主要人物紹介
おまけその2です。
一部メタ視点を含むので注意。一部情報は未開示にしてます。
・メルシュナーダ
性別:女 種族:アジャースカイファルク
我らが主人公。無限にも思える転生を繰り返してきた。
槍を使う。
才なし、運なし、終わりなしと色々とない薄幸の少女。胸もない。
容姿は、鳥状態ならハヤブサがベースの姿で蒼い羽、バイクのマフラーのようなものが肩から二本一対生えている。一般男性の腰辺りまでの体高がある。
人状態なら、黒髪蒼眼。スレンダーな美少女。目はぱっちり、鼻筋は通っていて控えめ。童顔。かわいい。
髪型は長めのストレートで、側頭部辺りには翼のように見える不思議な癖毛がウサギの耳のように一対まとまっている。かわいい。進化して長めの蒼い羽毛マフラーを首に巻いている。
パルクナットで人化したての時はガチの幼女。ブルーファルクに進化後は小学生低学年くらい。
家に帰って進化後は小学生高学年くらい。半年後の現在は成長して14歳くらいの見た目。胸はない。無慈悲。
性格は基本的にヘタレ。争いは好まない穏和な性格。
一番最初の人生での家族を自分との比較対象にしていたせいで、強さにかなりの差があった為自己肯定感が低い。目の前で何度も大切な人を失い、それを自分の弱さのせいだと責めている。その経験から、失うことにかなりの抵抗感がある。自己肯定感がさらに低くなった。身内にゲロ甘。
大切なものが害された時、害されそうな時、自身を顧みないほどの全力を発揮する。
普段の行動に自己犠牲のきらいが強いのは、守れなかった時の後悔や悲しみは転生しても無くならないことと、自分が死んだところでまた次の人生が訪れるのに他者は一度しかないのが理由。理由の大半を占める。何度も記憶を持ったまま転生する自分などの命よりも、一度きりの人生を全力で生きている他者の命の方が尊いと考えている為である。
なお自身が傷ついた時の他者の気持ちは特に考えていない模様。これも自己肯定感が低い為である。
悪意に敏感で好意に鈍感。
悪意に敏感なのは必要だったから。そうでないと死ぬし、大切な人も死ぬ。好意に鈍感なのは自己肯定感が低い為。
美味しいものを食べるのが好き。とある極東の島国に転生した時に食に目覚めた。その影響でインベントリの中身は食材と調理器具、レシピが殆どを占めるという……。
戦闘能力。
転生を繰り返すのはスキル『魂源輪廻』の効果。今までの前世の力を引き出すことができるスキル。
何故か機能不全を起こしており、一部しか力が使えない。
現在使えるのは『鬼人族』・『吸血鬼』・『呪人族』・『普人族』。
戦撃と言う特殊な技を使う。魔力と生命力を呼吸と共に空気中の魔素と混ぜ合わせ闘気として生成し、世界のシステムの助力を借りて放つ強力な技。世界のシステムの助力はステータスなどにも存在している。
技は型が固定。必要な構えを取ると戦撃が発動する。モーション固定なので技によっては隙が大きい。
メインウェポンは槍。足技主体の近接格闘と魔術をサポートに戦闘を構築する。魔法は下手だが今世は風はまともに使える。
磨き上げた槍の技術に関しては並ぶものがいないレベル。曲芸レベルのことを易々とこなすが、見るものが見れば教科書的と評価する凡人の技術。例えるなら家を作る基礎部分だけで城を作ったようなもの。何を言っているかわからないと思うが、作者もよくわかっていないない。努力のバケモノ。この半年でサビ落としをした。
格闘技は強め。魔術は普通。魔法はカス。全部槍で戦うためのサポートの技術。圧倒的なスペック差や初見殺し、もしくは理不尽な特殊能力がなく、槍の距離に捉えれば今では負けなし。
戦闘のセンスもなく、戦いの運び方が下手だったが今は改善されている。主人公が『師匠』と呼ぶ人物が矯正の一助となった。
戦い方故に戦いが長引くと徐々に相手を封殺していくスロースターター。
実は防御寄りのカウンタータイプ。記憶力が高い。
・【天帝】ヴィルゾナーダ
性別:女 種族:不明
主人公の今世の母親。『帝種』と呼ばれる魔物の頂点的存在の中で『天帝』と呼ばれ、その中でも強さはトップクラス。かなりの苛烈な性格だが今はかなり落ち着いた方。昔はかなり暴れていた。
同じ帝種でもあまり近づきたがらないレベル。人類からは一種の災害のような扱いで恐れられている。なにやったんですか……?
