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⭕ 少年陰陽師★平安幻想異聞録 50


 画面が切り替わって、かとる部屋の前。

 主人公シュンシュンが部屋の中へはいる。


 「 ──しゅんれいっ!?

   …………あっ…(////)」とバツの悪そうにかとの台詞。


 部屋にはいって主人公シュンシュンを見てそうだ。

 しゅんれいが戻ってたのかと思った訳か。


 「 待ちびとじゃなくて残念だったね。

   ──手遅れだったよ 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 え……手遅れ?

   それは…どういう意味よ! 」と取り乱すかとの台詞。


 「 にょうぼうみずも父親の客人達もきみの友人になった女陰陽師も──、ものわれてしまっていたよ 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 う……嘘を言わないで!

   そんな事あるわけが── 」と両目に涙を溜めて否定するかとの台詞。


 「 嘘じゃないさ。

   ほら──、ちゃんと証拠を持っててやったぞ。

   2体のものを退治したんだ。

   ものから解放された父親と母親の首だ。

   そして──、大広間の隅で死んでた女陰陽師の首だ 」と3つの生首をかとの前に転がしながら主人公シュンシュンの台詞。


 「 い……いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

   母上ぇ~~、父上ぇ~~、しゅんれい~~~~!! 」と生首を見て泣き叫ぶかとの台詞。


 「 依頼どおり、きみうれいを晴らしてあげたよ。

   嬉しいだろ。

   うれいは晴れたかい? 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 ……………………。

   アタシは……これから…どうすれば…… 」としゅんれいの生首を胸に抱いて涙を流しながらかとの台詞。


 「 もういだろう?

   被害者ごっこはめようじゃないか 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 え…………なにを言ってるの? 」と意外そうな顔で主人公シュンシュンを見上げながらかとの台詞。


 「 ほかの陰陽師は騙せても僕は騙せなかった──って事さ。

   僕は特別な陰陽師だからねぇ。

   きみの妖術は効かないんだ 」と自慢主人公シュンシュンの台詞。


 「 よう…じゅつ……??

   なにを言ってるの??

   アタシは人間よ…。

   妖怪なんかじゃないわ!!

   ものと一緒にしないでよ!!

   貴方、失礼だわ!! 」といかりと敵意を主人公シュンシュンに向けながらかとの台詞。


 「 芝居はいよ。

   お前、ものそうだいしょうだろ。

   僕には分かるのさ。

   僕は、お前に囲碁勝負を挑む。

   僕が勝ったら、お前のしんめいを教えろ。

   お前が勝ったら──、僕を好きにすればいさ。

   煮るなり焼くなりべるなりね!

   好きなだけ卵を産み付けてもいし、身体からだを乗っ取ってもいぞ。

   どうだ、僕の囲碁勝負を受けろ 」と上から目線で偉そうに主人公シュンシュンの台詞。


 「 ……………………いだろう。

   陰陽師よ、お前の囲碁勝負を受けてやろう 」とかとの声とは明らかに違うこわいろかとの台詞。


 「 そうなくっちゃねぇ。

   始めようか── 」と自信まん(まん)主人公シュンシュンの台詞。


 主人公シュンシュンかとの容姿をしているものそうたいしょうとの囲碁勝負が始まった!!


マオ

「 …………まさか、かとものそうたいしょうだったなんてな~~。

  でもさ、なん主人公シュンシュンかとの正体が分かったんだ?

  そんな描写はにも無かっただろ? 」


 オレは画面を見ながら黒石を打つ場所にカーソルを動かす。

 カーソルは方向キーで動かして移動させる事が出来る。

 置きたい場所にカーソルを持って行ったら、Aボタンを押せば黒石を打てるようになっているんだ。


マオキノ

「 式隷にしたものが教えましたエリ。

  2体のものかとから産まれた子供ですエリ。

  屋敷内で働いていたにょうぼうみずを乗っ取っていたのもかとの子供でしたエリ 」


マオ

「 マオキノぉ~~、知ってたんじゃないかよぉ! 」


マオキノ

「 ネタバレしないように頑張りましたエリ 」


マオ

ものそうたいしょうは、紫陽花のひめぎみと呼ばれていたかとだった……。

  でもさ、主人公シュンシュンかととガッツリと●●●●(パオパオ)をしてたよな?

