主人公技能系解説
おまけその4です。技とかは全部書いてるつもりですが、漏れがあるかも……。
・お品書き
1.半年前のステータス
2.特殊技能
3.今世のスキル
4.戦撃
5.魔術
6.魔法
7.限定解放能力
半年前の修行開始前のステータス
名前 メルシュナーダ 種族:アジャースカイファルク
Lv.19 状態:普通
生命力:21026/21026
総魔力: 4160/4160
攻撃力; 4493
防御力: 1544
魔法力: 2110
魔抗力: 1518
敏捷力:12314
種族スキル
羽ばたく[+飛翔・嵐の力・カマイタチ・射出・急降下・風靡]・つつく[+貫通力強化]・鷲づかみ[+握撃]・空の息吹[+蒼気・蒼気硬化・排熱機構]・闘心炉
特殊スキル
魂源輪廻[+限定解放(鬼・吸血鬼・呪人・普人)]・人化
称号
輪廻から外れた者・魂の封印・格上殺し・穢れ払い・踏破越到
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・特殊技能解説
『魂源輪廻』
主人公が無限にも等しい転生を繰り返す原因になっているスキル。気づけば持っていた。
前世の能力を引き出すことが出来るのだが、今世ではなぜか上手く使えず能力が制限されている。
『戦撃』
主人公が最初の人生で普遍的に普及していた技術。闘気を対価として、世界システムの力を借りて放つ技。
主人公は自分の世界のルールだったために『戦撃』を使うことが出来るが、そうでないものは世界のシステムに接続する適正と技能が必要になるため、教えても使用はできない。
攻撃の「型」を定めることで自由度を度外視して、威力と速度の爆上げをコンセプトにした技術形態。「構え」ることで技を引き出して、半ば自動的に攻撃する。
攻撃の終わりまでが一定の動作として定められているため、一度技を発動してしまえば簡単には止められない反面、通常とは比べ物にならない威力と速度で攻撃を繰り出す。
「構え」を成立させるために僅かなタメが必要で、戦撃を発動し終わった後にも硬直がある。途中で技を止めるにはかなりのリスクを負う必要があり容易には出来ない。攻撃を外してしまうと技の間は無防備になる。連撃技なら全部終わるまで隙だらけ。武器が壊れる等して、技が失敗してしまえば本来の技の発動時間分無防備になる。
技によって習得と発動に条件があり、強いものほど敷居が高い。
当たれば強力な反面扱いが難しい面もある。いわば必殺技のような立ち位置にある技。間違ってもバカスカ打つようなものではないし、適当に打っても当たらない。
作中で主人公がほとんど外さないのはこれまでの経験あってのもの。
全ての戦撃は世界のシステムに記録されており、通常の戦撃は技量が伴えば全て知ることが出来る。唯一例外はオリジナルの戦撃で、作り出した本人と受け継いだ相手しか使うことができない。戦撃の登録は特殊な手法が必要で、さらに天才が人生全てを捧げて一つ認めさせることだできるかどうかという領域。
『闘気』
自らの生命力と魔力を呼吸と共に練り上げることで生成される、強いエネルギーを持った無色透明なオーラのようなもの。実は生命力と魔力だけで無く、呼吸の際に空気中に存在する魔素を練り込んでいる。
生命が持つエネルギーに対して特殊な効果を持っており基本的に、自身の魔力とは同調し、他者の魔力は拒絶する性質を持つ。
『魔素』
魔法が存在する世界に普遍的に存在する魔力の元。魔力がガソリンとするなら、魔素は原油。呼吸と共に取り込むことで魔力に変換することが出来るが、一気に取り込みすぎると毒になる。
『魔力』
魔法を発動するために必要なエネルギー。火や水、雷など様々なものに変化したりする不思議なエネルギー。
『蒼気』
闘気とほとんど変わらないエネルギー。違いは色が蒼いことと、今世での主人公のスキルで補助されていること。補助がある分扱いやすいらしい。
『氣装纏鎧』
闘気を身にまとう技術。主人公が鳥になったことで、人とは違う肺の機能を十全に使いこなして今世で初めて可能になった技術。
人は酸素を肺に取り入れ二酸化炭素を吐き出すという呼吸をしているが、鳥は常に新鮮な酸素を肺に取り入れ続ける事が出来る。その特性を活かした。
