⭕ セロカ君の本屋 4
キノコン:A
「 マオ様エリ! 」
キノコン:B
「 マオ様が来たエリ! 」
キノコン:C
「 一大事エリ! 」
キノコン:D
「 今日も美味しそうエリ~~♥♥♥ 」
キノコン:E
「 挨拶に行くエリ~~♪♪♪ 」
キノコン:F
「 おもてなしするエリ♪ 」
キノコン:沢山
「「「「「「 エリエリエリエリエリエリエリエリエリエリ♥♥♥♥♥♥ 」」」」」」
キノコン:A
「 マオ様ぁ~~!
ようこそ、いらっしゃいましたエリ(////)」
マオ
「 こんにちは、キノコン。
今日も精が出るな 」
キノコン:B
「 出るのは精じゃなくて汗ですエリ★ 」
マオ
「 栄養満点な汗だな。
進捗状況は順調なのか? 」
キノコン:C
「 はいですエリ。
バッチリ順調ですエリ★ 」
キノコン:A
「 5月1日の開店に間に合う様に改装を進めてますエリ 」
マオ
「 5月1日って、後4日しかないじゃんか。
その割りには何処も中途半端に見えるけど…… 」
キノコン:B
「 心配ナッシングですエリ。
キノコンは期限を守りますエリ!! 」
キノコン:C
「 5月1日からの1週間は、セロカ会員だけを招待しますエリ。
第2店舗開店記念・会員様感謝デーを実施しますエリ。
会員カードに1万円チャージすると100P即加点,マネー支払いでP10倍ですエリ 」
マオ
「 へぇ、100円に対して10Pか。
1Pが1円だから、100円に10円が付くって感じだよな。
随分と太っ腹だな 」
キノコン:A
「 1週間限定で現金の代わりに1000P単位で会員カードにチャージすると、ガラポン抽選券が2枚発行されますエリ 」
マオ
「 ガラポン抽選券?? 」
キノコン:A
「 はいですエリ。
ガラポン抽選券は500Pに1枚ですエリ。
1000Pなら2枚ですエリ。
ガラポン抽選券6枚で1回ガラポンが出来ますエリ。
ガラポンの景品は第2店舗開店記念品として、非売品を用意してますエリ 」
マオ
「 へぇ、どんな景品を用意してるのか気になるな~~。
因みにハズレ──残念賞は有るのか? 」
キノコン:A
「 ハズレも残念賞も有りませんエリ。
6.000円 ~ 20.000円相当の景品ですエリ 」
キギナ・メグド・ナール
「 随分と奮発してるじゃないのよ。
損はしないの? 」
キノコン:G
「 横から口挟んで来んじゃねぇエリ! 」
キノコン:H
「 そうエリ!
黙って突っ立ってろエリ! 」
キノコン:I
「 マオ様の眷属になったからって調子付いてんじゃねぇエリ! 」
キギナ・メグド・ナール
「 はぁぁぁぁぁぁぁぁん?!
キノコの怪物風情が偉そうに吠えてんじゃないわ!
こちとら天下の死神様なのよ!! 」
マオ
「 キギナ、キノコンに言い返すなよ。
口でも腕力でも敵わないんだからな。
キノコン達もキギナをからかうのも程々にしてくれな。
おちゃめな冗談が通じない子だからさ 」
キノコン:G
「 マオ様ぁ~~、御免なさいエリ 」
キノコン:H
「 御免なさいエリぃ~~。
調子コキましたエリ~~ 」
キノコン:I
「 キノコンを嫌いにならないでくださいませエリ~~ 」
キギナ・メグド・ナール
「( 何なのよ、コイツ等!
マオの前だからって良い子ちゃんぶりやがって!!
キノコの怪物がぁぁぁぁぁぁぁ~~~~!! )」
マオ
「 ちゃんと “ 御免なさい ” が言えて偉いな。
キギナもキノコン達の素直さを見習えな 」
キギナ・メグド・ナール
「 私は謝らないわよ!
私の心はコイツ等の心無い言葉に傷付けられたんだからね! 」
マオ
「 御免な、キギナは素直になれない子なんだ。
寛大な心で大目に見てやってくれな? 」
キノコン:G
「 マオ様に免じて許しますエリ 」
キノコン:H
「 マオ様の顔を立てますエリ 」
キノコン:I
「 キノコンの心は死神より広いですエリ! 」
マオ
「 (  ̄▽ ̄;)あははっ……。
そだな~~。
有り難な?