なお今のところ、良いところはあまりない模様。これから挽回なるか?
容姿は純白の羽を持った巨大な鳥。鳳凰とかそんな感じの荘厳なやつ。ジッとしてれば神聖さをかんじるかも……? なお本性。
性格は傍若無人で唯我独尊。年齢は不明。
とはいえ母親としての愛情は強いよう。
主人公がはぐれた後、子鳥達がある程度育った後は探知の魔法の反応を求めて大陸中を飛び回っていた。まさか別大陸にいるとは思っていなかった。
主人公の反応がなくなってからはひどく悲しみながらも、子供の世話を続け、遂にストレス解消のために人類に八つ当たりをしようとした。本性現したね。
魔物としての常識があるため、中身が人間寄りの主人公とは認識の齟齬がある。だが戦いを経て歩み寄る姿勢を見せてくれた。それも彼女なりの愛ゆえ。
戦闘能力。フレーバーテキストでお楽しみください。
『境天同致』……我ゆえに天ありて、天すなわち我なり。
『天網皆芥』……天の元に皆平等に塵芥に同じ。
『我意天変』……我こそが天なれば、天の全ては我が意のままに。
『天意無法』……天とは揺るがされる事なき至高なれば、何人も縛ること能わず。
『天羽破斬』……天から遣わされし羽は、万象まといて破する斬撃とならん。
『????』……????
etc。
※なおスキルは現在進行形で考案中のもののため、今後の展開とは違いが生まれる可能性があることをご考慮ください。
主人公とは近距離で戦ったこともあったが、本来は遠距離範囲アタッカータイプ。南の大陸全域で天候が悪くなるくらいには影響範囲が広い。普段戦うときは近づいたりしない。未だ全力は出していない。
・ミル
性別:女 種族:人間
一応メインヒロイン枠その1。リヒトの幼なじみ。今のところ出番はほとんど無い。2章では活躍して貰う予定。
幼なじみのリヒトと同じ村で育った。冒険者としてリヒトと一緒に依頼を熟しているとき天帝に命を救われると同時に巣に攫われた。その後料理で自らの人権を獲得する。巣での生活に慣れてからは主人公を妹のように扱い、メルという名前をプレゼントした。
性格は明るく前向き。一人称があたしで人懐っこい。14歳。
容姿は腰まで流れる金髪。性格と同じで、明るい印象を与えるかわいさがある。なにがとは言わないが普通。
冒険者のお姉さんに教えてもらった魔法を使って戦う。村のおばあさんに薬草学を教えてもらった。ぶっちゃけ戦闘は強くない。
敵から離れて魔法を打って、怪我した味方は薬で治療する遠距離ヒーラータイプ。気休め程度の護身術が使える。
・リヒト
性別:男 種族:人間
メインヒーロー枠その1。なお出番。ミルの幼なじみ。
ヴィルズ大森林の浅層~中層までの魔物一匹にボコボコにされるくらい弱かったが、天帝にミルを連れて行かれてから、なにかがあったのか急激に強さを増した。
ミル曰く、再会したときに性格に違和感があったらしい。色々あって白蛇聖教に勇者として扱われている。本人は勇者呼びに不服な模様。
一人称が「俺→僕→俺(現在)」となっている。
性格は元気いっぱいな生意気小僧だった。ヴィルズ大森林から帰ってきてからはかなり落ち着いたらしい。かなりの仲間思い。
髪は焦げ茶色で瞳は黒。笑うとやんちゃな印象を与えるイケメン。14歳。
剣をメインウェポンとして扱うが不思議なオーラを剣にまとう。魔法も使えるように。弱っていたとは言え、天帝と戦えるほどの実力。コアイマも倒した。
近距離メインで中~遠距離も戦える万能アタッカー。
・ワイバーン(名無し)
性別:オス 種族:???ワイバーン
メインヒーロー(?)枠その2。元々タダのモブモンスター。川で生き残ったのはその場の流れで、倒すつもりだった。
その後、フレイさんに主人公の名前を結果として教えることになったり、今いる場所が別の大陸疑惑を発覚させたり、主人公の鳥の本能を引き出したり、霊峰ラーゲンでは主人公の出身地を発覚させたりと隠れた有能キャラ。こいつが生きていたことで、後の展開がかなり楽になった。こいつがいなかったら今考えても展開が詰みそう。はれて出世した。
性格は天真爛漫で自由奔放。子供っぽい。龍帝の末っ子。一人称は龍帝を真似して「われ」。
・半年前の情報
容姿。顔はトカゲ、体はプテラノドンみたいな翼竜タイプ。翼に爪が付いている。黒がメインの体色で、稲妻のような線が両脇にある。ワイバーン換算だと小学生。つまりショタ。
