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⭕ 少年陰陽師★平安幻想異聞録 41


 晴れて(?)師弟関係になった主人公シュンシュンげんるいさんは──、だかげんるいさんの寝室へ直行すると仲良くパオパオした。

 結局しちゃうのかよ!!


 で──、2人のパオパオタイムが終わると仲良くひるはいった。

 ひるを終えると主人公シュンシュンげんるいさんの屋敷を出て、占い師から教わった南へ向かったんだ。


 屋敷を出る前に主人公シュンシュンげんるいさんは、抱擁を交わしながら長くて濃厚なチ●ウをしていた。

 主人公シュンシュンぉ~~~~、養父のさいさんともだろぉ~~!!

 とんでもない節操なしな主人公になっちゃったな、シュンシュン~~~~!!


 ミラーボールの映像を見たのは、ほんじつ2度目です!!

 今日きょうなんかい見る事になるんだかな~~。

 今回のパオパオで主人公シュンシュンげんるいさんとも性愛ルートにはいった事になる。

 事実上の3股だぁ~~~~!!


マオ

「 …………ゆみさん……怒らないかな……。

  留守中に養父のさいさんと養父の囲碁友のげんるいさんと浮気しちゃってさ…… 」


マオキノ

「 マオ様、これはゲームですエリ。

  浮気じゃなくて、親睦を深めている “ だけ ” ですエリ 」


マオ

「 “ だけ ” を強調し過ぎぃ~~ 」


弓弦

「 ………………いろ(いろ)と問題作の詰まったゲームだな? 」


マオ

「 相手が男ばっかりってのが心をえぐるよ……。

  オレは占い師さんと仲良くなりたい!! 」


弓弦

「 それはつるが許さないのではなかったか? 」


マオキノ

ハードモード(性愛ルート)は上級者向けに作られてますエリ★ 」


弓弦

「 南に行けばみずうみが有るのだったな。

  先へ進めないようだが、どうするんだ? 」


マオ

ほんだね。

  先へ行こうとしても “ ブブー ” っておとが出て先に進めないや 」


マオキノ

「 《 南地区 》にある退魔仲介所で依頼を受ければ行けますエリ 」


マオ

「 あっ、そっか!

  《 南地区 》にも退魔仲介所があるんだ!

  よし、みずうみに行ける依頼を探そう! 」


 という訳で、主人公シュンシュンを《 南地区 》にある退魔仲介所へ移動させた。

 退魔仲介所の中へはいって依頼を物色する。


マオ

みずうみ周辺の依頼って無いな~~。

  手当たり次第に1つずつ依頼を解決して行くしかないのかな? 」


マオキノ

「 そうなりますエリ。

  4件の依頼が解決して達成されると新しい依頼が追加されますエリ。

  地道な作業ですエリ 」


マオ

「 頑張るか~~ 」


 という訳で、主人公シュンシュンは退魔仲介所に上がっている依頼を1件ずつ受けて解決させる事にした。











 長かった。

 17件目で漸く目当ての場所きんぺんの依頼が上がってた!

 この依頼を受けたら、南にあるみずうみにも行けるようになる!!

 依頼を受けてさま≪ 平安京 ≫を出ると、ドット絵の主人公シュンシュン地図マップの南へ移動させた。

 ドット絵の主人公シュンシュン地図マップの上をトコトコと歩く。


 南側には大きなみずうみがあって、みずうみの後ろには森が広がっている。

 森は「 ブブー 」ってなるから先へは行けないみたいだ。

 みずうみきんぺんにある≪ 里 ≫の中へはいる。

 退魔仲介所へ移動して手続きを済ませたら、里人に情報収集を始めた。






 面倒な情報収集とミニゲームもづるさんとキノコンの協力でなんとか終わらせる事が出来た。

 依頼をパパっと解決させて、主人公シュンシュンをメインのみずうみへ向かわせた。


マオ

「 …………………なんかさぁ……みずうみの水だけど、ばっちくない?

