表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
224/424

✒ セロカ君の本屋 5

◎ 読者の皆さん、御早う御座います。

  今回は「フィギュア 」の事を書いています。

  「 フィギュア 」が大好きな読者さんは、不愉快な気分になるかもです。

  読まれない方が良いかも知れません。


──*──*──*── 2階


 1階の店内からバックルームへ移動したキギナとオレは業務用エレベーターに乗って、2階のバックルームへ上がった。

 2階のバックルームでは1階のバックルーム同様にキノコン達がせわしく動いている。

 キノコン達がワラワラと寄ってては嬉しそうに挨拶してくれる。

 パッと咲いた花や熱烈なハートが飛んでるように見えるのは幻覚かな??


 アニメグッズやゲームグッズの在庫を見たい事を伝えるとキノコン達はこころよく案内してくれる。

 1階の店内から2階の店内を見ても幕が張られていて進み具合が分からなかったけど、2階の店内はすで完成していた。

 商品だなには商品が綺麗に陳列されていて、〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉達が最終チェックをしているようだ。


キノコン

「 マオ様、アニメグッズは此方こちらに有りますエリ 」


マオ

がとな。

  いそがしいのに無理言って御免な… 」


キノコン

「 とんでも御座いませんエリ。

  マオ様のままはキノコンにとって至福の御褒美ですエリ♥

  御遠慮は無用ですエリ♥ 」


マオ

「 至福の御褒美って……。

  大袈裟じゃないかな? 」 


キノコン

「 マオ様、どのようなアニメグッズをお探しですかエリ 」


マオ

「 えぇと──── 」


 オレはキギナが書いてくれたメモ用紙に書かれている内容をキノコンに伝える。

 キノコンはこころよく関連しているアニメグッズが並ぶコーナーへ案内してくれた。


キノコン

「 マオ様、此方こちらになりますエリ 」


マオ

がとな。

  キギナ── 」


 オレが声を掛けるより早くキギナはアニメグッズが並んでいる棚をぶっしょくしていた。


キギナ・メグド・ナール

「 きゃっはぁ~~~~ん♥♥

  新商品がだわぁ~~~~ん♥♥♥ 」


 キギナはにか買い物カゴを持っていて、その中に欲しい商品をれまくってた。

 キギナの周りにハートが飛んでるように見えるのは、幻覚──目の錯覚かな??


マオ

「 キノコン、ム◯ク先輩のグッズが陳列されている棚ってかな? 」


キノコン

「 ム◯ク先輩ですエリ?? 」


 キノコンの頭の上に沢山の(ハテナ)が浮かんで見えるのは、幻覚──目の錯覚かな??


マオ

「 えぇと──、【 ガチ◯ピンとム◯ク 】のム◯ク先輩だよ。

  イエティの子供で、全身が赤くて、頭の上にタケコ◯ターが付いてる──分かるだろ? 」


キノコン

「 エリ~~??

  赤いイエティの子供ですエリ??

  イエティの毛皮は白いと思いますエリ 」


マオ

「 ム◯ク先輩は特殊なんだ!

  肉食だから返り血を浴びて全身が赤色に染まってる設定で──、頭の上に付いてるタケコ◯ターでそらも飛べるんだ!

  凄いだろ(////)」


キノコン

「 タケコ◯ターですエリ??

  ………………………………存じませんエリ。

  その【 ガチ◯ピンとム◯ク 】とやらは1度でもアニメ化された事は有りますかエリ? 」


マオ

「 え…?

  アニメ化されてるかは分からないけど……。

  100円ショップで見た事が有るんだ! 」


キノコン

「 マオ様、アニメ化されてないグッズの取り扱いは無い筈ですエリ。

  ければ要望書に御要望を書かれてみては如何いかがですかエリ。

  要望ばこれてくださいませエリ 」


マオ

「 要望ばこ

  そんなのが有るんだ?

