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⭕ 少年陰陽師★平安幻想異聞録 77


 That's(ザッツ)──、ミ・ナ・ゴ・ロ・シ~~~~ぃ♥️


 ボス戦は主人公シュンシュン達の勝利で幕をじた。

 トトメスの同種族は人間の手に依って全滅した。


 なんだよ、この展開?!

 人類の味方を人類自身で倒しちゃったよ!!

 これってヤバくないか?!


マオ

「 マオキノ──、ほんにコレでかったのかよ?

  こんなあとあじの悪い結末でいのか…… 」


マオキノ

「 マオ様、死体から4枚の翼を剥ぎ取って回収してくださいませエリ。

  妖魔王への献上品に使いますエリ 」


マオ

「 は?

  献上品??

  翼を剥ぎ取る?? 」


マオキノ

「 献上品を渡して妖魔王との距離を縮めますエリ。

  主人公に対する妖魔王の警戒心も薄まりますエリ 」


マオ

「 …………だろうな。

  妖魔王が出てるのを阻止していた人類の味方を “ 全滅させた人間だ ” って事をアピールする訳だしな~~ 」


 まさか、トトメスの同種族の死体から翼を剥ぎ取らないといけないとは……。

 トトメスがなくてかったな。

 トトメスに知られたら、とんでもなく揉めるかも知れないぞぉ~~。


 死体から4枚の翼を剥ぎ取る作業は式神に任せた。

 流石に仲間達にさせる訳にはいかないからな!


マオ

「 はぁ~~……これからか……。

  先が思いやられるなぁ~~ 」


マオキノ

「 めちゃんこワクワクしてましたエリ★ 」


マオ

「 ワクワクぅ~~。

  不安しかないだろ…… 」


 翼を剥ぎ取って回収し終わったら、妖魔王のダンジョンにはいる為のゲートにちかく。

 紫色と白色がざったような色がうずいている。


マオ

「 この先に妖魔王のに繋がるダンジョンが在るのか。

  メンバーの入れ替えをしないとだな 」


 オレはステータス画面を出して、戦闘に出すメンバーを入れ替える。

 主人公シュンシュンげんるいさんは残して、ゆみさんといんさん再び!

 御札の補充をして[ セーブ ]も済ませた。

 主人公シュンシュンを動かして、ゲートの中へはいった。


 妖魔王のダンジョン──。

 妖魔王のダンジョンも初めてだ。

 とことんハードモードにこだわってるみたいだ。

 妖魔王のダンジョンに出現する妖魔は、妖魔の森に出現する妖魔より強い。


 妖魔は群れてはないし、体力も高くはないけど、防御力が半端なく高い。

 倒すのがいくぶんか困難になっている。

 あんなに強くなったのに苦戦をいられるなんて、とんだハードモードだな!


 ダンジョンの中にはかキャンプ地が顕在する。

 此方こっちがたいんだけど、なんでキャンプが出来るようになってるんだろう??

 謎だけど、マオキノに聞いたら「 ゲームですエリ★ 」って言われそうだ。


 キャンプ地でキャンプをさせてもらって、一息く。

 おの(おの)きな事をしてくつろいでいる。

 敵陣の中だって事を忘れてないか?


 メンバー1人1人にはなしが出来るのは嬉しいけど……、油断をすると頬を赤らめたメンバー達から夜の御誘いを受けてしまう。

 とんだ発情期野郎どもが集まって困ったもんだ。

 うん…………性愛度をMAXマックスまで上げたオレの責任だぁ!!


 したら主人公シュンシュン VS() メンバー8名の9P乱行祭りに発展しそうでい。

 頼むから敵陣の中で主人公シュンシュンを襲わないでくれぇ!!


マオ

「 取り敢えず、間違いが起きても困らないように[ セーブ ]だけはしとこう… 」


マオキノ

「 マオ様、主人公がモテモテですエリ★

  で全員と親密さを深めてくださいませエリ 」


マオ

「 な、なにを言うんだよ、マオキノ!

  敵陣の中だぞ!

  メンバー全員と●●●●(パオパオ)しろって言うのかよ!?

  MAXマックスなのに必要ないだろ? 」


マオキノ

「 楽しまないですエリ? 」


マオ

「 楽しみたくないよ…。

  ゆみさんがるのにほかのメンバーと●●●●(パオパオ)なんか出来るかよ!! 」


マオキノ

「 今更ですエリ~~ 」


 オレをモデルにしてるとだけは絶対にパオパオをしたくない!!

 シュンシュンとオレがなかむつまじくパオパオするなんて冗談じゃないぞ!!

 気持ち悪いし、がする!!


 の性愛度だけは1ミリも上げたくなかったのに、MAXマックスになってるしぃ~~!!

 最悪だよ!!

 の性愛度を友情度に丸っと変えれないのかな?