作業の邪魔になると悪いから、もう行くな 」
キノコン:F
「 邪魔だなんてとんでもないですエリ 」
キノコン:E
「 キノコンはマオ様の御訪問を心の底から喜んでますエリ♥ 」
マオ
「 有り難な(////)」
作業に集中してもらう為に、嬉しそうにオレを取り囲んで歓迎してくれているキノコン達に手を振りながらキギナと一緒に離れた。
キギナ・メグド・ナール
「 彼奴等って、マオと白い悪魔の前では良い子ちゃんぶってるわよねぇ?
マジでムカつくんだけどぉ~~!! 」
マオ
「 その内慣れるよ。
仲良くなれたら意地悪な事も言われなくなるよ 」
キギナ・メグド・ナール
「 絶対に仲良くなれないと思うわ! 」
マオ
「 あははは……。
〈 久遠実成 〉じゃないんだから “ 絶対 ” なんて無いよ。
オレからもキノコン達に言っとくから── 」
キギナ・メグド・ナール
「 期待はしないわよ。
──それより、最近やたらと政治家の逮捕が多いわよね 」
マオ
「 へぇ?
そうなんだ。
ニュース見ないから知らなかったよ 」
キギナ・メグド・ナール
「 マオ──、ニュースも見ないで何を見てるのよ? 」
マオ
「 昔の時代劇かな。
照和って時代に作られた時代劇が結構、面白いんだ 」
キギナ・メグド・ナール
「 ニュースを見なさいよ! 」
マオ
「 それで、どんな理由で続々と逮捕されてるんだ? 」
キギナ・メグド・ナール
「 偽札よ。
逮捕されてる政治家の自宅から原版,大量の偽札が発見されて逮捕されてるのよ。
事務所の金庫の中にも原版,大量の偽札が入っていたりね!
押収された原版,偽札には持ち主である議員達の指紋がベッタリと付いていて、“ 完全に黒じゃないか ” って話題になっているのよ。
何でも “ 白い共産党 ” って呼ばれてる “ マルクス共産主義派 ” の議員ばかりが逮捕されてるの! 」
マオ
「 まるくすきょうさんしゅぎ??
何だよ、それぇ? 」
キギナ・メグド・ナール
「 知ってなさいよ……。
≪ 日本国 ≫を解体させる法案を議会で通そうと躍起になってる政治家の事よ 」
マオ
「 あぁ~~~~、税金泥棒の売国議員達の事か!
そう言えば、セロが言ってた気がするよ。
偽札関係だから多分そうだろうな。
本当に逮捕者を出してるんだな…… 」
キギナ・メグド・ナール
「 今、政権を取ってる自由◯主党の議員達も過去に起こしていた悪事が次々と暴露されて逮捕されてるし、今や政界は汚職まみれね! 」
マオ
「 売国議員や汚職議員を政界から大量に排除した後に〈 器人形 〉を大量投入して “ 政界を乗っ取ろう ” って考えてないよな? 」
キギナ・メグド・ナール
「 誰がそんな事するのよ? 」
マオ
「 セロに決まってるだろ。
≪ 日本国 ≫を手に入れて実験場にするつもりかも知れない。
《 セロッタ商会 》の影響力も大きいみたいだからな 」
キギナ・メグド・ナール
「 やりそうね~~。
白い悪魔にしたら、人間は使い捨ての玩具だもの。
遅かれ早かれ≪ 日本国 ≫も白い悪魔の手に落ちるでしょうね?
見物だわ~~ 」
マオ
「 政治家が大勢減っても、日本国民じゃないオレ達には関係無いもんな。
オレにはセロを止められないし── 」
キギナ・メグド・ナール
「 そうね。
私もノルマ分の魂が狩れさえすれば何でも良いわ~~。
──ねぇ、アニメグッズって入荷してないの?
ちょこっとでも見たいんだけどぉ~~ 」
マオ
「 オレに言うなよ……。
アニメグッズは2階だったよな?
BRで作業してるキノコンに聞いてみるか? 」
キギナ・メグド・ナール
「 そうしましょ!
欲しいグッズが有ったら確保しといて良いかしら? 」
マオ
「 何だよ。
【 セロカ君の本屋 】に来たキギナの目当てはそれか?
ちゃっかりしてるな~~ 」
オレはキギナと一緒にBRに向かった。
ム◯ク先輩のグッズが有ったら、然り気無くオレも頼んでみようかな??