなんだよな。
楽しみかも!
◎ 訂正しました。
幻()夢()さん ─→ 幻夢さん