表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
167/433

⭕ 少年陰陽師★平安幻想異聞録 82


 画面は切り替わって、ししとう屋敷の居間。

 居間には亡くなってしまったけいせんさん以外の全員集合している。

 重たい空気が漂っている。


 それもその筈か。

 非戦要員ではあったものの、占い師だったけいせんさんは大切な仲間の1人だった。

 実際のけいせんさんは妖怪だった訳だから、戦えない人間じゃなかったけど──。


 げんるいさんの育ての親で、陰陽師の師匠でもあったけいせんさん。

 げんるいさんと旧知の仲であるさいさんは(てん)(がん)(つう)けいせんさんの事を知っていたかも知れない。

 もしかしたら正体すらも──。


 主人公シュンシュンは現代世界に帰る為だけに必死だった。

 “ ときわたりの妖怪 ” の情報や手掛かりをさぐる為に主人公シュンシュンは、“ ときわたりの妖怪 ” の情報を知る各妖怪のそうだいしょう達に囲碁勝負を挑んだ。

 情報を聞き出すだけなら問題はなかったんだろう。

 だけど、これはハードモード。


 主人公シュンシュンは “ ときわたりの妖怪 ” の情報を聞き出す為に各そうだいしょう達のしんめいを奪いしきれいにしてしまった。

 たしかに主人公シュンシュンていると思う。


 だけど、それはハードモードの所為だ。

 断じてオレの所為じゃない!!

 だけど、これはプレイヤー側の都合だ。

 画面の中のキャラクター達には通用しないだろう。


 現代世界へ戻って、裏切ってめやがった陰陽師達に復讐して、させて、ざまぁする為に主人公シュンシュンは頑張っている。

 その為にじつに多くの犠牲を払ってた。

 迷惑も掛けただろう。


 だけど──、められない。

 主人公シュンシュンは現代じんであって、平安じんじゃない。

 主人公シュンシュンは平安時代の生活には慣れる事は出来ても、平安じんにはなれないだろう。

 平安じんとしてきるのは無理があると思う。

 結局は本人の覚悟の問題なんだろうと思うけどな。


 主人公シュンシュンる全員から見放されても1人で現代世界へ帰る為に奮闘するだろう。

 強い式神がるし、しきれいる。

 なんとか “ ときわたりの妖怪 ” を見付け出すだろう。


 「 この中で1番の戦力である妖魔王殿どのは、この先は予定のでしょう? 」とさいさんの台詞。


 「 どうもこうもワタシはあるじに従うのみ。

   ワタシはあるじしきれいだ。

   しんめいを奪われた以上、あるじを裏切る事はない。

   ワタシはあるじの味方であり続ける 」と左横に座る主人公シュンシュンに熱い視線を送りながら妖魔王の台詞。


 そう言えば妖魔王の性愛度もMAXマックスだったよな。

 裏切らず、味方でてくれるのはがたい。

 妖魔王から危害を加えられる心配も無さそうだ。

 貞操の危険は有りそうだけどな?


 「 あるじしきれいとなっているほかそうだいしょう達もワタシと同様の思いだろう。

   あるじを裏切るならワタシがあるじの代わりに始末しよう。

   あるじは心配しなくていからな 」と熱い視線を主人公シュンシュンに送りながら妖魔王の台詞。


 「 しゅんには心づよい味方が多いようなによりです。

   しゅんですか。

   しょうじきな気持ちを教えてください 」とさいさんの台詞。


 主人公シュンシュンの思いは変わらなかった。

 主人公シュンシュンなになんでも現代世界へ帰る為に “ ときわたりの妖怪 ” の手掛かりをさがす事を宣言した。

 主人公シュンシュンは本気だ。

 本気の思いをしょうじきき出して伝えた。


 「 しゅんの思いをみなに共有出来ましたね。

   さて、みなか 」とさいさんの台詞。


 ゆみさんは以外にも今迄どおり、変わらず主人公シュンシュンの手伝いをしてくれるらしい。

 主人公シュンシュンが未成年だから──って()ゆう()ではなさそうだ。

 性愛度がMAXマックスだからか?

 性別反転した主人公シュンシュンに子供を産んでもらうからか??

 分からないな……。


 まいはやも夫のしゅう主人公シュンシュンに協力してくれるようだ。

 いんさんもトトメスも協力してくれる。

 やっぱり性愛度がMAXマックスだからかも知れないな。


 ちなみにさいさんは、性別反転した主人公シュンシュンゆみさんと結婚して、夫婦になって、跡取りの子供を産んで、子孫を残せば好きにしても構わないみたいだ。

 「 ワタシの子も産んでくださいね 」ってさいさんの目が言ってる。


 けいになった主人公シュンシュンに協力してくれるみたいだ。

 じゃあ、げんるいさんは──。


 「 “ ときわたりの妖怪 ” の羽根を使って居場所をさぐるのだったな。

   母にも出来た事なら私にも出来るだろう。

   陰陽術でも占いをする 」とげんるいさんの台詞。


 「 げんるいさん……。

   どうして僕に協力してくれるの? 」と遠慮がちに主人公シュンシュンの台詞。


 「 私はしゅん殿どのの弟子だからな。

   弟子は師匠を助けるものだろう。

   母のようく出来るかは分からないが、挑戦してみたい 」とげんるいさんからの以外な台詞。


 「 がとう、げんるいさん(////)」と嬉しそうに主人公シュンシュンの台詞。


 「 しゅん殿どのとの結婚はゆみ殿どのに譲りはするが、私の子も産んでほしい。

   3人は欲しいな 」と笑顔でげんるいさんの台詞。


 「 ………………ゆみに相談したい…… 」と笑顔を引き吊らせながら主人公シュンシュンの台詞。


 「 私は構わないぞ。

   家族が増えるのはい事だしな。

   妖怪王ぬらりひょんきゅうきつねの血とのうりきを受け継ぐ子供が産まれるのだろう?

   孫が産まれればけいせん殿どのも喜ぶのではないか? 」と笑顔でゆみさんの台詞。


 賛成したら駄目なはなしをしてるのに平安貴族はほんに性に対して奔放過ぎるな!

 現代世界では絶対に反対されて揉めるはなしだってのに……。


 「 それならじんぞくの血とのうりきを受け継いだ子供が産まれてもいよね! 」とはやの台詞。


 「 是非とも蟲師ののうりょくを受け継いだ子供も産んでください、しょうれい殿どの 」としゅうさんの台詞。


 もうめてくれぇ~~!!

 全員と子作りしたあとでしか現代世界に帰れなくなるじゃないかよ!

 とし取ってから現代世界に帰りたくないな~~。


マオキノ

「 マオ様、主人公がモテモテですエリ。

  性愛ルートの醍醐味ですエリ~~ 」


マオ

「 醍醐味なんて味わいたくないんだけどな~~ 」


 なにはともあれ全員が賛成してくれてかった。

 流石は主人公シュンシュンに御都合主義な世界ゲームだ。

 がたいな。


 “ ときわたりの妖怪 ” を捜索する件は、げんるいさんに丸投げしてさそうだ。


マオ

げんるいさんが “ ときわたりの妖怪 ” の居場所を見付けてくれる迄、なにしてようかな? 」


マオキノ

「 求婚してくれるキャラクター達と親睦を深めてくださいませエリ★ 」


マオ

だよ…… 」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