  河童かっぱって綺麗な水の中で生きてるんじゃないの?? 」


弓弦

たしかに画面に出ている絵を見る限り、御世辞も綺麗とは言えないな… 」


マオキノ

「 マオ様,づる様、これは河童かっぱそうだいしょうが妖術を使って見せている幻覚ですエリ。

  美しいみずうみを人間によごされたり、ちかけさせない為に幻覚を見せて惑わせてますエリ。

  妖怪の知恵ですエリ 」


マオ

「 へ、へぇ……。

  そんな便利な妖術が有るんだな~~。

  人間から大事なすみまもる為に工夫してるんだな 」


弓弦

そうだいしょうならではのまもり方だな 」


マオ

「 幻覚で見た目がきたないみずうみだけど、本来は綺麗な…………綺麗な…………綺麗………………ゴポゴポしてるのが見えるけどぉ!! 」


マオキノ

「 マオ様、これはゲームですエリ。

  “ 河童かっぱなりきりセット ” を着用するのは主人公であってマオ様ではありませんエリ。

  見た目がきたないみずうみの中へはいるのも主人公であってマオ様ではありませんエリ。

  気を強く持ってくださいませエリ 」


マオ

「 ……いや、だけど…………そうなんだけど………… 」


弓弦

「 マオ──、落ち着いて深呼吸だ。

  ふんどし姿になるのはマオではないぞ 」


マオ

「 分かってる……けどぉ~~~~!!

  主人公シュンシュンはオレの分身みたいなもんで──!!

  だから…………だから…… 」


マオキノ

「 マオ様、主人公に引き摺られちゃってますエリ 」


弓弦

「 マオ、主人公は私が代わりに動かそう。

  アイテム欄とやらから “ 河童かっぱなりきりセット ” を選択すればいのだろう? 」


マオキノ

「 マオ様、コントローラーをづる様に、お渡ししましょうエリ 」


マオ

「 マオキノ…… 」


マオキノ

「 マオ様はスイーツを食べて気持ちを落ち着けてくださいませエリ。

  冷蔵庫から出しますエリ 」


 という訳で、オレはコントローラーを手離してづるさんにバトンタッチした。

 テーブルの上にはマオキノが冷蔵庫から出したスイーツが綺麗に並べられる。

 オレとバトンタッチしたづるさんはアイテム欄から “ 河童かっぱなりきりセット ” を出して、主人公シュンシュンに装着させると、見た目のきたないみずうみの中に躊躇ためらいもせず主人公シュンシュンを突入させた。


 いやぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!!!!

 オレの分身がぁぁぁ~~~~!!

 づるさんの鬼ぃぃぃぃぃ~~~~!!!!


 画面はみずうみの中に切り替わった。

 水の中は嘘みたいに綺麗だ。

 “ 河童かっぱなりきりセット ” を装着した姿の主人公シュンシュンみずうみそこを目指して泳ぐ。

 暫く泳いでいると淡く緑色に光る場所が現れた。


マオキノ

そうだいしょうすみですエリ 」


弓弦

はいるぞ 」


 主人公シュンシュンづるさんに動かされて淡く緑色に光る場所の中へはいって行った。

 “ 河童かっぱなりきりセット ” を装着したふんどし姿の主人公シュンシュンが水から上がって洞窟の奥を目指して歩く。

 とんだ変態野郎だよ、シュンシュン!!

 そんな格好で現代を歩いてたら完全に職質対象だし、秒で通報されちゃう姿だよ!!


 洞窟の奥には沢山の河童かっぱて、新座者の主人公シュンシュンに注目している。

 怪し過ぎる格好だから仕方無いよな…。

 ちゃんと河童かっぱのかも怪しいし、不安なんだよな~~。


 大勢の河童かっぱ達に注目されながら、主人公シュンシュン河童かっぱそうだいしょうの前に立ちはだかる。


 「 貴方が河童かっぱそうだいしょうか?

   僕と囲碁で勝負してほしい。

   勿論、受けてくれるよな? 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 ほほぅ?

   人間が妖怪に囲碁勝負を挑むか?

   身の程知らずとはく言ったものだ。

   じつに面白い。

   受けて立とう。

   挑戦者よ、お前の望みを聞いてやろう 」と河童かっぱそうだいしょうの台詞。


 「 僕の望みか。

   僕が勝ったら、貴方のしんめいを教えてもらおう 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 しんめいだと?

   人間が妖怪のしんめいを知ってどうする? 」と河童かっぱそうだいしょうの台詞。


 「 僕が負けたららうのだろう?

   しんめいを教えるぐらいなんだよ。

   まさか──、河童かっぱそうだいしょうは囲碁が弱いのか?

   人間ごときに負けると思ってくれているのか? 」と主人公シュンシュンの台詞。


 「 そうだいしょうであるワシが、人間の小わっぱに負けるだとぉ?

   馬鹿を言うでないぞ!!

   小僧、ぐに投了させてやる。

   後悔するがい! 」と河童かっぱそうだいしょうの台詞。


 「 貴方のしんめいを教えてもらおう! 」と主人公シュンシュンの台詞。


 主人公シュンシュンは “ ときわたりの妖怪 ” に関する情報じゃなくて、河童かっぱそうだいしょうしんめいなんかを聞いてって──あっ、そうか!