闘気という強いエネルギーを身にまとうことで身体能力を強化する。蒼気になり強化率が跳ね上がってからはその分体に負荷がかかり、体に余分な熱がたまるようになった。その状態のまま長時間活動すると体から熱気が立ち上り熱暴走したような状態になる。運動効率が下がり、それどころか体調が悪化していき意識が朦朧とし始め最悪死ぬ。主人公が魔物だから生きていられたが常人なら死んでいる。
スキルの効果で蒼気が実体を持ったため、体を守る鎧のようにもなる。
『氣装纏武』
闘気を武器に込める技術。戦撃を発動するのと同じ要領で込める元から習得していた技術。武器の攻撃性能を飛躍的に高める。それだけでなく押し込めた闘気を解放することで巨大な武器の様に運用できる。
戦撃と同時に発動したときの範囲殲滅力は圧巻の一言。単体攻撃を巨大化させることで無理矢理範囲攻撃にする脳筋な技術でもある。
闘気を押し込めるという性質上、武器の耐久性を強く消耗するため量産品だと数回と持たずに壊れてしまう。
『闘気燃焼』
闘気に、生命力・魔力・魔素以外のエネルギーを焚べることでさらなる爆発力を得る技術。自身のエネルギーと同調する性質を利用し、無理矢理闘気に混ぜ込むため、総量は増すが純度が下がる。同時に体力もかなり消耗する。
これまでの前世で得た様々なエネルギー、マナ・チャクラ・プラーナ・etcをそれぞれの技術形態を習得することを諦めたことで発生した技術。これもひとえに主人公の才のなさ故。
今世では闘心炉というスキルで強化、補助されている。
『滑歩』
翼を活用した歩法、無拍子の一種。予備動作を無くして重心移動を誤認させ、地面を滑るようにぬるぬる動く。傍から見るとなんかキモい。結構難易度は高め。
重心をずらし、移動する速度を活かして翼で体を支えるため体が浮き、攻撃が軽くなる。
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・スキル解説
羽ばたく
バサッ!! バサッ!! しかしなにも起こらない!!
飛翔 [飛行→飛翔]
羽ばたくから派生。かなり速く飛べる。
嵐の力 [風の力→強風の力→嵐の力]
羽ばたくから派生。風を操る力。嵐の如き風を操れる。
カマイタチ
羽ばたくから派生。ものを切り裂く風を放つ。切断力はあまり高くない。
射出
羽ばたくから派生。そこそこの貫通力がある羽を打ち出す。打ち出せる量は本人の力量による。
急降下
羽ばたくから派生。地面に向かって移動する際、加速する。地面に脚を着けていても使える。
風靡
羽ばたくから派生。風の流れを読み、それを乗りこなすスキル。風を味方にできた証でもある。
つつく
鋭い嘴や爪などでつつく。痛い。
貫通力強化
つつくから派生。つつく際に貫通力が上がった。武器でもなぜか適応される。
鷲づかみ
脚や手でがっちり握りしめる。
握撃
鷲づかみから派生。鷲づかみする際、威力が上がる。痛い。
空の息吹
鳥に呼吸機能と人の呼吸技法が組み合わさった技術。スタミナが信じられないほど上がる。闘気の純度が上がる。
蒼気
空の息吹きから派生。無色透明の闘気が、空の息吹の効果で純度が上がり色が変わった状態。前は無理矢理発動して赤だったが、体質なのか蒼になった。
蒼気硬化
空の息吹きから派生。純粋なエネルギーであるはずの闘気に物理的な干渉力が発生。鋼鉄以上の硬度を誇るようになった。
排熱機構
空の息吹きから派生。人化時はもふもふの羽毛マフラー、鳥の時は2本の排熱管から体の中の熱を排出する。スタミナは残っていても熱によって体の動きが鈍っていたのが解消された。
闘心炉
闘気を生成する臓器。今までは技術としてやっていたが、この臓器が発生してからは呼吸するだけで闘気が生成されるようになった。空の息吹と合わせて戦闘時は、闘気の生成量は莫大に、純度もかなり上がった。
普段は生成モードだが、『闘気燃焼』発動に合わせて闘気を火種として他のエネルギーを焚べていく焚き火モードに移行する。
人化
人の姿に変化する。服は自動で生み出される。元の体と勝手が違うのでほとんどの魔物はこの技能を毛嫌いしている。使うのはごく一部のみ。
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・戦撃解説
格闘
【昇陽】
体を沈めてからのサマーソルトキック。
