表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
227/424

✒ 仮想世界ゲームMMQ 3


──*──*──*── 旅立ちの街


 シュンシュンから粗方ゲームの説明を聞いたら[ セーブ ]をして宿泊室を出る。

 宿泊室から出るとまちなかに出た。

 後ろを見ると宿屋が建っている。


マオ:セロー

たびちの宿やどぉ?? 」


霄囹:ゲンブ

「 セロー、素の口調に戻っているぞ。

  なりきるのはむずかしいか? 」


マオ:セロー

「 おっと──、そうでした。

  気を付けなければいけませんね 」


霄囹:ゲンブ

「 セロフィートの容姿にマオの声での口調は違和感が強過ぎて笑えるな(////)」


マオ:セロー

「 シュンシュン、笑い過ぎぃ~~~~。

  げんさんだって、そんなふうには笑わないからな! 」


霄囹:ゲンブ

「 さてと──、ずは《 冒険者斡旋所 》へ行くぞ 」


マオ:セロー

げんさんのめるのか? 」


霄囹:ゲンブ

「 2人で話すときぐらいは素でいだろ? 」


マオ:セロー

「 それもそうだな。

  《 冒険者斡旋所 》って《 冒険者ギルド 》とは違うのか? 」


霄囹:ゲンブ

「 ゲームではパーティを組んだら “ ギルド ” を立ち上げる事が出来るんだ。

  ゲームないでは冒険者プレイヤー が立ち上げたギルドの事を《 冒険者ギルド 》って呼ぶようになっている。

  プレイヤーが間違えないように区別されてるんだ 」


マオ:セロー

「 へぇ、そうなんだな。

  《 冒険者斡旋所 》で冒険者登録を済ませるのか? 」


霄囹:ゲンブ

「 いや、プレイヤーはすでに “ 冒険者 ” として登録されている。

  面倒な手続きは免除されてるんだ。

  冒険者ランクは1番低いジィランクから始まるがな。

  ギルドを立ち上げると冒険者ランクとは別に “ ギルドランク ” ってのが有るぞ。

  個人ではなくギルドで活躍すると “ ギルドランク ” が上がって有名になれるんだ。

  名声,富み,権力,地位が舞い込んでるんだ 」


マオ:セロー

「 へぇ~~ 」


霄囹:ゲンブ

「 僕とマオは “ フレンド登録 ” を済ませてあるし、パーティも組んである。

  ギルドを立ち上げるなら《 冒険者斡旋所 》で登録するぞ。

  受け付けでギルドを付けたらギルド設立だ 」


マオ:セロー

「 意外と簡単に作れちゃう訳だな? 」


 シュンシュンから説明を聞きながら目的の《 冒険者斡旋所 》を目指して歩く。

 かなり賑わっていて活気の有る≪ たびちのまち ≫みたいだ。


霄囹:ゲンブ

「 《 冒険者斡旋所 》はおもに依頼を受ける場所だが、パーティを組む相手を募集する場でもあるんだ。

  《 酒場 》は情報収集する場所だが、パーティを組む相手を探す事も出来る。

  《 冒険者斡旋所 》で仲間に出来るのは冒険者プレイヤーだが、《 酒場 》で仲間に出来るのはNPCノンプレイヤーキャラクターと決まっているんだ。

  NPCノンプレイヤーキャラクターを仲間にれるとクエストが発生する確率が高いから、[ セーブ ]をしてから《 酒場 》にへ行くようにしろよ。

  クエストを達成する迄は仲間からはずせないからな 」


マオ:セロー

「 《 酒場 》で仲間を探すときは要注意って事だな 」


霄囹:ゲンブ

「 《 酒場 》でNPCノンプレイヤーキャラクターを仲間にれなくても、持っているだけでクエストが発生する特殊なイベントアイテムも有るんだ。

  その場合は特定の場所へ行けばクエストが始まるようになっているぞ。

  クエストが発生するイベントアイテムは売れないし、使用も出来ない。

  自動的に[ 非消耗品 ]のフォルダへ移動するようになってるぞ 」


マオ:セロー

「 アイテムにも気を付けないといけないんだな 」


霄囹:ゲンブ

「 クエストの中には “ ユニーククエスト ” って呼ばれるレアなクエストも有るから[ セーブ ]は必須だぞ 」


マオ:セロー

「 へぇ~~~~。

  ユニーククエストか。

  面白そうだな! 」


霄囹:ゲンブ

ユニーククエストを達成するとNUCノンユニークキャラクターが、ギルドに加入するんだ。

  NUCノンユニークキャラクターは、ギルドの管理を任せる事が出来る便利なキャラクターだ。

  加入したNUCノンユニークキャラクターが多ければ自然とギルドめいも有名になる仕組みだ 」