  その前には “ いけない大人の玩具おもちゃセット ” を使って遊んでたみたいだし。

  その時点でなんで気付かなかったんだ?? 」


マオキノ

「 マオ様、ゲームの矛盾にツッコのは三流ですエリ。

  矛盾も楽しんで一流になってくださいませエリ 」


マオ

「 普通に気になるじゃんか… 」


マオキノ

身体からだは人間ですエリ。

  なんの問題なく●●●●(パオパオ)を出来ますエリ。

  但し、人間の●●(パオン)では妊娠はしませんエリ。

  気の済むまで好きなだけかとの中に出せますエリ★ 」


マオ

「 ………………へぇ……そうなんだ…… 」


マオキノ

「 マオ様、囲碁の決着が付きますエリ。

  主人公の圧勝ですエリ。

  見事な指導碁ですエリ 」


マオ

「 ははは……。

  づるさんみたいには勝てないな~~ 」


マオキノ

「 ドンマイ★ですエリ。

  マオ様にはマオ様の勝ち方がありますエリ 」


マオ

「 マオキノ……、がとな~~ 」


 囲碁勝負に勝利した主人公シュンシュンかとからしんめいを教えてもらう。

 当然のようかとの名前を奪うと、式隷にしやがった。

 そのあとは本来の目的でもある “ ときわたりの妖怪 ” に関する情報を聞き出す。

 やってる事は完全に悪役だよ…。


 「 これで残すそうたいしょうは鵺だけか。

   おい、鵺はに行けば会えるんだ? 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 ………………鵺の居場所は知らん。

   ほかそうだいしょう達に聞いても居場所は知らんだろう 」とかとの台詞。


 「 仕方無い。

   また占ってもらうか。

   ところで、お前はかとに取りいているんだ?

   かとたましいが融合しているじゃないか 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 ……このむすめは……ワレを助けてくれた恩人なのだ。

   誤って池に落ちたワレを小さな手で掬い上げ、助けてくれた…。

   このむすめが10歳を迎えると、夜な夜な父親が部屋を訪ねてては、じつむすめを犯すのだ。

   むすめは幼いがゆえに知識もなく、自分がされている事の意味を知らず──、父親の相手をさせられていた。

   ある日、むすめは屋敷内を1人で遊んでたいた。

   声の聞こえる方へ向かったむすめは、両親の情事をしている場面を見てしまったのだ。

   自分が父親にされている事を母親もされている事を知り、むすめはショックを受け、心に大きな傷をった。

   そのむすめは父親が部屋にる前に部屋から抜け出し、庭の池に身を投げたのだ。

   ワレはむすめ身体からだに取りむすめを助けた。

   むすめの部屋へた父親を襲い、部下──ワレの子供を取りかせたのだ。

   それからワレはむすめの記憶を封じてやり、むすめを生かしていた── 」とかとの台詞。


 「 ふぅん?

   お前に記憶を封じられたかとは、もの生活に戻ったが、父親が母親を襲い、らおうとした場面を見てしまったんだな。

  2年間、かとは苦しんでいた訳か… 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 200年だ。

   かとが、父親に母親が襲われている光景を見た日から、200年は経っている。

   200年も経てばかとたましいがワレと融合してしまうのは仕方の無い事だ。

   かとなにも知らぬ…… 」とかとの台詞。


 「 そうか。

   この屋敷は、お前の妖術で持たせているんだな 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 にも── 」とかとの台詞。


 「 この屋敷は丁度いな。

   し、お前には引き続き、この屋敷の管理を任せる。

   僕の式隷が連れてる人間の世話をしろ。

   入浴させ、食事を与え、しっかり睡眠を取らせ、健康体にしてやれ。

   てんへの手土産にする男達だ。

   勿論、出来るよな? 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 心して受けよう、ワレのあるじよ 」とかとの台詞。


 「 この依頼は解決だな。

   そとから見付からないように結界でも張っとくか 」と主人公シュンシュンの台詞。


 主人公シュンシュンは屋敷全体に結界を張るとゆみさんを探す為に式神を放った。


マオ

「 マオキノ、屋敷をゲットしちゃったな!

  主人公シュンシュンの奴、てんの手土産に人間の男を連れてくみたいな事を言ってたぞ!

  式隷にさらわせる気なんだな… 」


マオキノ

「 屋敷を買わなくて済みましたエリ。

  屋敷を管理する妖怪も式隷に出来ましたエリ。

  トントン拍子に進んでますエリ 」


マオ

「 そうだな。

  かとに取りいてるもの主人公シュンシュンの事をあるじって認めてくれてるみたいだし、協力的でかった 」


マオキノ

「 これからは好きなときかとへ会いに行けるようになりますエリ。

  “ いけない大人の玩具おもちゃセット ” で遊べる数少ない稀少な相手ですエリ。

  妊娠もしないので避妊する必要もないですエリ 」 


マオ

「 ………………オレはそんなゲスい目的でかとには会わないからな!!

  それにしてもさ、このはなしを持ってさいさんへの謎が深まっちゃったんだけど??

  (てん)(がん)(つう)だっけ?

  アレで見えてたって事かな?

  かととも顔見知りみたいだったし… 」


マオキノ

「 ボクには分かりせんエリ~~ 」


マオ

「 怪しいな~~。

  ほんは知ってるんじゃないのか~~? 」


マオキノ

「 マオ様、ゆみの居場所が分かったみたいですエリ。

  主人公を動かしてくださいませエリ 」


マオ

「 そうだった!

  ゆみさんは無事かな?

  主人公シュンシュンの式隷に襲われてなければいけど! 」


 道案内をしてくれる式神のあとを追う為にドット絵の主人公シュンシュンを動かす。

 主人公シュンシュンが本邸の方へ移動すると、広い庭の地面に3人の死体が血を流して転がっていた。

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