【降月】
背面跳びからのムーンサルトキック。
【側刀】
小太刀を抜き放つような蹴り。威力は少ないがコンパクトで素早い。
【廻芯戟】
体の芯を戟で貫くような鋭いローリングソバット。
【狼刈】
狼の強襲のような三連蹴り。
【崩鬼星】
紅蓮の鬼気を込めた、流れ星のように迫るドロップキック。
【奈落回し】:高速縦回転しながら敵に踵落としをする。遠心力のたっぷり乗った一撃は敵を容易に地に伏せさせるだろう
【鬼伐】
半身になって腰を落し、全力で地面を踏みしめてからの振り上げ足刀。タメが他に比べて長いのと移動しないのでリーチが短いのが弱点。威力は折り紙付きで、並みの魔物を真っ二つにする程。
【貪刻】
出が速い単発横蹴り。移動しないのでリーチが短い。強固な合金にさえ足跡を刻みつける威力。消費が激しい。
【牙沈衝耽】
高速八連蹴り。まるで上下から牙を沈め込まれたカのような衝撃に襲われる。全蹴りがほぼ同時に着弾。消耗がアホみたいにすごい。
【打衝】
拳を握っての単発突き。
【剛巌腑損】
徒手空拳の九連撃。拳の突きで一気に接近。その後回し蹴り、裏拳、膝蹴り、ヤクザキックと繋げ、更に三連撃後、強烈なソバットの衝撃で臓腑をかき回す。
槍
【一閃】
槍を両手にもって突きだす。
【魔喰牙】
片手に持った槍を後ろに構えて地面を蹴りつけ超高速の突進攻撃を行う。地面を蹴った次の瞬間にはすでに的の目の前に居るほどの速度。
【双爪】
左右からの二連続せ叩きつける。
【剛破槍】
体を捻って溜めた力をバネのように弾けさせ、全力で両手突きを叩き込む破城槌のごとき一撃。
【烈坑閃】
単純な六連突き。素早い突きは相手を穴だらけにする。
【是空】
一突きでほぼ同時に6回も突きを叩き込む。☆の中央と五頂点を穿つ六点同時攻撃。
【告死矛槍】
三連突き、薙ぎ払いと逆薙ぎ払いから、更に一回転して遠心力を乗せた薙ぎ、背後を叩きつけるようなすくい上げ、背後の穂先を前方に横から叩きつけ、両手突きからの体をねじり上げての突進片手突き。9連撃。
【上弦月】
前方180度薙ぎ払い。
【下弦月】
後方180度カウンターバックのなぎ払い。
【回舞】
舞うように一回転する広範囲の薙ぎ払い。
【回連舞】
舞うような薙ぎ払いを三回連続で繰り出す。
【乱莫】
三連。突き、薙ぎから、地を這うように接近しての突き上げ。
【炸乱莫】
六連。突き、左右薙ぎ払い、叩きつけ、地を這うように接近して突き上げ、体が浮いた相手をフルスイングで打ち砕く。
【銃苦】
敵を見据え全力で槍を投げる。
【鬼気壊々】
槍をバットの様に握り鬼気を解放してフルスイング。
【嵐統槍】
魔術『《緑嵐陣:呼応》』との合わせ技。頭上で槍を高速回転させ風を収束させ、さらに『氣装纏武』で押し込めた闘気を解放し、槍を擬似的に巨大化、さらなる暴風へと昇華させる。半身になり、槍の回転を後ろへ回した片手で維持。その背に嵐を引き連れ前方へ跳躍。
全霊で槍を突き出せば嵐の力は集約され、竜巻のような状態に移行しつつ前方の全てを抉り穿ちながら進む螺旋の槍となる。
発動には体力・魔力・闘気・集中力と多大な消耗を強いられるが山を消し飛ばすほどの貫通力と攻撃範囲を誇る大技。その分タイミングと場所を選ぶが、発動させれば戦況を一変させるだろう。
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魔術
・白陣 無属性系統の魔術
『狂言』 選択した対象に幻を貼り付け他からの認識をずらす。
『壁空』 透明な壁を作り出して攻撃を防ぐ。
『壁盾』 透明な盾を作り出して攻撃を防ぐ。
・双白陣 無属性系統・白陣を二つに重ねることで発動可能
『砲壊槌』 魔力をまとめてビームを打つ。比較的簡単で威力もある。
・白漂陣 無属性系統・五重
『偽・拒交神盾』 透明で強固な大盾を作り出す。とある天才が生み出した魔術を再現したもの。しかし効果は未だ本家のレベルに到達できてはいない。
・赤陣 火属性系統
《付加》 対象に火の力を付与する。
《かがり火》 火を生み出す。燃えるものがないとすぐに消えてしまう。
《火穿葬槍》 火でできた大きな槍を打ち出す。対象を焼き貫く。
《火鳥》 火で出来た鳥を生み出す。あらかじめ設定されたいくつかの命令に従って動く。
