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⭕ 呪物クリアランス 4

◎ 今回からタブレットで打たないと投稿が出来なくなってしまいました。

  ガラゲーでのメール投稿が出来なくなったので投稿が更に遅くなります。


◎ 読者の皆さん、いつも作品を読みに来てくださり有り難う御座います。

  昨日は0時に101PVアクセスもあり、吃驚しました。

  6時投稿なのに0時にも来てくださり、有り難う御座いました。


マオ

「 ──ふぅ~~。

  なんとか終わったな~~。

  式隷にさせればいのに…… 」


春麗

「 式隷は駄目だ。

  彼奴アイツざつだから、簡単で単純な作業しか任せられない 」


マオ

「 式隷への評価が低いな~~。

  ちゃんと教えたら出来るんじゃないのか?

  妖怪あやかしだって脳筋馬鹿ばっかじゃないだろ? 」


春麗

「 教えるだって?

  そんな面倒な事、いち(いち)する訳ないだろ 」


マオ

「 シュンシュンだって調教するの好きだろ?

  時間は十分に有るんだから、使える式隷に育てたらいだろ? 」


春麗

「 マオ──、調教と飼育は違うんだぞ。

  さっさと燃やすぞ 」


 シュンシュンは腰に付けているポーチのチャックをけると、ポーチの中から “ なにか ” を取り出す。

 赤い御札,3色の米,3色の塩が出てたポーチだ。

 今度はなにが出てるんだろうな?


 シュンシュンがポーチの中から取り出したのは、錆色をした粉だ。


マオ

「 シュンシュン、燃やすのに粉を使うのか? 」


春麗

「 此は特殊な配合をして作った火薬だ。

  普通の火薬と違って法力を感知して燃えるしろものだぞ 」


マオ

「 シュンシュンは独学で火薬も作れるのかよ 」


春麗

「 フフン、凄いだろ!

  褒めていぞ! 」


 シュンシュンは燃やす予定のじゅばこの上に火薬(錆色の粉)を振り掛けている。


春麗

「 燃え移らないように結界を張る。

  あとは結界内に法力を流し込めば──、勝手に燃える 」


 結界の中では、シュンシュンが流し込んだ法力に反応したのか、火薬(錆色の粉)に火が着く。

 チリチリと3色の米,3色の塩,赤い御札にも火が着いて燃え始める。


 見た事のない綺麗な炎が結界の中で燃えている。

 思わず見惚れてしまう炎が綺麗に揺れている。


マオ

「 綺麗だな──。

  まるで結界の中で花火を見てるみたいだ── 」


春麗

「 気にったか?

  こんなに勢いく燃えてもじゅばこは無傷なんだぞ 」


マオ

「 へぇ~~。

  火が消えたあとじゅばこさわっても大丈夫なのか? 」



春麗

「 あぁ、ただばこだから、素手でけても大丈夫だ。

  中身が気になるだろ? 」


マオ

「 気になるって言うより怖いんだけどな~~。

  中身のじゅじゅぶつのレプリカを事故物件のコレクションルームに飾るのか? 」


春麗

「 そうだな。

  レプリカだがコレクションが増えるのは喜ばしいぞ 」


マオ

なか(なか)炎が消えないな 」


春麗

しきおにまもられていたじゅばこだからな。

  待つしかないさ 」






獅聖幻夢

「 マオ殿どの此方こちらは終わりました 」


マオ

「 シュンシュンのかたしろで痛い思いをしたじゅばこの方! 」


 オレはシュンシュンを睨んで見る。

 シュンシュンは腕を組んだ姿でムスッとした顔をしてオレを見る。

 可愛い顔で睨まないでほしい(////)

 中身がゲスクズなシュンシュンでほんに良かった──。


獅聖幻夢

「 マオ殿どの此方こちらじゅばこは蓋をけて中身を見れます。

  けて確認しますか? 」


マオ

「 ……………………一寸ちょっと怖いな…… 」


獅聖幻夢

「 マオ殿どのは複製じゅれいそばてください。

  マオ殿どのが怪我でもしては一大事です 」


春麗

「 この米●町が≪ にっぽんこく ≫の地図から消える事になるかもな 」


マオ

「 セロは米●町を〈 (原質)(みなもと) 〉に変換したりしないって! 」


春麗

「 どうだかな。

  セロフィートだぞ。

  人間を使い捨ての玩具おもちゃだって思ってるセロフィートだぞ。

  間違いなくだろ 」


マオ

「 うぐぅ…………言い返したいのに、言い返せないのが悔しいぃ~~~~。

  (≧口≦)もうっ!! 」


獅聖幻夢

「 マオ殿どのが無事ならなんの心配も有りません。

  蓋をけて中身を拝見しましょう 」


 げんさんは嬉しそうにウキウキしている。

 早く中身を見たくて仕方無いみたいだ。

 セロがたら盛り上がっていただろうな~~。


 それにしても最近のセロはと外出して留守にする時が多いんだよな。

 なんにちも帰ってない日も多いし──。

 一体なにをしに出掛けてるんだろうな……。


 ──まさか、浮気??