 しんめいを奪って、式隷にしてからコキ使う気なんだ!

 名前を奪った妖怪から妖術を奪って、自分の陰陽術として使える──って裏設定もあったし!


 迄もゲスい主人公なんだよ、シュンシュン……。

 河童かっぱそうだいしょうを式隷にして、どうするんだろう……。

 河童かっぱの大群に≪ 平安京 ≫を襲わせる気だったりして??

 ………………しないよな??


弓弦

「 この河童かっぱそうだいしょうは──、木野下プロにているな。

  木野下プロは顔だけなのか──、囲碁の棋力もているのか──。

  楽しめるといんだがな… 」


 河童かっぱそうだいしょう VS() 主人公シュンシュンの対局が始まった。

 河童かっぱそうだいしょうCOMコンピューターだけど、主人公シュンシュンとして打つのは現役本因坊のづるさんだ。

 河童かっぱそうだいしょうは “ 人間の小僧が相手だから ” って理由でハンデを付けてくれた。

 主人公シュンシュンは黒石で先行だ。


弓弦

「 さて──、指導碁で投了させるとしようか 」


マオ

「 プロ棋士にてる相手に指導碁しちゃうんだ? 」


弓弦

「 大会では指導碁で勝つのはルール違反になるからな。

  指導碁で負かせてみたいんだ 」


マオ

「 そ……そうなんだね… 」


マオキノ

「 弱い相手に指導碁しか打てないマオ様はルール違反で失格になっちゃいますエリ 」


マオ

「 た、たしかにぃ~~ 」






 づるさんは宣言どおり、河童かっぱそうだいしょうとの対局を指導碁で勝利した。

 まさに見事な圧勝。


マオ

「 す、すげぇ…… 」


マオキノ

「 見事な秒殺ですエリ 」


弓弦

「 木野下プロの棋力だけではなく、細かい癖も忠実に再現されていた。

  凄いな… 」


マオ

「 5手しか打ってないのに分かるもんなの? 」


弓弦

「 そうだな。

  棋譜を見れば大体の事は分かってしまうな。

  棋譜を見ながら並べていると相手の癖だけでなく弱点も分かるんだ 」


マオ

「 へ、へぇ……。

  棋譜って怖いね…… 」


弓弦

「 これならほかの妖怪との対局も楽しめそうだな 」


マオ

「 5手しか打ってないのに楽しいの?? 」


弓弦

「 陣地取りだからな。

  く攻めれば最大の防御になる。

  守る事も大事だが守ってばかりでは、陣地を取りに行けない。

  囲碁は思い切りが必要だ 」


マオキノ

づる様は5手とも攻めてますエリ 」


マオ

なにはともあれ通報されちゃう変態容姿の主人公シュンシュンが勝ててかった。

  河童かっぱそうだいしょうも絶対に負けたくない相手に負けちゃって……お気の毒だよな… 」


弓弦

「 姿の事にはれないでやろう… 」


 対局に勝利した主人公シュンシュンは約束どおり、河童かっぱそうだいしょうからしんめいを教えて貰えた。

 主人公シュンシュンは持ち前のゲスさを全開にして、河童かっぱそうだいしょうから名前を奪うと、陰陽術を発動させた。

 河童かっぱそうだいしょうも油断をしていたのかも知れない。

 強引に、無理矢理に、強制的に、理不尽に、力ずくで──、主人公シュンシュンあっなくくだされてしまった。

 主人公シュンシュンは見事に河童かっぱそうだいしょうを式隷にする事に成功したんだ。


 主人公シュンシュンは早速、河童かっぱそうだいしょうから妖術を奪い、自分の陰陽術にしてしまった。

 ゲス過ぎるぅ~~~~。

 名前を奪われて、妖術まで奪われて、式隷にされてさ、河童かっぱそうだいしょうのプライドや威厳がズタボロじゃないかよ…。

 「 人間の小僧 」と呼んで意気がってたのに、心を折られて可哀想に思えてた。


 「 はっはっはっはっはっ!

   このイカれた不審人物を絵にいたような姿に油断したな!

   僕は稀代の陰陽師・しゅんしょうしょうれいだ!!

   僕の名前を心に刻んで一生涯、僕の為に尽くせ!! 」


 主人公シュンシュンは式隷にした河童かっぱそうだいしょうから “ ときわたりの妖怪 ” に関する情報を喋らせた。

 ハードモード(性愛ルート)って、毎回こんな感じで “ ときわたりの妖怪 ” の情報をゲットする事になるのかな??

 カオスぅ~~~~。


 妖怪視点なら完全に悪役だよ、シュンシュン!!

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