  その要望書はセロも見るのか? 」


キノコン

此方こちらで集計した資料を見て頂きますエリ。

  マオ様の御要望書に関しては最優先ですぐにセロフィート様へ届けられますエリ 」


マオ

「 ………………だったら直接セロに頼んでみようかな?

  セロの機嫌を損ねたくないし…… 」


キノコン

「 賢明な御判断だと思いますエリ 」


マオ

「 キギナは長そうだし、オレはほかの棚を見てみるよ 」


キノコン

「 気の済む迄、御堪能くださいませエリ 」


マオ

がとな、キノコン。

  作業の邪魔しちゃって御免な 」


キノコン

「 マオ様のこころづかい、痛みりますエリ♥ 」


 キノコンは嬉しそうにからだを上下に動かして喜びを表現してくれている。

 胞子を振り撒かないだけの理性を持ち合わせてくれているみたいで安心した。

 という訳で──、オレは1人でアニメグッズを見て回る事にした。






マオ

「 うわ~~。

  ほんにアニメに関するグッズしか置かれていないんだな。

  あっ、此ってフィギュアってヤツだ!

  シュンシュンのが部屋に飾ってる人形だけど、色んなキャラクターが有るんだな。

  ………………む…胸がデカい!?

  此方こっちはポーズがエロい!?

  ………… “ 大きなお友達 ” って呼ばれてるやからが好きそうなフィギュアが多くないか?

  此方こっちは幼くて可愛い系のフィギュアだ 」


 フィギュアの事をく知らないオレからしても、クオリティってのが高い事が分かる。

 値段が高いのもうなずけるかも知れない。

 10ぶんの9はボッタクリと思うけどなぁ~~~~。

 此だけ有ると、こっそりシュンシュンも買いにるかも知れないな。


マオ

「 あっ、今度は男キャラクターのフィギュアだ。

  此方こっちも多いな。

  着物を着てるキャラクターが人気なのかな?

  なに(なに)── “ 歴史上の刀を擬人化したキャラクターです ” だと?! 」


 う~~~~ん、美形ばっかりだな。

 キギナが好きそうだ。

 あとで教えてやろうかな?


マオ

此方こっちはアイドルのフィギュアか。

  …………………………全部、美形だな。

  女性向けだから美形にしないと売れないのか?? 」


???

「 馬鹿ね、可愛い系の男の子フィギュアも有るわよ! 」


マオ

「 キギナ!?

  に?? 」


キギナ・メグド・ナール

「 マオ、勝手になくならないでくれるかしら!

  荷物持ちがないと困るじゃないのよ! 」


マオ

「 荷物持ちぃ~~~~ 」


キギナ・メグド・ナール

「 ほら、ちゃんと買い物カゴを持ちなさいよ!

  私から離れるんじゃないわよ!

  きゃっはぁ~~~~ん♥♥

  美形のフィギュアがだわぁ~~~~ん♥♥♥ 」


マオ

「 ……………………1人で6カゴも持ってないっての! 」


キギナ・メグド・ナール

「 か弱い私が持ってたんだから、男のマオなら持てるわよ!

  頭を使いなさい! 」


 キギナはぐに男性キャラクターのフィギュア,男子キャラクターのフィギュアを夢中になってぶっしょくを始めた。

 まさか初めからオレに荷物持ちをさせるつもりで誘ったのか?

 セロに知られたら大変だぞ……。

 オレは知らない。


キギナ・メグド・ナール

「 マオはフィギュアに興味無いの?

  水着美女や水着幼女のフィギュアが有るけど── 」


マオ

「 オレを変態にするな!

  フィギュアに欲情してハァハァする変態になった覚えは無いからな! 」


キギナ・メグド・ナール

「 ふぅん?

  でもしょうれいは好きなんでしょ?

  可愛い系の魔法少女フィギュアを見て笑ってたし 」


マオ

たしかにシュンシュンは変態だけど、フィギュアに欲情はしないだろ。

  今はげんさんに夢中だからな 」


キギナ・メグド・ナール

げんねぇ?

