⭕ 今後の方針
──*──*──*── 1階・居間
セロフィート
「 玄武さんと弓弦さんは今後どうします? 」
絲腥玄武
「 うむ、我は囲碁のプロを目指そうと思う。
本因坊とやらになる気だ 」
厳蒔弓弦
「 私も同じだ。
私の棋力で何処まで行けるのか試してみたからな 」
春舂 霄囹
「 お前等は2人揃ってジジ臭いな!
僕は囲碁はしないぞ!
陰陽師として活躍する!
マオは──、どうすんだ? 」
マオ
「 オレはセロの手伝いをするよ。
朝食は此方で食べたり彼方で食べたりするかな 」
厳蒔弓弦
「 セロは何をするんだ? 」
セロフィート
「 県外に本屋があります。
本屋へ通い、働きます 」
厳蒔弓弦
「 ほんや?? 」
マオ
「 本を販売する店だよ。
家族だから買わなくて良いし、沢山あるから読み放題だよ!
囲碁関連の本も揃ってると思う 」
厳蒔弓弦
「 それは楽しみだな。
私も本屋へ行ってみたい 」
絲腥玄武
「 ≪ 日本国 ≫の囲碁を知る為に書物を読むのも良いな。
セロの本屋で読書に勤しむとしよう 」
厳蒔弓弦
「 それは良いな 」
セロフィート
「 プロを目指すなら、注目を集めましょう 」
マオ
「 注目を集めるって? 」
セロフィート
「 30前の大人がプロや本因坊になっても大した話題になりません。
どうせなら子供の姿でプロになり本因坊になってしまいましょう 」
絲腥玄武
「 子供の姿か?
ふむ、面白いかも知れぬな。
弓弦、どうだ?
子供の姿で囲碁界を掻き回してみるか? 」
厳蒔弓弦
「 玄武、悪い顔をしているな 」
セロフィート
「 二卵性双生児にしましょう 」
絲腥玄武
「 にだんそうせーじ??
何だ、それは? 」
セロフィート
「 似ていない双子の事です。
玄武さんと弓弦さんは、似ていない双子として過ごしてください 」
厳蒔弓弦
「 似ていない双子か… 」
セロフィート
「 子供の身体に慣れる迄は大変かも知れません。
外出する時は護衛兼マネージャーに〈 器人形 〉を付かせます。
困った時は遠慮せず頼ってください 」
マオ
「 子供の姿で生活するのは良いけどさ、何歳にするんだ? 」
セロフィート
「 10歳にしましょう。
小学4年生です。
来週は4月、入学式が始まります 」
マオ
「 玄武さんと弓弦さんが小学校に通うのか? 」
セロフィート
「 通いません。
普段は大人の姿で過ごせます。
子供の姿で過ごしても良いですけど、外出すれば御巡りさんに補導されます 」
マオ
「 昼間は学校で勉強してる時間だもんな~~ 」
絲腥玄武
「 大人と子供の姿になれるのか。
それは中々便利だな 」
厳蒔弓弦
「 外出する時は大人の姿で、対局する時だけ子供の姿になれば良いか。
確かに便利だ 」
セロフィート
「 玄武さんと弓弦さんの個人スポンサーは、兄のワタシがなります。
企業スポンサーは《 セロッタ商会 》です。
《 セロッタ商会 》のマスコットキャラクター、セロカ君を宣伝してください 」
マオ
「 セロカ君を囲碁界にも進出させる気かよ 」
セロフィート
「 ふふふ。
最終的には囲碁界を乗っ取ってしまいましょう♪ 」
マオ
「 止めろよ~~! 」
セロフィート
「 冗談です♪
霄囹さんにも護衛兼マネージャーの〈 器人形 〉を付けます。
スケジュール管理は〈 器人形 〉に一任してもらいます 」
春舂 霄囹
「 は?
まねーじゃー??
すけじゅーる??
何だよ、それは! 」
セロフィート
「 折角ですし、陰陽師として活躍する霄囹さんにはTV出演もしてもらいましょう。
オカルト系──特に心霊系路線で売り出しましょう 」
春舂 霄囹
「 おい、何の話だよ? 」
セロフィート
「 霄囹さんの個人スポンサーも兄のワタシがします。
企業スポンサーも《 セロッタ商会 》がします。
公共の電波を使ってセロカ君の認知度を上げて広めてください 」
春舂 霄囹
「 セロフィート!
勝手に決めるなよ! 」
セロフィート
「 強力な後ろ楯がないと有名になれません。
直ぐに潰されてしまいます。
霄囹さんを “ 陰陽師アイドル ” として売り出します。
頑張って有名になって、ガッポリしてください♪ 」
春舂 霄囹
「 お……陰陽師あいどる──って、何だよ!? 」
セロフィート
「 家族構成はこうしましょう。
《 セロッタ商会 》を受け継いだ長男のワタシ、21歳。
兄のワタシが趣味で始めた本屋で働く次男のマオ、16歳。
生まれながらに陰陽師の素質を持った3男の霄囹さんは中学を卒業した15歳。
囲碁にハマっている二卵性双生児──双子の兄で4男の玄武さん、10歳。
双子の弟で5男の弓弦さん、10歳──。
どうです? 」
絲腥玄武
「 我は構わない。
男ばかりの兄弟だな 」
厳蒔弓弦
「 私もそれで良い。
セロが後ろ楯になってくれるなら安心だな 」
マオ
「 シュンシュン、嫌かも知れないけど、先ずは業界に慣れる迄はセロに助けてもらえよ 」
春舂 霄囹
「 分かったよ…。
但し、陰陽師の仕事もをちゃんと入れろよ! 」
セロフィート
「 任せてください 」
セロを中心に今後の方針みたいなのを決めた。
セロは予め、色々と考えていたみたいだ。
玄武さんと弓弦さんは4月の入学式が終わる迄は、此方の生活に慣れながら、セロの本屋で読書に勤しむ事にしたらしい。
セロフィート
「 戸籍,住民票等、必要になる書類は全てワタシが用意します。
安心して生活してください 」
何時もの様に〈 テフ 〉を構成するんだろうな。
本体:キノコン
「 セロ様──、バーベキューの準備が終わりましたエリ。
お肉も野菜
セロフィート
「 そうですか。
昼
マオ
「 賛成! 」
久し振りのバーベキューじゃないのか?
よぉ~~し、沢山食べるぞ♪♪♪