マオ:セロー

「 ギルドを有名にする気は無いからわざ(わざ)ユニーククエストを受ける必要は無いかもな 」


霄囹:ゲンブ

「 いや、そうでもないぞ。

  《 酒場 》で仲間になるNPCノンプレイヤーキャラクターは戦闘に参加しないから戦えないキャラクターだ。

  NUCノンユニークキャラクターは戦闘には参加しないが戦えるキャラクターなんだ。

  育てて強くすれば、自分の代わりに《 アイテム界 》へ潜らせて攻略させる事も出来るのさ。

  わざ(わざ)自分で武器,防具,装飾具アクセサリーLVレベル上げしなくても、NUCノンユニークキャラクターに任せればラクだろ 」


マオ:セロー

「 な…ほどぉ~~。

  それはたしかに便利だな。

  NUCノンユニークキャラクター欲しいかもだ! 」

 

霄囹:ゲンブ

「 パーティ編成でNUCノンユニークキャラクターをリーダーにしたら、残りのメンバーはNDCノンドンクラキャラクターで構成するんだ。

  NDCノンドンクラキャラクターも育てて強くする必要があるけどな 」


マオ:セロー

NDCノンドンクラキャラクターってのは、どんなキャラクターなんだ? 」


霄囹:ゲンブ

「 奴隷の事だな。

  ゲームないでは奴隷を “ ドンクラ ” って呼んでるんだ。

  奴隷ドンクラは《 奴隷商 》へ行けば買えるぞ。

  ギルドを立ち上げたら奴隷ドンクラを買って、雑用をさせるのが一般的だな。

  奴隷ドンクラは3種類あって、労働奴隷ドンクラ,戦闘奴隷ドンクラ,愛玩奴隷ドンクラから奴隷ドンクラを事が出来るんだ。

  ゲームだから種族の奴隷ドンクラが揃っていて、自由に選べるんだ。

  ちなみに奴隷ドンクラに対して性的行為は出来ないようになっている。

  “ 風紀を乱した ” と判断されて運営からペナルティを受ける事になる。

  NPCノンプレイヤーキャラクターNUCノンユニークキャラクターNDCノンドンクラキャラクターには絶対に性的行為はするなよ。

  ゲームないで性的行為をしたいなら運営公認の《 娼館 》へかよえ。

  冒険者プレイヤーとも合意すれば御互いに性的行為は出来るが、揉める原因になるからめとけ 」


マオ:セロー

「 しょ──《 娼館 》まで在るのかよ…。

  性的行為なんてする気は無いんだけどな~~。

  覚えとくよ。

  ──兎に角、労働奴隷ドンクラおもに雑用がかりをになってもらうって事だな。

  戦闘奴隷ドンクラには、《 アイテム界 》を攻略してもらうんだな。

  愛玩奴隷ドンクラってなんだ? 」


霄囹:ゲンブ

現実リアルで言う所のペットだな。

  愛玩奴隷ドンクラはテイマーでも有る。

  育てれば昆虫,小型動物,中型動物,大型動物,モンスター,魔物なんかをテイムしてくれるんだ。

  テイマーにもランクが有るからランクが上がればテイムの出来る種族も増えるんだ 」


マオ:セロー

「 テイマーかぁ。

  いなぁ、それ! 」


霄囹:ゲンブ

「 愛玩奴隷ドンクラがテイムしたモンスターを《 アイテム界 》を攻略する為のすけに加える事も出来るんだ。

  パーティにテイマーをれる必要あるし、戦えるNDCノンドンクラキャラクターに1体ずつモンスターや魔物を相棒バディとして付ける事が出来るんだ 」


マオ:セロー

「 愛玩奴隷ドンクラって戦えないのか? 」


霄囹:ゲンブ

「 労働奴隷ドンクラと愛玩奴隷ドンクラは非戦闘員だから戦えないぞ 」


マオ:セロー

「 そうなんだな……。

  唯一戦える奴隷ドンクラは戦闘奴隷ドンクラだけなんだな 」


霄囹:ゲンブ

「 《 冒険者斡旋所 》で用を済ませたら、《 奴隷商 》にも行ってみよう。

  ギルドないの雑用を任せたいからな 」


マオ:セロー

「 ははは……。

  雑用を丸投げする為に奴隷ドンクラを買うって、平和だな~~ 」


霄囹:ゲンブ

「 ゲームだからな。

  マオ──、着いたぞ。

  が《 冒険者斡旋所 》だ 」


マオ:セロー

「 うわぁ……。

  デカくて立派な建物だな~~ 」


霄囹:ゲンブ

「 中は高級ホテル並みに広いぞ!

  バーチャル(仮想)ワールド(世界)ならではだぞ 」


 オレはシュンシュン──じゃなかった。

 ワタシはゲンブとともに目の前に建つ立派な《 冒険者斡旋所 》へはいる事にしました。


 ────なんちゃてな♥

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