 オレには「 浮気は駄目 」って言っといて、自分は浮気してる──!?

 いゃいゃいゃいゃ、オレのセロに限って浮気なんて──。

 あのセロの “ お眼鏡にかなう ” ような人材──玩具おもちゃが存在して堪るかぁ!!


 尾行してでもセロの浮気現場を押さえないと!!

 オレだけのセロが、オレ以外の知らない奴と仲良くするなんて許せるかよ!!

 セロめぇ~~~~。


獅聖幻夢

「 マオ殿どの

  急に黙られて、どうされました? 」


マオ

「 え? 」


春麗

「 今にも誰かをる寸前のヤバい目をしていたぞ、マオ。

  始末したい奴でもるのか?

  僕に言えよ、で依頼を受けてやるからさ。

  友情料金800万で始末してやるぞ★ 」


マオ

が友情料金だよ!

  800万は明らかにボリ過ぎだろ! 」


春麗

「 正規の値段だと3千万するんだが?

  払ってくれるのか?

  ふとぱら主人あるじだな、マオ── 」


マオ

「 誰が3千万も支払うかよ!

  シュンシュン、値段が高過ぎるぞ 」


春麗

「 高くないぞ。

  僕はでも良心的な値段をこころけて依頼を受けるんだ。

  僕は優しい善良な陰陽師だぞ 」


マオ

「 良心的と善良の意味を辞書で引いて読んでみろよ 」


春麗

「 必要ないね!

  人間はカモる為に存在してるんだ。

  財力を持て余してるブタヌキ野郎どもからカモってないが悪い。

  財産が底を尽く迄、搾り取ってやるんだ 」


マオ

「 楽しそうだな、シュンシュン── 」


春麗

「 僕の事はいんだよ!

  ほら、じゅばこけるんだから、マオも両目をしっかひらいて見ろよ 」


マオ

「 分かったよ…… 」


 そんなこんなで、かたしろを貼った方のじゅばこうわぶたけて、中身を確認する事になったんだ。











マオ

「 …………………オレ、もう、見たくない………… 」


春麗

「 マオ、しっかりしろ。

  だらしないぞ!

  だ半分も残っているんだ!

  気合いをれろ! 」


マオ

なんで逆に元気なんだよ……。

  オレは陰陽師じゃないんだから、見慣れてないんだけどぉ! 」


春麗

「 今からしっかり見て慣れるんだよ。

  ほら、げんが次のじゅばこけるぞ! 」


マオ

「 …………ひとまわり大きいけど、今度はなにはいってるんだ?

  また動物の部位とか死体とかならだぞ! 」


春麗

ままを言うなよ。

  情けないな~~。

  だ付いてるんだろ?

  男らしくシャキッとしろよ! 」


マオ

「 男だってシャキッと出来ないときは有るだろ!

  オレに今なんだけどな! 」


春麗

「 つべこべ言うなよ 」


獅聖幻夢

いですか?

  けますよ 」


 げんさんがひとまわり大きいサイズのじゅばこうわぶたを取ってける。

 じゅばこの中に入っ(はい)ていたのは────。


マオ

「 これって── 」


獅聖幻夢

あかではないでしょうか 」


マオ

あかって……赤ちゃん?? 」


春麗

「 生まれ立ての新生児だよ、マヌケ!

  此だから家族を持ったことのない独身おとこは── 」


マオ

「 悪かったな、万年独身で!

  どもさ、なんで生まれ立ての赤ちゃん──新生児がじゅばこの中にはいってんだ? 」


春麗

「 誰かをのろう為に使ったからに決まってるだろが 」


マオ

「 生まれ立ての新生児をか?

