⭕ 禁じられた❌❌❌ 9
マオ
「 ──と言う訳で、もしかしたらあの民家が関係してるかも──なんちゃって?? 」
霄囹
「 『 なんちゃって 』じゃないだろ!
何で疑問系なんだよ! 」
マオ
「 だってさ、可能性が “ 有るかも知れない ” ってだけだし…… 」
セロフィート
「 マオ──、君に憑いている “ それ ” は、5日以上も前に憑いている事を忘れてます。
民家に関しては無関係ではないでしょう 」
マオ
「 えっ?!
やっぱり民家と事務所内の不可解な現象には繋がりが有るんだ!? 」
セロフィート
「 マオに憑いている “ それ ” が民家で起きていた事を投影しているのでしょう 」
マオ
「 投影??
どゆことだよ? 」
セロフィート
「 マオから “ それ ” を引き離す日は、当分来そうにないですね 」
マオ
「 えぇ~~~~!! 」
セロフィート
「 今夜は県外のファミレスには行けませんでした。
明日から行きますよ 」
マオ
「 そうだったな…… 」
玄武
「 セロ──、マオの肩から頭に掛けて群がっている赤い蝶が民家で起きた出来事を “ 投影している ” とはどういう事だ? 」
獅聖幻夢
「 そうですね。
マオ殿の両足に絡んでいる数十匹の蒼い蛇が民家で起きた出来事を “ 投影している ” とはどういう事なのでしょう? 」
弓弦
「 私には黒い靄がマオの腰に巻き付いている様に見えているが──、黒い靄が “ 投影 ” をするだろうか? 」
霄囹
「 本当に3人共、マオに憑いてるモノが見えてるみたいだな。
僕には見えてないってのに、3人が見えてる姿が違うのは何でだ? 」
セロフィート
「 見える姿がや見える不可解な現象が異なるのは、1人1人が “ 悟る ” 事が違うからです。
相手に依って見える姿が異なるのは至って普通の事です。
不安がる必要はないです 」
霄囹
「 なら、マオに憑いている奴が見えない僕は “ 悟る ” 必要が無いって事だな! 」
セロフィート
「 そうなります。
〈 久遠実成 〉と意思の疎通が出来ない以上、悟りようが無いので放置する事になります 」
マオ
「 放置かぁ。
それも仕方無いよな。
≪ 島国 ≫には〈 皇 〉は立たないんだもんな。
〈 皇 〉が居なきゃ、神の遣いから祝福を与えられないから、〈 久遠実成 〉と意思の疎通が出来る能力を授かれないもんな……。
≪ 島国 ≫には〈 皇 〉の代わりに〈 当来佛 〉が人間の身体を藉りて出現するんだよな。
セロが滞在してる間は〈 当来佛 〉は産まれないらしいけどさ 」
霄囹
「 何だよ、それ。
詰んでるじゃないか 」
セロフィート
「 マオに憑いている “ それ ” は置いといて── 」
マオ
「 置かないでくれよぉ!! 」
セロフィート
「 事務所の敷地内を供養します 」
獅聖幻夢
「 供養ですか? 」
セロフィート
「 はい♪
供養をすれば不可解な現象も消えます 」
霄囹
「 セロフィート、それは本当だろうな!?
供養なんかで解決するのかよ 」
セロフィート
「 “ なんか ” とは随分ですね。
霊観の弱い者が行う供養は形式的なモノですし、効果は薄いですけど全くしないよりはマシです 」
マオ
「 そう言えば、〈 久遠実成 〉に作られたセロには霊観が無いんだったよな 」
セロフィート
「 ワタシと “ 魂の契約 ” をしたマオにも霊観は無いですよ。
マオの眷属となった幻夢 さん,霄囹さん,玄武さん,弓弦さんからも霊観は無くなりました 」
霄囹
「 霊観が無くなった?
どういう事だよ 」
セロフィート
「 霊観を感受する佛性が消えた──という事です。
不老不死となった代わりに〈 久遠実成 〉との意思の疎通が出来なくなった──というだけです 」
霄囹
「 ──って事は、僕等は “ 悟れない ” って事かよ? 」
セロフィート
「 はい♪
そういう事になります。
形而上的な原因に関して、気にしなくて良い立場になりました。
形而下的な原因を探り、対処すれば良いです。
今回の形而下的な対処方法は “ 供養をする ” です 」
玄武
「 供養と言うが、陰陽師の行う供養と何が違うのだ? 」
獅聖幻夢
「 セロフィート殿も霊供養をされるのですか? 」
セロフィート
「 霊供養とは異なります。
ワタシが行うのは、別の≪ 島国 ≫にて人身を藉
その時代の水準に合わせて〈 当
〈 当
最後に出現された時
──これが今回の供養でワタシが使う儀式用経典です。
当時の≪ 島
獅聖幻夢
「 随分と薄いのですね 」
セロフィート
「 供養用ですし 」
玄武
「 セロ──、何
セロフィート
「 〈 当
当時は正しい教えを説
高度な佛教理論である大
〈 当
玄武
「 五
その≪ 島
セロフィート
「 劫
何
当時の信仰は、形而下一辺倒の科学万能でした。
科学技術の長
それが原因となり世の中は汚
簡単に言えば、人類による自業自得ですね 」
霄囹
「 慢心した人間の思い上がりが原因か。
結局は人間なんだな。
この≪ 島
≪ 日
悪用する輩
玄武
「 神
故郷に比べると目に見えぬ異形,怪異,霊的存在が実在していても認めたがらぬ人間は多い様
獅聖幻夢
「 それは私も感じています。
明らかな被害に遭っていたとしても必要以上に否定したがる傾向が有る様
口
弓弦
「 それなら私も有る。
年配者や権力者に多く見られ行動だな 」
玄武
「 うむ。
余程、他
霄囹
「 おい、口
僕は1度も聞いてないぞ!
