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正疑のヒーローと悪役代行  作者: 『    』
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開花

先ほどの謎の物体が降ってきて二十分が経過した。授業は一時中断、その後すぐに先生が教室を出た。多分緊急会議でも行われたのだろう、そして教室では相変わらずパニックが続いている。

恐怖と焦りでおどおどしている人、あれがなんなのか興味を持っている人、また授業がなくなった。と喜んでいるバカもいる。

私は二割の恐怖と八割の興味で心の中はいっぱいだった。そんな混沌に包まれた教室で私に声を掛けて来た人がいた。

「氷花はこの状況どう思う?私はとても怖いんだけど……」杏ちゃんはこういう時はビビるんだと、また一つ知ることができた。

「とりあえず皆さん焦らずついてきてください!」と先生が声を出した。

しかしクラスのみんなはなぜそんなに焦っているのか、混沌に包まれていた教室は先生の一声でみんな先生のほうを向いた。正直私もあんなに声を張る先生を初めて見た。間髪入れずに先生が言う。

「とりあえず先ほど何が起きたのかについて説明はできません!しかしまた何かが降ってくると危ないので五キロ先の避難所に行くことになりました。」そう言って先生はみなを並ばせ教室から出ていく。

下駄箱に着いたころ、先ほどの謎の物体に変化がおきていた。先ほどまでは卵だったかのように中から何かが出てきた。

皆が足を止めてみていたのを覚えている。私も確かに止めていた。何が出てくるのか?

宇宙人、もしくは新たな生物なのか?と期待もしていたがそれは違った。あれは皆が想像するような化け物そのものだった。

恐怖と見た目の嫌悪感などの感情に包まれていた。

「こ、これは現実なのか?」とつい言葉を発してしまうが、それは化け物の咆哮で現実であることを知らされてしまったのだ。

化け物は周りをまるでなめまわすように見ている。

「何あれ…」

「氷花ちゃん……逃げたほうがよさそうじゃない?」

無理だ、足が動かない。足がすくんでいるんだろう映画でしか見たことがなかったが本当に動かないものだな…

そんなことを考えいる間に化け物は止まってくれるわけもなく、周りを見渡している。

そして獲物を見つけたの。一直線に向かってくるではないか。

みんなが焦り、一斉に逃げ惑う。

私も逃げないとなしかし焦りで脳がまともに機能しない。

どこに逃げる?あの化け物は何?杏ちゃんはどこに行った?

焦りが目立つ。

「ア、アハハ」頭がおかしくなりそうだ。普段ならもっと賢い考えが浮かんだんだろうか、くそが!もう私は死ぬのだろうか、何かほかに思いつかないのかと思考を巡らせる。だがもうほかに何も思いつかなかった。

もう化け物との距離もかなり近くなっている。もう…無理だな。口調も気づけば汚くなっている。せめて眼だけは瞑って消え去ろう。

あぁ結局は見下していたクラスメイトと同じ私もバカだったんだな……さようなら最後は『退屈』ではなかったが、あっけなかったな…

ドーモ『    』です。

今回は高梨夜衣についてのちょっとした情報です。

まず彼女は夜型で、何されても余裕のある人が嫌いな性格をしています。

なぜそうなってしまったのかは……後々語る時が来るかもなんで内緒にしておきます。

そしてなんですが、彼女の一番好きな食べ物はゴーヤチャンプルで週に一回は食べるほど好きなんだとか、最後になりましたが彼女の詳細は…またいずれ書くかも。

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