 マオキノと話してるあいだにキャンプが終わって、キャンプ地を出発する。

 キャンプ地でキャンプをするのを8回も繰り返して、ようやくダンジョンの終わりが見えてた。


マオ

「 ダンジョンの中も長かったな~~。

  ようやく出られるのか…… 」


マオキノ

「 マオ様、ダンジョンを出たら妖魔王のりますエリ。

  住居不法侵入ざいますエリ 」


マオ

「 マオキノ、犯罪しゅうを匂わせる言い方はめてくれよ… 」


マオキノ

「 妖魔王のに出現する妖魔達は各妖怪のそうだいしょうクラスの強さですエリ 」


マオ

「 はぁ?!

  そうだいしょうクラスの妖魔が山程るって事かよ?

  嘘だろ!!

  どんだけプレイヤー泣かせなんだよ!!

  悪意だ……悪意のオンパレードじゃないか!! 」


マオキノ

「 主人公はつるに守られますエリ。

  主人公がきてる限り全滅しませんエリ。

  かは倒せますエリ 」


マオ

かじゃ、駄目なんだよ!!

  どうすりゃいんだよ……。

  さいさんがてくれるから属性や弱点が分かるから多少は有利に戦えるけどさ…… 」


マオキノ

「 根気ですエリ~~★ 」


マオ

「 前途多難だな。

  ゲームなのにぃ~~ 」


 [ セーブ ]をしてから妖魔王のダンジョンを出ようとしたら、ダンジョンボスが出現した。

 ダンジョンボスが出るなんて聞いてないんだけど!?

 [ セーブ ]しといてかった~~!!


マオ

「 マオキノ、なんでダンジョンボスが現れる事を黙ってたんだよ 」


マオキノ

「 ウッカりんりん丸でしたエリ★ 」


マオ

「 可愛く言うなんてずるいぞ、マオキノぉ!

  悪い子ちゃんめぇ 」


  可愛いから許しちゃうけどなぁ~~♥️


マオキノ

「 マオ様、とっとと倒して先に進みましょうエリ 」


マオ

「 そうだな…… 」


 先ずは手強そうなダンジョンボスを倒さないとだ。

 戦闘に時間ばかり掛かるから、マジでなんとかしたい。

 なんとかならないもんかな……。


 絶好調な主人公シュンシュンの式神が大活躍してくれるお蔭で、なんとかダンジョンボスを倒せそうだ。

 ゆみさん,いんさん,げんるいさんも頑張ってくれている。

 

 えっ、主人公シュンシュンなにしてるのかって?

 御札を使って式神のパラメーターを強化してるんだ。

 つるちゃんがなければ、戦闘中は式神に指示を出して終わるだけらしい。


 だけど、つるちゃんがてくれる恩恵なのか、指示を出したあと主人公シュンシュンは行動が出来る。

 がたい恩恵だよな。

 仲間のパラメーター上げはげんるいさんに丸投げ出来るし、なにに助かっている。


 指示しを出さないと式神は攻撃してくれないし、こういう操り人形的な感じは好きじゃないんだけど、敵味方区別せず攻撃されても困る。

 召喚した以上、指示出しははずせない。


 式神を召喚しないで、主人公シュンシュンが法術で戦う事も出来るけど──、戦闘では苦戦するんだろうな~~。

 しきれいにしたそうだいしょうを召喚して戦わせる事も出来る。

 だけど、しきれいを召喚してしまうと、主人公シュンシュンが秘密にしている事が知られてしまうんだよな~~。


 ゲームの主人公シュンシュンは、妖怪の(しん)(めい)を奪って、しきれいに出来る。

 こんな事を仲間達には知られたくない。

 だけど、妖魔王に囲碁で勝てたら主人公シュンシュンは間違いなく、仲間達の前で妖魔王の(しん)(めい)を奪ってしきれいにするだろう。


 そのとき主人公シュンシュンが隠している事が知られてしまう。

 それは仕方無いかも知れないな。

 ドン引きされたりしてな~~。

 あはははは…………。


 で──、ダンジョンボスはなんとか無事に倒す事が出来た。

 ダンジョンボスを倒すと、丸い球体があらわれた。

 まるでダンジョンボスの体内でまもられていたみたいに感じる。

 またまた感にさいなまれた。


 なんでハードモードはプレイヤーの心をえぐってり減らす事に尽力してんだよ。

 いろ(いろ)と間違えてるだろう!!

 どんどん主人公シュンシュンわるものになってる気がするぅ~~。


マオキノ

「 マオ様、“ 次元の歪み ” ですエリ。

  この “ 次元の歪み ” にはいれば、妖魔王のですエリ 」


マオ

「 いよいよか──。

  まで長かったな……。

  だ先は長いけど、もう人踏んりだな! 」


 オレはコントローラーを握りなおして、背筋をピンッと伸ばした。

 方向キーを押して、ドット絵の主人公シュンシュンを動かして、“ 次元の歪み ” の中へはいった。

◎ 訂正しました。

  トトメスの銅種族 ─→ トトメスの同種族

  頬を明らめたメンバー達 ─→ 頬を赤らめたメンバー達

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