戦闘方法はブレスがメイン。属性は炎と雷。接近して爪で引き裂いたり、翼や尾で叩いたり、牙で噛みついたりもする。
翼竜としての飛行能力を活かした遠距離遊撃タイプ。一応竜種なので結構タフ。
なお半年後は……。
・フレイ
性別:女 種族:人間
メインヒロイン枠その2。
元々タダのモブ冒険者さん。主人公すげーするために起用されたが、主人公にのめり込む理由を考えるうちにメイン枠を勝ち取った。結構暗い過去がある。同じ孤児院出身のログとターフとパーティーを組んで冒険者をしている。
主人公に出会ってすぐ「小さいのに自身より大きな奴に挑める強くてすごいやつ」という理想を貼り付け自分の理想を当てはめてのめり込んでいたが、逆に「強くてすごいやつだけどまだまだ小さい子」と認識してからは守護らなければという思いを抱く。なお主人公が人化してかわいい女の子になると別の意味でのめり込んだ模様。隙あらばスキンシップを取ろうとする。フレイさん?
主人公に強い恩を感じるようになり、強さでも横に並びたいと願うように。
性格は姉御肌で強気だが、仲良くなった後の主人公の前では弱音を吐くこともしばしば。実は寂しがり。一人称は「あたい」。孤児院出身で女ということもあり、周りに舐められないタメの牽制のようなものが始まり。
燃えるような赤髪。目元がちょっと上がっていて鋭い。勝ち気な印象を与える美少女。19歳。なにがとは言わないがでかい。
炎の魔法を短杖で使う。遠距離魔法アタッカー。
半年後は炎獅子の大魔女と言われているらしい。Bランク冒険者だったが半年でSランクになった。覚悟完了からの成長速度がおかしい。強くなれた要因の一端は主人公との別れ際の一幕に秘密がある。
・メリィ
性別:女 種族:獣人(羊)
メインヒロイン枠?その3。その正体はジャシン教の幹部。教祖をボスと呼んでいる。
一応ヒロイン枠だが、正ヒロインになれるかは彼女の過去から未来の所行で決まる。霊峰ラーゲンで仕事をしている最中に主人公と出会う。見つけたもふもふを愛でていたら突然人型になったのでびっくりしたが、気を取り直して翼をもふもふするくらいにはマイペース。
普段は眠たげで目は半分閉じられている。垂れ目でゆるふわした印象を受ける美少女。座ると地面が金色に覆われるほどの金髪で立つとふわっと広がっている。サファイアのような綺麗な瞳。なにがとは言わないがヤバい。
性格は基本ゆるふわマイペース。ちょっと天然。
首に付けた鈴の音は強力な睡眠誘導の効果を持つ。鈴を媒介にしたスキル。かなり強力な効果で、油断していた龍帝と周辺一帯のドラゴンの群れを強制的に眠らせて制圧出来るほど。お察しの通り聞こえなければ効果は無いが、動く度に鳴る鈴に睡眠効果が乗っているので戦いの最中に防ぐことは難しい、単純だが強力無比な能力。耳栓でもすればかなりの対策になるが、五感の一つが潰されることになるため、どっちにしろ不利。これをどうにか出来ないと戦いの土俵にすら上がれない。
目を覚ますために自分の脚を刺した主人公にはびっくりして、その後鼓膜を破いたのはちょっと引いた。
周辺が凍るほどの冷気を放出する能力を持つ。身を切るような寒さは長く相対すると体を芯から凍えさせ、深い眠りへと誘っていく。鈴の音と合わせてかなりの睡眠誘導効果がある。エグイ。能力としては単体でも強力で氷柱を出したりもできる。
獣人故に身体能力も高く、ゴツいガントレットを着けての徒手空拳も出来る。眠気に襲われた主人公の槍を抑えるくらいには強い。かなり強い。
雷を放出する能力も持つ。睡眠誘導と相性が悪いために普段は全くお披露目されない能力だが、主人公は初戦で引っ張り出した。眠らせられないなら昏倒させれば良いじゃ無いとばかりに、雷で自己強化して超高速近接戦闘を仕掛けてくる。もちろん遠距離攻撃もできる。
冷気と雷を放出する能力ゆえ、それに対して強力な耐性を持つ。
ジャシンの影から間一髪で助けてくれた主人公にちょっとキュンときた。誰に吹き込まれたのか、お礼はこうすると良いよ聞いていたので、主人公のほっぺにちゅーした。
それはそうとして慌てふためいている主人公をよそに転移の効果が秘められた石を使って撤退するくらいにはマイペースで強か。
最初は主人公をもふもふとしてしか見ていなかったが、今はかなり興味を抱いている。
妥当主人公に向け半年間修行をしていたようだが……?