  一体誰の赤ちゃんなんだろう…… 」


春麗

「 そんな事、知るか。

  のろいにあかを使う事はくあったんだ。

  珍しくはないな 」


獅聖幻夢

「 そうですね。

  私が子供の頃には死産したあかを使うじゅじゅつは存在していました。

  生まれ立ての元気なあかを使うとなおじゅじゅつの効果が上がる──と信じられていました 」


マオ

「 平安時代よりも前の時代から赤ちゃんを使ったじゅじゅつがあったなんて── 」


獅聖幻夢

「 私達の故郷ではのはなしです。

  ≪ にっぽんこく ≫では分かりませんよ 」


春麗

「 同じだろ。

  げん新生児を使ったじゅぶつが存在してるんだからな 」


マオ

「 ………………可哀想だよな……。

  折角、この世の産まれたのにじゅじゅつに使われてじゅぶつにされるなんてさ…… 」


獅聖幻夢

「 親に恵まれなかった言う事でしょう。

  望まれて産まれたあかばかりではなかったのでしょう 」


春麗

「 有り得るな。

  貴族は産んだ子供を自分では育てず、に丸投げしていたからな。

  子育てに関しては現代でも同じか。

  ともばたらき世代が増えてるからな。

  母親は自身の腹をイタメテ産んだを平然と赤のにんへ丸投げして育児放棄だ。

  自分が1人の人間を育てる責任重大な立場の母親になった自覚も責任感も無い、母親失格とも言える女達が当然の権利のように子供を犠牲にしてものがおで仕事に没頭する事がまかとおっている時代だ。

  預けている施設で事件が起きると、まるで自分達は「 子供を失った被害者 」の顔をして一方的に施設側を責め立てる。

  施設に預けて丸投げなんかせずに、自分で子育てをしていれば失わずに済んだかも知れない尊い命だっていうのにな。

  “ いた口が塞がらない ” とはく言ったもんさ。

  自分達で子育てする事を面倒がって育児放棄しといて、自分達の非人道的なおこないに対しては棚上げだ。

  にんの所為にして、にんを責めて被害者ぶる親が増殖しているなんて世もすえだろ 」


マオ

「 そりゃ、子育てに没頭するよりも独身時代から続けてる大好きな仕事を優先して、子供を赤のにんに預けて放ったらかしてる心無い母親もるだろうけど──、自分で育てたくても働かないと生きていけないから断腸を切る思いで最愛のを赤のにんに預けている母親だってるだろ? 」


春麗

「 フン!

  そんな母親は一握りだけさ。

  産んだ子供の幸せを優先して考えるよりも、自分を優先して楽しく生きる自分ファーストな母親の方が多いもんさ。

  なにせ産まれて1ヵ月のあかを赤のにんに丸投げして仕事に戻る母親が多いんだぞ。

  最低でも3歳迄は母親がじかに子育てをした方がいってのにだ、“ 3歳神話には根拠が無い ” とか馬鹿にして、自分で子育てをしない母親がほとんどさ 」


マオ

「 オレの故郷(エルゼシア大陸)で子育てをしてる母親とは随分と違うんだな 」


獅聖幻夢

「 それなら、子供をにんへ預けてともばたらきしている家庭の子供を連れ去ってもさそうですね。

  お腹を痛めて産んだよりも仕事が大事ならば、子供がなくなっても騒ぎはしないでしょう。

  から全国的に子供の “ 神隠し ” が増える事になりますね♪ 」


マオ

げんさん、子供達を連れ去ってなにをするつもりなの? 」


獅聖幻夢

「 さて、なにをしましょうか? 」


春麗

「 それなら手始めに親から虐待されてる子供を神隠しに遭わせたらどうだよ。

  虐待して苦しめるほどらない子供なんだ。

  邪魔な子供が忽然と消えれば親もせい(せい)して喜ぶんじゃないか? 」


獅聖幻夢

「 それはいですね。

  では手始めに両親や片親から虐待を受けている子供を神隠しに遭わせるとしましょう。

  子育て放棄をされている子供も神隠しに遭わせるとして── 」


マオ

げんさん、子供を神隠しに遭わせる──って言うけど、どうやって? 」


獅聖幻夢

「 特級じゅれいに誘拐させます 」


マオ

「 誘拐??

  まごうなく犯罪だね…… 」


獅聖幻夢

「 “ バレなければ犯罪にならない ” とセロフィート殿どのも言われています。

  特級じゅれいは人間には見えませんし、バレたりはしません 」


マオ

「 …………………… 」


 げんさんがセロみたいな事を言い始めた。

 特級じゅれいに誘拐させた子供達をどうするつもりなんだろう。

 まさか、やみじゅじゅつ実験台モルモットに使うとか?!


 そんな…………セロじゃあるまいし、大丈夫だよな??

 セロよりはマシだと信じたい。

 オレはじゅばこの中身なんかよりも、明日あしたからげんさんの特級じゅれいに誘拐されて神隠しに遭う子供達の事の方が気になって仕方が無い。


 全国的に大問題なニュースが放送される事になりそうだ。

 神隠しに遭った子供達の命運やに?!

◎ 慣れていない作業の為、文章を打ち終わる迄に6 ~ 7時間ほど掛かってしまいました。

  投稿する気持ちが削がれてしまう苦痛の作業に変わり果ててしまいました。

  困った事に打ち込んでいる最中の体勢も辛い……。

  慣れる迄には暫く掛かりそうです。


◎ 変更しました。

  春舂霄囹:春麗 ─→ 春麗

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