⭕ 禁じられた❌❌❌ 15
☆ ☆ ☆
☆ 祝 ☆ 200話達成!!
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◎ 読者の皆さん、お早う御座います。
15日の午前1時にPVが102も有りました。
102人の読者さんが暇潰しの為に作品を読みに来てくださったという事でしょうか?
有り難う御座います。
シュンシュンが御札を開けると黒ずんだ血がこびり付いている指の一部だった。
獅聖幻夢
「 これはこれは──。
サイズからして小指でしょうか? 」
霄囹
「 爪が剥ぎ取られてるな。
それに釘が刺さっているぞ 」
獅聖幻夢
「 小指に釘の組み合わせ──。
これは痴情の縺れが関係している呪物の様ですね。
針ではなく釘を刺してある──という事は、現在の言葉で言えば “ BL的な関係 ” だった様ですよ 」
マオ
「 げ……幻夢さん──、一体何処でそんな言葉を── 」
獅聖幻夢
「 TVの番組で紹介されていましたよ? 」
マオ
「 そ……そうなんだ…… 」
霄囹
「 男同士で❌❌❌するヤツだろ。
貴族や陰陽師にも普通に居たから今更だよな。
男同士だと子供が出来ないからな、溜まった●●●●を出すには丁度良い相手だったんだ。
独身の陰陽師が妻でもない女を孕ませたら、大問題だったしな 」
マオ
「 そういう卑猥な話は聞きたくない!! 」
霄囹
「 何言ってんだよ。
お前だって、セロフィートとしてるんだろ。
恥ずかしがるなよ 」
マオ
「 黙れよ、シュンシュン!!(////)」
獅聖幻夢
「 マオ殿,霄囹──、呪物に戻しましょう。
この呪物はマオ殿に憑いているモノとは無関係の様です。
次の呪物を待ちましょう 」
霄囹
「 そうだな。
この釘は僕が貰って良いよな? 」
獅聖幻夢
「 指,蟲,鼠,脳ミソはキノコンに喰べてもらいましょう 」
マオ
「 ………………これが当たりじゃなくて良かったよ…。
でもさ、何で心霊スポットなんかに隠されてるんだろうな? 」
獅聖幻夢
「 呪具,呪物の方が古いですから、隠した場所が心霊スポットとなっているだけですね。
呪具,呪物が澱みを引き寄せる原因となっているのです。
回収し、澱みが発生しない様にすれば、異形の溜まり場となったり、怪異が住み着いたりもしません 」
霄囹
「 心霊スポットは減らそうと思えば減らせるって事だな。
まぁ、異形や怪異にも居場所が必要だ。
人間の身勝手な都合で居場所を奪うのは可哀想だろ?
呪具,呪物を回収しても、澱みはそのままにしてあるんだ 」
マオ
「 そうなんだ?
異形や怪異の居場所か──。
確かにそうだよな。
居場所を奪われて失ったら、動物みたいに餌を探し求めて、人間社会に踏み込んで来て悪さをするかも知れないもんな 」
霄囹
「 そういう事だ 」
獅聖幻夢
「 霄囹の場合は、式隸を調達する為に心霊スポットを残している方が好都合なだけでしょう 」
霄囹
「 うぐっ………… 」
シュンシュンの本音を幻夢さんは、お見通しみたいだな。
マオ
「 式隸にするのも程々にしてやれよ?
特に善良な異形や怪異は式隸にしない様にさ── 」
霄囹
「 フン!
そんなの僕の勝手だろ?
弱者は強者巻かれて生きるもんだ 」
獅聖幻夢
「 今回はこれにて御開きですね 」
マオ
「 うん。
幻夢さん、付き合ってくれて有り難う 」
獅聖幻夢
「 とんでもありません。
何時でも気軽に頼ってください 」
マオ
「 個展の準備があるのに御免ね…… 」
獅聖幻夢
「 個展の準備は〈 器人形 〉がしてくれていますから、私は暇なのです。
新作の水彩画も描き終えてますし 」
マオ
「 水彩画の個展を開いちゃうくらい人気者になるなんて吃驚だよ 」
獅聖幻夢
「 誰かさんが勝手に人目に触れる様な事をしてくれたお蔭で、周りが騒がしくて仕方無いです 」
霄囹
「 なっ、何だよ!
一寸SMSに上げただけだろうが!
僕だってあんなに話題になってバズるなんて思ってなかったんだ!
僕は悪くないぞ! 」
マオ
「 シュンシュン……。
幻夢さんに黙ってSMSに上げたのは良くないだろ…… 」
霄囹
「 別に良いじゃないかよ、個展でガッポリ出来るんだからさ!
切っ掛けを作った僕に感謝してほしいくらいだね! 」
マオ
「 シュンシュン、反省ぇ~~ 」
霄囹
「 煩い!(////)」
獅聖幻夢
「 折角ですし、これから外食しませんか? 」
マオ
「 うん、良いね!
もうすぐ15時になるし、何か食べたいよ 」
霄囹
「 僕も行くぞ!
僕も外食したい気分なんだ(////)」
獅聖幻夢
「 霄囹の分は支払いませんよ。
自己負担してください 」
霄囹
「 僕に対して酷くないか! 」
獅聖幻夢
「 何故私が霄囹に奢らなければいけませんか?
冗談は寝言だけにしてください。
マオ殿、行きましょう 」
マオ
「 その前に着替えた方が良いよね 」
霄囹
「 コラ!
僕を無視するなよ! 」
マオ
「 シュンシュンも着替えたら玄関に集合な?
シュンシュンの分はオレが払うから安心しろって 」
霄囹
「 マオ……(////)
僕を置いて先に行くなよ!! 」
マオ
「 ちゃんと待ってるよ 」
獅聖幻夢
「 良かったですね、霄囹── 」
霄囹
「 おい、何で殺気を込めた目で僕を睨むんだよ…… 」
獅聖幻夢
「 胸に手を当てて考えてみてはどうでしょう? 」
幻夢さんは外食にシュンシュンが同行するのが嫌みたいだ。
シュンシュンの事を嫌ってるみたいだし──。
オレが間に入って2人が喧嘩しない様にしないとだな。
責任重大だぞ!!
外出着に着替える為にランチルームを出て行ったシュンシュンと幻夢さんを見送ったオレは、玄関で待つ事にした。
◎ 変更しました。
春舂霄囹 ─→ 霄囹