✒ セロカ君の本屋 3
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
朝早くから覗きに来てくださって有り難う御座います。
4月22日の20時には何故か221PVもあり、合計237PVでした。
原因は分かりませんが、覗きに来てくだった読者の皆さん、有り難う御座いました。
◎ 「 ガングロ♥ 」な読者さんは、絶対に読まないでください。
時代遅れな人間が偏り過ぎた偏見で書いています。
作者に対して殺意を抱いてしまうかも知れません。
マオ
「 それにしてもさ、その無駄に露出度の高い服はどうにかならなかったのか?
上にカーディガンを羽織るとかさ 」
キギナ・メグド・ナール
「 何言ってんの?
此は今、流行りのファッションなのよ!
流行なのよ、り・ゅ・う・こ・ぉ~~。
流行の意味、ちゃんと分かってる? 」
マオ
「 流行って様が流行ってまいが関係無いだろ。
年端も行かない外見しといて露出度の高い服を着て歩くなんてさ──、『 どうぞ、私を襲ってください♥ 』って言ってるもんだろ。
そんなに善良で健全な男達を性犯罪者に駆り立てたいのかよ? 」
キギナ・メグド・ナール
「 そんなつもりは微塵も無いわよ!
私は流行ファッションに身を包んでオシャレを楽しみたいの! 」
マオ
「 性犯罪者製造マッシーンの間違いだろ?
痴漢されても知らないぞ 」
キギナ・メグド・ナール
「 私が痴漢被害に遭わない様にマオが私をけしからん性犯罪者達の魔の手から衛ってくれるんでしょ! 」
マオ
「 一般的には眷属が主人のオレを衛るんだけどな?
性犯罪者を誘発させる様な服を着といて『 衛ってね 』はないだろ。
セロの前で言ってみろよ、確実に≪ キノコン王国 ≫行きの発言だぞ 」
キギナ・メグド・ナール
「 ………………性犯罪者を怖がってたら、オシャレが出来ないじゃないのよ! 」
マオ
「 肌を露出しなくてもオシャレは出来るだろ?
清楚で可憐なオシャレに方向転換した方が可愛いのに勿体無いって思わないのかよ?
もっと自分を大事にしたらどうなんだ? 」
キギナ・メグド・ナール
「 ……………………清楚で可憐な方が可愛いの? 」
マオ
「 オレは無駄な露出を控えたオシャレの方が可愛いと思うだけだよ。
好みなんて皆違うんだから、実際に可愛いかなんて分からないだろ。
お父さんが今のキギナの格好を見たら口から泡を吹いて気絶するかもだぞ? 」
キギナ・メグド・ナール
「 気絶って──、大袈裟よ。
まぁ……今後は少しだけ肌の露出を控える事にするわ…… 」
マオ
「 男を性犯罪に誘導する破廉恥な格好から卒業しろよな。
知らず知らずの内に犯罪の原因を “ 作ってる ” って自覚した方が良いぞ 」
キギナ・メグド・ナール
「 嫌な言い方するわね…… 」
キギナはオレの右隣でブツブツと文句を言いながら歩いている。
キギナも見た目と声は可愛いんだけど、性格と口調がなぁ……。
格好も露出が多過ぎて下品に見えるし……。
異性のオレから見ても勿体無いと思う。
同性からはどう見られてるのかは知らないけど、嘘の言葉を言われて騙されそうだ。
昔、女学生達の間で流行っていた顔黒ギャルだっけ?
素っぴんでも十分に可愛い子達が、悪友に唆されて、“ イメチェン ” とか巧い言葉に乗せられるまま健康的な肌を顔黒に変えて、両親や周囲を驚愕させた事件が多発して社会現象に迄なって、お茶の間を騒がせていた事があった。
変な時代だったよな~~。
キギナがトチ狂って「 顔黒にする 」って言い出した暁には、オレが全力で止めようと思う。
顔黒ギャルなんて、微塵も可愛くないからだ。
元々可愛い子から可愛さを殺して、元々の品質を落として自分の価値を態々下げる様な顔黒は断固、反対だし、許せないからな。
顔黒は可愛い子や美人さんには絶対に薦めたら駄目なんだ。
元々がブス顔な人なら、幾らでも顔黒に変えては素顔を隠蔽して楽しめば良いさ。
その為の顔黒なんだろうし?
顔黒はブスが素顔を誤魔化して隠蔽する為の特権であって、決して可愛い子や美人さんに薦めるべきじゃない。
薦めたら駄目なんだ。
アレは1000歩譲っても “ オシャレ ” じゃない!!
顔黒にしたセロなんて見たくないからな。
可愛い子や美人さんにとっての顔黒は悪だっ!!
マオ
「 キギナは肌を焼かない方が可愛いよ。
顔黒とか絶対にしないでくれよな。
キギナの首をへし折ってでも主人として止めるからな! 」
キギナ・メグド・ナール
「 急に何なのよ??
肌の黒い死神なんて居やしないわよ。
日焼けしようたって、死神は人間みたいに日焼けしないんだから安心しなさいよ 」
マオ
「 そうなんだ?