・赤炎陣 火属性系統・五重
《業炎魔槍》 塔のように巨大な炎の槍が打ち出される。任意で爆発可能。
・黄陣 雷属性系統
《誘岐連》 魔力を感知して枝分かれする一条の雷を放つ。
・黄雷陣 雷属性系統・五重
《樹雷殿》 魔力を感知して枝分かれする極太の雷。その様は巨大な木が枝葉を伸ばすよう。
・緑陣 風属性系統
《付加》 対象に風の力を付与する。
《旋風》 つむじかぜを起こして周囲のものを引き寄せる。
・緑嵐陣 風属性系統・五重
《呼応》 対象に嵐の力を付与する。
・紫陣 呪属性系統
《加速》 魔術陣を通り抜けたものを加速させる。効果時間は一瞬。
《連星》 対象を複製する。効果は永続しない。
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血葬魔法
《ブラッディ・スカー》 腕を振るって血の斬撃を発生させる。
《ディープ・ライン》 腕を振るって血の光線を発射する。
《リベリオン》 効果範囲の血から鋭い棘を無数に発生させる。
《ネイル・ゴア》 ひっかいた場所に血の爪を発生させる。
《薔薇九拿》:九本の棘鞭が対象を縛り上げる。かなりの血液量が必要。
《血界:α》 地面に撒いた血から巨大なトラバサミを発生させ、対象を挟む。
《血界:β》 地面に撒いた血から巨大な六角柱を突き出す。破壊力抜群。
《血界:Δ》 地面に撒いた血から三角錐の半透明の結界を生み出す。強度はそこそこ。
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・限定解放能力
鬼人族
・限定解放(鬼)
解放能力 [+頑強・剛力・鬼眼・鬼気]
「頑強」は体が頑丈になる能力。傷の治りが比較的早くなり、健康的でいられるようになる。状態異常と苦痛に強い耐性。
「剛力」は力が強くなる。普通の人間が木を殴ってへし折ることができるようになるくらいの上がり幅。
能力値には反映されない。攻撃力に関しては倍以上、防御力は5割増し程。固定値では無く割合。
「鬼眼」は意識して睨んだ相手の威圧と動体視力の強化の効果。威圧は彼我の戦力の差によって効果が変わる。相手の方が強い場合は挑発のような効果。動体視力強化の副次効果で思考速度も上がる。
「鬼気」は鬼の禍々しさを孕んだオーラを纏うことができるようになるスキル。任意で使うアクティブスキル。
発動には常に体力の消費が必要となり、「頑強」「剛力」「鬼眼」の効果を大きく押し上げる。オーラは体の一部の様な物であり、使いこなせれば形に指向性を与えることもできる。現在は体や武器に纏わせて攻撃範囲を広くしたり、威力を補強したりする程度。
吸血鬼
・限定解放(吸血鬼)
解放能力 [+夜の支配者:公爵級・血葬・高速再生・飛行適正・空間把握]
「夜の支配者:公爵級」夜の間全ての能力に補正が加わる。逆に日の下では弱体化。暗闇でも一定の効果がある。夜目の効果あり。
そして吸血鬼としての能力に公爵級としての補正が加算される。
「血葬」吸血関連能力。吸血によって全ての能力が上昇。増血効果あり。自分の血を操れる。血の匂いに敏感。朱殷色。
「高速再生」傷が速く治る。
「飛行適正」飛ぶのが得意。
「空間把握」自分を中心に一定範囲の事が見ていなくてもわかる。
呪人族
・限定解放(呪人)
解放能力 [+呪術適正・呪術耐性・占術・魔術適正]
「呪術適正」呪いや呪いを扱える。
「呪術耐性」呪術に耐性があるわけでなく、体調を悪くする魔法、魔術に耐性を持つ。薬などには耐性がない。
「占術」占いができる。
「魔術適正」魔術に適正。
普人種
・限定解放(普人)
解放能力 [+万融殷力・アイテムストレージ・???]
「万融殷力」 様々なエネルギーが溶け合った貯蔵庫。その総量はこれまでの前世の膨大な数に比例して目を見張るほど。使った分はゆっくり回復していく。
「アイテムストレージ」 ものを別空間にしまっておける。空間の広さ自体は無制限だが、重量制限が存在する。自分が持ち上げられる限界重量までの重さを完全に無効化し、それ以降は体へ負荷がかかるようになっている。理論上は自分が持ち上げられる重量の二倍を入れておける。動けるかは別。
「???」 登場をお楽しみに!!




