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✒ NEWフレンド 2


???

「 また会ったわね、セロー 」


マオ:セロー

「 おや、パトリシニアスさん。

  おひさりです 」


 うわぁ~~~~、会いたくない冒険者プレイヤーに会っちゃったなぁ~~~~。

 出来れば関わりたくなかったのに……。


パトリシニアス

「 あらあら、ゲンブとは一緒じゃないのね?

  喧嘩でもしてボッチなのかしら? 」


マオ:セロー

「 会うなりいやです?

  しばらく見ないうちいちじるしくひんせいが落ちました? 」


パトリシニアス

「 はぁ?

  チッ──。

  セローも相変わらず生意気ね!

  ゲンブに愛想を尽かされたならアタシのパーティにれてあげるわよ 」


マオ:セロー

「 はて……御断りした筈です。

  今からでも耳鼻科へ通院せれては如何いかがです?

  正常な耳に戻す為の手術を受けた方がいですね 」


パトリシニアス

なんですってぇ!! 」


マオ:セロー

あいにくとワタシは1人ではないです。

  友達フレンドのエイツさんも一緒です 」


パトリシニアス

「 はぁ?

  エイツですって?!

  あの “ 妖精き ” のエイツの事かしら!? 」


マオ:セロー

「 おや、御存知でした?

  今からエイツさんと《 防具屋 》へ向かうのです。

  低レベルな妨害はめてください 」


パトリシニアス

「 妨害ですってぇ!?

  “ 魔法マジック騎士ナイト ” のアタシがじき(じき)にパーティへ誘ってあげてるのに──、アタシの誘いを断って “ 妖精き ” なんかとなんて──!!

  アンタ──、どうかしてるわ!! 」


マオ:セロー

「 パトリシニアスさんに名前を呼び捨てされるほど、親しくなった覚えはないですけど? 」


パトリシニアス

「 セロー、()()()とは手を切って、アタシと組みなさいよ!!

  その方が絶対に損はさせないんだから!! 」


マオ:セロー

「 パトリシニアスさん、ワタシの友達フレンドじょくしないでください。

  悪意を込めた上から目線な発言も気にりません。

  ワタシが誰と友達フレンドになろうと、誰と行動をともにしようとワタシの自由でしょうに。

  パトリシニアスさんから言われる筋合いは無いです。

  エイツさん、行きましょう 」


エイツ

「 セロー、でも………… 」


マオ:セロー

「 構いません。

  パトリシニアスさんとは初対面に少し言葉をわしただけで、親しいあいだがわでもないですし 」


エイツ

「 う、うん…… 」


 エイツは困惑しているのか滅茶苦茶こまった顔で長身のオレ(セロー)を見上げている。

 以前、ゲンブとオレ(セロー)をパーティに誘って魔法マジック騎士ナイトのパトリシニアスは、今や名前の売れた “ ギルド ” のおさだったりする。

 多くの冒険者プレイヤーが所属している “ 四大ギルドの1つ ” と呼ばれるぐらい有名で急成長していた。


 パトリシニアスの “ ギルド ” の一員になるには最低でもLVレベル70でなければいけない条件がある。

 1度も冒険者プレイヤーキラーを “ していない ” 冒険者プレイヤーに限る──っていう条件もあったな。


 噂ではパトリシニアスのLVレベルすでに100をえているらしい。

 ちなみにゲンブのLVレベルは410で、オレ(セロー)LVレベルは42だ。

 ゲンブは経験値2倍の装飾具アクセサリーを装備しているから、明らかに恩恵をている。

 羨ましい限りだ。


 裏技を使ってるからLVレベル上げをしなくてもすでLVレベル999の強さだから、今迄LVレベル上げをおこたっていた訳だけど──、パトリシニアスにもオレ(セロー)LVレベルは見えてる筈なのにパーティに誘うなんて、マジでとしか思えない。


 オレ(セロー)はエイツの手を握って、エイツをうながして《 冒険者斡旋所 》から出た。

 さてと──、行くとしますか《 防具屋 》へ!!


──*──*──*── 街中


エイツ

「 セロー……。

  パーティへの誘いを断ってほんとうかったの?

  魔法マジック騎士ナイトのパトリシニアスって言えば【 バーチャル(仮想)ワールド(世界)ゲームMMQマジカルモンスタークラエント 】でもの知れた有名な冒険者プレイヤーなのに…… 」


マオ:セロー

いのです。

  ワタシはLVレベル42ですし、条件を満たすには28もりません。

  それにワタシは以前、冒険者プレイヤーなんも戦闘不能にしてます。

  なん誘われても断ります 」


 そうなんだよな。

 じつはゲンブもオレ(セロー)冒険者プレイヤーピィケィってのをしちゃってるんだよな~~。

 ゲンブとクエストの攻略ちゅう冒険者プレイヤーキラー達に囲まれて、邪魔だったからみなごろしにしちゃった事があったんだ。

 どんな事情が有っても冒険者プレイヤーを戦闘不能にすると、冒険者プレイヤーピィケィしたって事になって、前科持ちになっちゃう訳だよ。


エイツ

「 ………………冒険者プレイヤーキラーを倒した事が有る──とか言ってたもんね。

  でもさ、条件を満たしてないのになんでセローをパーティに誘ったりしたのかな? 」


マオ:セロー

「 さて、でしょう?

  ワタシはパトリシニアスさんではないですし、分かり兼ねます 」


 もしかしたら、“ 妖精き ” のエイツを公衆のめんぜんで孤立させて恥を掻かせるはらずももりだったのかも知れない。

 真実は本人パトリシニアスにしか分からない事だけどな──。

 それにわざ(わざ)推測をエイツに話していやな気持ちにする必要も無いだろう。

 セロならズバッと言っちゃうだろうけど──。


マオ:セロー

「 エイツさん、《 防具屋 》が見えてたました。

  今、装備している防具はLVレベル99に上げてから売るとしましょう 」


エイツ

「 ははは……。

  《 アイテム界 》って苦手なんだよね…… 」


マオ:セロー

「 ふふふ…。

  独特な地形で複雑ですし。

  《 アイテム界 》を攻略するときは、ワタシの友達フレンドすけを御願いしてみます 」


エイツ

がとう、セロー。

  奴隷ドンクラを買えないから助かるよ! 」


マオ:セロー

「 戦闘奴隷ドンクラはいればLVレベル上げがラクなのに──。

  奴隷ドンクラを買えないと不便なものです 」


エイツ

「 ははは…………。

  此ばっかりは仕方無いよね。

  妖精さん達は奴隷ドンクラと相性が悪いみたいだから…… 」


 どうやらエイツと契約した妖精王子は、奴隷ドンクラを仲間にする事を拒絶しているらしい。

 もしかしたら、主人あるじであるエイツを独占したいのかも知れない。

 嫉妬ぶかい妖精王ってなんだな……。


──*──*──*── 防具屋・前


マオ:セロー

「 エイツさん、《 防具屋 》にはいりましょう 」


エイツ

「 うん── 」


 《 防具屋 》のドアをあけけたら、エイツをうながして先に中へれる。

 さっきから妙な視線を感じるんだよな~~。

 見知らぬ誰かに監視でされてる気分だ。

 視線にいてないりをした、オレ(セロー)も《 防具屋 》の中へはいった。

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