・アモーレ
性別:女 種族:人間
メインヒロイン枠その4。
中央の島国セントラルクスを通過する際、ただ通るだけだとなぁと思って作者が色々考えていたら、気づけば塔の最上階で軟禁されていた大聖女。思いついたのが主人公がバリスタ連射されていたとき。
なおキーパーソンの模様。投稿直前で現れるキーパーソンとは??
聖女はコアイマに狙われる。並みの聖女より影響力が強いとされる大聖女である彼女は物心ついた時には白蛇聖教の総本山で丁重に軟禁状態。外の世界を目で見たことがないゆえ自由への憧れが強い。同時に死ぬまで自由は来ないだろうと諦めもあった。天涯孤独の身。きゅーさい。
そんな時に現れた鳥(主人公)。セントラルクスには鳥はいない。鳥は本の中だけの存在だった。アモーレにとっての自由の象徴のような存在になっていた憧れは、遂には身近な友達になる。様々な葛藤を乗り越え、再会を約束し、主人公を自由な空へと送り出した。
肩まで伸ばしたシルクのような綺麗な白髪。大きな瞳は暖かなトパーズ色。小さなお鼻がちょこんとかわいらしい幼女。なにがとは言わないが貧。
戦闘能力は不明。回復能力が使える。白鱗騎士団の監視をかいくぐって逃げ出せるらしい。
半年後はセントラルクスでアイドルになっている。白蛇聖教の最高責任者である、最高司祭は様々な理由から頭を抱えている。
☆ 補足 ☆
・お姉様
性別:お姉様 種族:お姉様。
「どーん!お姉ちゃんだゾ☆」
・リブ
性別:女 種族:人間
状態異常が効かない天帝に状態異常を通したぶっ壊れスキル持ち。本体はさして強くない。
それでもさすがに普通の冒険者くらいには負けない。
『打出の小槌:天秤』……事象の大小を変化させる。かなり制限があるが、効果だけでみれば壊れ性能。天帝が小さくなったのは、スキルなどの存在の格そのものから小さくしたため。
・ユニ・クラリオン
性別:女 種族:人間
過去話で初めて明確に名前が出た人物。乙女ゲーみたいなシチュエーションで、男に一切見向きもせず、主人公の元に足繁く通っていた。ルートおかしくない?
やがてスキルのランクで格付けをする社会に疑問を持ち、それを変えようと志した革命家。ルートおかしくない?(二度目)。なお歴史に名を残した模様。
金髪碧眼のヒロインちゃん。努力家。戦闘能力は皆無だが色々できる。
『キセキ』……奇跡とはただ待っていても訪れはしない。何かを求め、ひたむきに努力し、前を向いて描かれた軌跡の先にのみ訪れるのだ。スキルの力に溺れ、雛鳥のように奇跡を心待ちにするようではなにも成すことは出来ず、やがて破滅が訪れるだろう。
人とは存外弱い生き物。与えられるものが当然だと思うようになるのにさほど時間はいらない。これは悪魔の契約のようなもの。心が弱ければ堕落に飲み込まれる。




