✒ 少年陰陽師★平安幻想異聞録 34
◎ サブタイトルを変更しました。
ドット絵の弓嘉さんを方向キーとAボタンを駆使して、ゴロツキ共をバッタバッタと倒す。
こんな形で弓嘉さんを動かしたくなかったな~~。
グーワンパンでゴロツキ共を倒しちゃう弓嘉さんがおっかない。
ゲームだから、有りだとは思うけどさ──。
青いゲージが溜まってBボタンを押すと、シュンシュンの手助けが入る。
呪符を使ってゴロツキの妨害をしてくれたり、霊符を使って弓嘉さんの体力を回復させてくれたり、護符を使って弓嘉さんを一時的に無敵にしてくれたりするんだ。
ランダムだけどな~~。
まるで2人の共同作業みたいに見える。
弓嘉さんと主人公の関係は “ ラブラブ ” って事で良いのかな?
シュンシュンの手助けが入るから何とか無事にストリートファイトに勝利する事が出来た!
左右の親指が痛いよ!!
マオ
「 全く……。
なんてミニゲームなんだよ…。
指を酷使するミニゲームなんて入れるなよな!! 」
100名のゴロツキを相手にしたストリートファイトに勝利する事が出来たのに、ゴロツキ共は未だ諦めない。
弓嘉さんと主人公にコテンパンにされたってのに諦める気はないみたいだ。
しつこいゴロツキ共だな~~。
未だ絡まれるのかよ──って思っていると声が聞こえた。
この声をオレは知ってる。
中盤で登場する検非違使の声だ。
性愛ルートだと、検非違使の登場シーンは違うみたいだ。
「 ──お前等ぁ!
何してるんだ!
また喧嘩を吹っ掛けて悪さしてるのか!! 」って言いながらオレが──じゃなくて、検非違使が現れた!!
声はオレじゃないけど、イラストはオレ似だな~~。
検非違使が登場するとゴロツキ共は蜘蛛の子を散らす様に検非違使の前から去って行った。
「 全く……。
ちっとも懲りない奴等だな…。
また捕まえて臭くて不味い飯を食わしてやらないとだな!
えぇと──大丈夫だったか?
怪我とかさせられてないか? 」とオレ似の検非違使が心配そうに声を掛けてくれる。
オレがオレ似の検非違使と会話するとか変な感じだ。
何度見ても慣れないや…。
画面の中では主人公と弓嘉さんが検非違使に御礼を言っている。
中々和やかなシーンだ。
どうやら検非違使は友人の元へ向かっている最中だった様だ。
ゴロツキ共に絡まれていた弓弦さんとオレ──じゃなくて、弓嘉さんと主人公を目撃した人達が、態々見掛けた検非違使を呼んでくれたらしい。
検非違使は主人公と弓嘉さんがゴロツキ共に絡まれない様にと友人の屋敷に招待してくれた。
この検非違使の友人ってのが、囲碁の指南役なんだよな。
何を隠そう、オレ似の検非違使の友人が玄武さん似の愿縲さんだ。
愿縲さんは弓嘉さんの異母兄・獅東彩志さんの囲碁友で指南役でもある。
鯔のつまり、愿縲さんが獅東彩志さんと両想いでラブラブしてる相手なのかも知れない。
現実で例えると玄武さんと玄武さん似の獅聖幻夢がラブラブしてる感じになるのかな??
一寸不思議な光景かも知れない。
検非違使に案内されるまま囲碁指南役の愿縲さんの屋敷に到着した。
主人公と弓嘉さんは検非違使の紹介で愿縲さんと初めましての御対面を果たした。
陰陽師と貴族に無実の汚名を着せられて、陰陽師嫌いと貴族嫌いが悪化して人見知りになっちゃた愿縲さんは、ハンサムなイケてる男だ。
う~~ん…………、玄武さんより美化されてる??
因みに声もイケボってヤツで、ずっと聞いてたいと思っちゃう。
検非違使と愿縲さんの会話が続く。
会話の内容や口調を聞いてると友人なだけあって仲良しみたいだ。
検非違使は陰陽師でもないし、貴族でもないからな~~。
それに検非違使は人懐っこくて取っ付き易いタイプみたいだ。
主人公と弓嘉さんも囲碁が打てると知って、愿縲さんは嬉しそうだ。
屋敷の中に上がらせてもらい、囲碁を打つ事になった。
先ずは弓嘉さんと愿縲さんの対局が始まった。
プレイヤーのオレは対局の決着が付くまで何もしないで良いから楽だ。
ゲームの弓嘉さんは囲碁の腕が強くないみたいだ。
獅東彩志さんとの対局でも負けるし、愿縲さんとの対局でも負けちゃった。
因みにだけど、検非違使の囲碁の腕は──壊滅的だった。
オレ似のくせして、囲碁の腕が弱いって何だよ~~!!
愿縲さんには「 素質はある 」とか「 鍛え甲斐がある 」って言われてる。
おぃ~~~~検非違使の棋力は幾つなんだよぉ!!
いよいよ主人公と愿縲さんの対局だ。
主人公はハンデを貰って黒石だ。
プレイヤーのオレが主人公として囲碁を打つ。
この対局には──勝っちゃうかも知れないな~~。
んで──、愿縲さんとの対局で勝利したのは当然の如くオレ──じゃなくて、主人公だ。
愿縲さんは強かったけど、オレでも勝ててしまうぐらい、玄武さんより全然弱い。
弓弦さんより弱かった。
初めての対局だってのに、愿縲さんには指導碁で勝ってしまった。
ゲーム的にはヤバい展開になるんじゃ──。
実際には愿縲さんとの対局で、主人公は棋力が低くて負けてしまう予定になっている筈だ。
検非違使との対局には余裕で勝てても、弓嘉さんとの対局では負ける予定になっている筈だ。
獅東彩志さんに勝っちゃったから、弓嘉さんにも余裕で勝てる程、主人公の棋力は高いんだ。
勝ったらいけない対局に勝ってしまった主人公に対する愿縲さんの反応が気になるぅ~~!!
指導碁で愿縲さんに勝ってしまった主人公は、愿縲さんにライバル視されてしまったみたいだ。
愿縲さんって囲碁の指南役だから、生徒には指導碁で打ってるんだよな?
囲碁友で生徒の獅東彩志さんにも指導碁を打ってるのかは分からない。
獅東彩志さんの棋力は弓嘉さんより高い。
愿縲さんの棋力は弓嘉さんを負かせるぐらい余裕で高い。
弓嘉さんは異母兄・獅東彩志さんと指南役の愿縲さんに余裕で負けてしまう弓嘉さんも、流石に検非違使には余裕で勝てるぐらい棋力は強い。
弓嘉さんは指導碁で愿縲さんに負けた。
獅東彩志さんに負け慣れてるのか落ち込んではないみたいだ。
囲碁は打てるけど、あまり好きではないみたいかな?
愿縲さんにライバル視されてしまったオレ──じゃなくて主人公は、愿縲さんとずっと囲碁対局をする羽目になった。
愿縲さんとの対局から解放されるには、どうやら対局で負けるしかないらしい。
態と負けないといけないのか……。
ちゃんと負けれないと囲碁対局ループから解放されないなんて──、制作者側の悪意を感じるぅぅ~~~~!!!!