知らない事だらけだな 」
キギナ・メグド・ナール
「 此から教えてあげるわ。
マオが〈 皇 〉になれば教える必要は無くなるけどね! 」
マオ
「 オレはセロに与えられた期限が来る迄は、一緒に地球の≪ 大陸 ≫や≪ 島国 ≫を旅する予定だから、当分は〈 皇 〉になるつもりはないよ。
オレの眷属になってくれたけど、当分の間は自由時間だから、キギナも好きに暮らしたら良いんだぞ 」
キギナ・メグド・ナール
「 随分と長い自由時間ね。
眷属に強制しないで放任するなんて、とんだ主人だわ 」
マオ
「 自由の何が悪いんだよ?
オレが〈 皇 〉になったら≪ エルゼシア大陸 ≫の中心に在る《 テンクゥリア 》に強制転移される様になってるみたいだから、それ迄は好きに過ごしてくれ──ってだけだろ。
その方がオレだって助かるんだ 」
キギナ・メグド・ナール
「 全く変わった主人ね!
まぁ、良いわ。
そう言う事なら好きにさせてもらうから 」
マオ
「 そうしてもらえるとオレも助かるよ。
セロから聞いたけど、オレの故郷に強制転移されても〈 神の遣い 〉が転移魔法で帰してくれるらしいんだ。
だから安心してくれよ 」
キギナ・メグド・ナール
「 今から何千年後の事よ。
気の永い話ね!
頭の片隅にでも残して置くわ。
──それにしても第2店舗では同人誌を扱わないのかしら? 」
マオ
「 どうじんし?
何だよ、それ??
武士の仲間か? 」
キギナ・メグド・ナール
「 馬鹿なの?
“ し ” が付いてるからって、武士の仲間な訳がないでしょ。
一般人のファンが描いた原作の2次創作誌よ 」
マオ
「 虹創作誌??
空に掛かる── 」
キギナ・メグド・ナール
「 違うわよ!
そうね──、原作をこよなく愛するファン達の尊い想いを具現化した愛の結晶よ!! 」
マオ
「 ………………愛の結晶?? 」
キギナ・メグド・ナール
「 例えば【 少年陰陽師★平安幻想異聞録 】はゲームとして発売されてるわよね。
作品に魅了されるとファンが付くわ。
ファン達には好きになったキャラクターが居るの。
謂わば “ 推しキャラ ” ってヤツね。
で──、ファン達は推しキャラのカップリングの2次創作漫画を描いたり、小説を書いたりしては1つの趣味として楽しむの。
2次創作漫画を一般的には “ 同人誌 ” って呼んでるのよ。
最初の頃は気の合うファン同士で推しキャラ達のカップリングを描いた同人誌を持ち寄っては、趣味の域で楽しんでいたの。
時代が変わると、“ 描けないけど読みたい ” とか “ お金を出しても欲しい ” ってファンも出て来たりして、ファン同士の間で御互いの作品を売買して趣味の域を広げよう──って事になったの。
時代が変わってファン同士の間で売買されていた同人誌だったけど、同人誌の存在を知って同人誌を介して、原作を知ってファンになる一般人が増えて来た事もあって、同人誌をファン同士の間のみでの売買から興味を持った一般人にも手に取って読んでもらえたら──ってな流れで大々的に同人誌が本屋の片隅に置かれる時代になって来た訳よ。
未々同人誌が売られてる本屋は少ないけど、アニメグッズを売ってる店舗には関連付けられて置かれているの。
第2店舗はゲーム以外にもアニメグッズも取り扱うんでしょ?
関連付けて同人誌専用のフロアを作って販売したりしないのかしらね──って事を言いたいのよ 」
マオ
「 そんなのセロ次第だろ 」
キギナ・メグド・ナール
「 身も蓋も無いわね…… 」
マオ
「 最終的な決定権はセロに有るからな。
セロに直談判するしかないと思うぞ 」
キギナ・メグド・ナール
「 だったら、マオが白い悪魔に交渉しなさいよ 」
マオ
「 何でオレだよ?
主人のオレに上から目線で言ったら駄目だろ。
セロに聞かれでもしたら── 」
キギナ・メグド・ナール
「 何で居ないのにビビってんのよ? 」
マオ
「 オレじゃ、セロを止めれないからだよ!
キノコンの情報収集能力を甘く見てたら痛い目に遭うぞ。
セロにはどんな会話も筒抜けなんだからな!
オレにはプライバシーが無いんだ 」
キギナ・メグド・ナール
「 …………………………それってどうなのよ…… 」
とまぁ──そんなこんなで、キギナと他愛無い話をしながら、店内を歩いて回ったんだ。
◎ 同人誌について書いていますが、あくまでも想像なので呉々も信じないでください。
検索しないで個人的なイメージで書いていますので、デタラメな情報です。
雪*苺の作品は「 99%のデタラメで出来ている 」と思って読んでいただけると幸いです。