  あんな堅物のげんなにいのかしら? 」


マオ

「 堅物って……。

  げんさんはげんるいさんのモデルだぞ。

  とうとくないのかよ? 」


キギナ・メグド・ナール

「 声が違うじゃないのよ。

  私はモデルのげんじゃなくて、キャラクターのげんるい様が好きなの♥♥

  声が素敵でしょ~~(////)」


マオ

「 キギナはメインキャラクター全員が好きなんだろ…… 」


キギナ・メグド・ナール

「 フィギュアも出してくれないかしら?

  着衣を脱がせるフィギュアが欲しいのよね!! 」


マオ

「 わぁお★

  変態の発想だな。

  ふんどし姿でなにを妄想するんだよ 」


キギナ・メグド・ナール

「 はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

  ふんどしなんか付けてる訳が無いでしょ!!

  時代を考えなさいよ、時代を!!

  い事、ふんどしという概念が生まれて貴族にいたのは── 」


 オレはふんどしに関する熱烈なはなしをキギナから聞かされる羽目になった。

 ようするに下着に該当するふんどしの発想が無かった平安人はノーパンでフル●ンだったんじゃないか──って事を熱弁された。

 知るかよぉ!!


キギナ・メグド・ナール

「 そんな訳で── 」


マオ

「 それならげんさんに下着事情を直接聞いたら早いんじゃないか? 」


キギナ・メグド・ナール

「 はぁ?

  アンタ、馬鹿なの?

  げんの故郷と≪ にっぽんこく ≫とは違うでしょうが!!

  ているかも知れないけど、まったく別の≪ しまぐに ≫なのよ!

  それに、聞いちゃったら “ マン ” が無くなるでしょ!!

  白黒ハッキリさせないグレーでいのよ、グレーで!!

  マンを潰しちゃ駄目なのよ!! 」


マオ

「 ノーパンでフルチ●ンがマンになるのか??

  ………………それだとコートを広げて裸体と股間を全開にして見せ付ける卑猥な変態野郎もマンはいっちゃうよな? 」


キギナ・メグド・ナール

なに血迷った事を言ってるのよ。

  イケメンに限るに決まってるでしょ!!

  マンもイケメン限定なの!! 」


マオ

なんか理不尽っ!! 」


キギナ・メグド・ナール

い事、マオ!

  美女フィギュアをさかさにしてパンツを見てニチャニチャ笑うようなキモブタオタクと一緒にするんじゃないのよ!!

  彼奴アイツは性欲のぐちに美女フィギュアを利用するのよ!!

  でもね、女性のオタクは違うの!

  誠実できよらかなあいする心ででるのよ。

  けっして性欲のぐちになんて使ったりしないの!!

  私達のオタクだましいとうといのよ!! 」


マオ

「 ノーパンでフル●ンがマンとか熱弁するキギナが言っても説得力は無いと思うけどな~~。

  オレは美女フィギュアのパンツを見てニチャニチャ笑ってハァハァする男達とどうレベルだと思うけど──。

  …………………………ちなみに丸見えになったあらわな下半身を舐めたりするのか?? 」


キギナ・メグド・ナール

「 馬鹿にしてんのぉ!?

  す…する訳ないでしょ!!

  しないわよ!!(////)」


マオ

なんでムキになってるんだよ?? 」


 とまぁ──こんな感じでキギナと馬鹿ではなしをしながら、アニメグッズが販売される売り場を歩き回った。

 キギナってシュンシュンと気が合いそうな気もするんだけど、水と油なんだよなぁ~~。

 シュンシュンとキギナのあいだには挟まれたくないと思った。

◎ 唯一の女の子キャラはキギナだけなので、少しだけマオと絡めてみました。

  BL大好きっぽい腐女子寄りの子をイメージして書いてみたのですが、知識が無いのでテキトーです。

  霄囹の次にマオを振り回せそうな子になっていたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