それに僕は貰った事がない!! 」
玄武
「 今、初めて話したからな 」
弓弦
「 そう言えば話してなかったな…… 」
獅聖幻夢
「 態
個人から個人へ支払われるチップと思っていてください 」
霄囹
「 思えるかよ!! 」
マオ
「 良
玄
口
霄囹
「 マオ──、お前みたいな馬鹿い御人好しが主
マオ
「 誰が “ 馬鹿な御人好し ” だよぉ! 」
玄武
「 ははは。
仲
セロ、〈 当
獅聖幻夢
「 それは私も気になります。
現在も存在しているなら是非とも行ってみたいです 」
弓弦
「 そうだな。
〈 当
霄囹
「 僕だって見てみたいぞ!
神
マオ
「 乗っ取られてはないと思うけどな~~。
神
セロフィート
「 残念ですけど、その≪ 島
霄囹
「 おぃおぃ、〈 当
新生活文化運動ってのをしながら汚
何
獅聖幻夢
「 確
セロフィート殿
セロフィート
「 〈 当
寿命を迎え亡くなった後
霄囹
「 その教
マオ
「 シュンシュン、目が輝いてるぞ~~ 」
セロフィート
「 教
17代目の 教
地震大国でしたからね、良
教
≪ 島
その反動で今
その≪ 島
それだけの事を仕出かしていた──という事です 」
玄武
「 ≪ 小
セロフィート
「 他
90m
獅聖幻夢
「 セロフィート殿
セロフィート
「 神
玄武
「 生き残りは居
セロフィート
「 90m
弓弦
「 内乱か……。
≪ 島
玄武
「 我
科学技術が進歩し発展していた時代の内乱ならば、内乱のレベルとやらも異なるのだろうな 」
獅聖幻夢
「( …………………………………………生み出した呪
霄囹
「 内乱か──。
懐
僕も何
マオ
「 何
霄囹
「 自慢して何
内乱なんて早
繊細でセンスが問われるんだぞ! 」
マオ
「 内乱が繊細でセンスが必要なんて初耳だよ…… 」
霄囹
「 マオ、内乱を起こしたくなった時
内乱の火種を撒き散らしてやるからさ! 」
マオ
「 遠慮しとくぅ~~~~ 」
霄囹
「 遠慮するなよ。
マオらしくないぞ★ 」
マオ
「 シュンシュンはオレの何
セロフィート
「 心
良
マオ
「 喜べないからな! 」
玄武
「 内乱は兎も角、生き残りが1人も残ってないならば、弘めた教えも意味が無いのではないか? 」
セロフィート
「 それはないです。
〈 当
完全に消えて無くなりはしません。
この様
ワタシならば〈 テ
文章も簡単に大陸語へ変換する事が出来ます。
弘め様
しないだけです 」
獅聖幻夢
「 セロフィート殿
セロフィート
「 霊
佛教は哲学であり、科学であり、学問です。
佛教を実践し、体験するには霊
唯の霊
霊
霊
教えを学び心
獅聖幻夢
「 難
セロフィート
「 下
私利私欲,私腹を肥やす為に神
弓弦
「 それは困るな。
罰
霄囹
「 宗教なんて金儲けに1番適
宗教を悪用して稼いでない僕を褒めろよ、マオ! 」
マオ
「 陰陽道も陰陽術も陰陽師も神道の一種なんだろ?
宗教じゃんかよ。
ボロ儲けしといて良
霄囹
「 役に立ってるだろが!
断じて悪用してないぞ 」
玄武
「 無報酬ならであろう 」
弓弦
「 そうだな。
商売として利用している時点で悪用しているな 」
獅聖幻夢
「 所長、今からでも無報酬で依頼を受けますか? 」
霄囹
「 無報酬で依頼を受ける訳ないだろが!
罰
僕はこ
マオ
「 シュンシュンもブレないなぁ~~ 」
◎ 訂正しました。
眷属 ─→ 眷族